2007年12月6日木曜日

マルチOS対応のウィルス配布

ニュース記事
ターゲットはWindowsから「マルチOS」へ、トレンドマイクロ調査 - Internet Watch

 トレンドマイクロは6日、11月度のウイルス感染被害レポートを発表した。それによれば、ユーザーが利用しているOS環境にあわせた不正プログラムを配布するサイトが確認されたとして、今後は「マルチOS対応の不正サイト」に警戒が必要だとしている。

 ウイルス感染被害の報告数は3,535件で、先月(4,950件)から約3割減少し、2007年では最少の報告数だった。ただし、ウイルスの発生や感染は、沈静化の後に活発化する傾向もあり、クリスマスなどのイベントが立て混む年末に向けて、ウイルス感染被害が増える可能性もあるとしている。

 また、20件の感染被害報告が寄せられた「HTML_IFRAME」は、近年の「Webからの脅威」の代表例の一つであると指摘。この不正プログラムは、Webページにインラインフレームを設定するHTML言語のタグであり、悪意あるユーザーはこれを使用してWebページのリダイレクト先を自由に設定できる。これにより、ユーザーは気づかないうちに不正サイトに誘導され、情報漏洩機能などを持つ不正プログラムに感染する。


- このニュースの感想 -

 さまざまなOSに対応するWebサイトというのは、「互換性が高い」という意味で優秀だとは思いますが、配布しているファイルがウィルスとなると迷惑なだけですね。ウィルス感染の予防策としては、やはり怪しいファイルは「落とさず」「触らず」「近づかず」。怪しいファイルをダウンロードしたり起動したりしなければ、多少なれどパソコンを危険から守ることもできると思うんですね。

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