2007年12月1日土曜日

Google、無線周波数獲得に向けて単独で動く

ニュース記事
Google、周波数競売への単独参加を表明 - ITmedia News

 米Googleは11月30日、米連邦通信委員会(FCC)が2008年1月に開催する無線周波数(700MHz帯)競売に参加すると発表した。他社とは手を組まず、単独で入札を行うという。

 競売対象のうち「Cブロック」については、落札価格が46億ドルを上回った場合、落札者は端末やアプリケーションを問わないアクセス提供を行う義務がある。これは、GoogleがFCCに対し、競売ルールに盛り込むよう働き掛けてきた「オープン化」条項の一部。Wall Street Journalなどの報道によると、GoogleはこのCブロックの入札に照準を絞っているという。

 「この競売の真の勝者は、インターネットアクセスへのより多くの選択肢を手にするアメリカの消費者だ」とエリック・シュミット会長兼CEO。競売への参加について「当社の理念のあるところに資金を使うことが重要」とコメントしている。

 Googleは、提出期限の12月3日に、競売参加申し込みをFCCに提出する予定。競売は、2008年1月24日から行われる。


- このニュースの感想 -

 米国の700MHz帯の周波数は現在、2009年2月に終了する予定のアナログ・テレビの周波数として利用されているようです。米国連邦通信委員会(FCC)はこれを、商用サービスを含む無線サービスに利用、ブロードバンドの第3のパイプとして期待を寄せているようです。

 そんな中で、Googleが携帯電話事業へ参入するという噂が現実となり、先日は携帯向けオープンプラットフォーム「Android」が発表されたようです。Googleが700MHz帯の周波数を獲得した場合、それをきっかけにGoogleの技術を詰め込んだケータイが登場するかもしれませんね。

 インターネット検索エンジン大手のGoogleですが、果たしてどこまで大きくなるのでしょうか。動画共有のYoutubeや、広告配信のGoogle Adsense、アクセス解析のGoogle Analytics…etc

 Googleは個人的に好きですが、どこぞの企業のように独占的なサービスばかりにはならないで欲しいです。

関連リンク
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