2007年9月30日日曜日

Let's note Tシリーズ「CF-T7」、"何が加えられ何が削られたのか"

ITmediaの記事で、松下電器産業の「Let's note Tシリーズ」の今秋冬モデル「CF-T7」について、"何が加えられ何が削られたのか"について紹介している。

CF-T7では、先行して筐体を一新させたLet's note Rシリーズにほぼ準じた、堅牢性能を高めるための変更が施されているとのこと。また「キーボードの全面防滴」も、キーボードユニットの下に防水シートと排水路を用意し、バイタルパートを防御しつつ水を筐体の外へ排出する方法で実現したという。また、CPUにCore 2 Duo U7500(1.06GHz)を搭載、チップセットにはIntel GM965 Expressを採用したとのこと。無線LANコントローラのIntel Wireless WiFi Link 4965AGNと合わせて、ついにCF-T7に"Santa Rosa"世代のCentrinoが導入されたといえる。

しかし、新チップセットの採用で筐体内部の発熱量が増加、従来からのファンレスシステムでは対処できなくなってしまったようだ。そのため、冷却効率を考慮しファンを内蔵することになったという。また、HDDを衝撃から保護する低反発ダンパーを厚くするため、HDDの搭載場所が変更されたようだ。これに伴いバッテリーパックを小型化。結果、"T"シリーズの持ち味だった「バッテリーの駆動時間」が大きく削られてしまったようだ。

カタログスペックでは"12時間"を超え、日中ずっと運用していてもバッテリーが残っている“T”シリーズは、バッテリー駆動時間を重視する携帯ノートPCユーザーにとって"唯一無比"の選択肢であった。CF-T7では、"T"の存在意義ともいうべきバッテリー駆動時間を捨てて、"Santa Rosa"という最新のプラットフォームとパフォーマンス、そして堅牢性能と軽量化を手に入れたことになる。

記事: ITmedia +D PC USER:“T”の存在意義をどこに見出すか──松下電器産業「Let'snote LIGHT CF-T7」


松下電器産業は何を考えているのか――思わずこんな言葉が出てしまう記事でした。やっぱり今秋冬も出るのLet's note Tシリーズは"Wシリーズ"の廉価版としか思えません。

記事中には、「HDDを衝撃から保護する低反発ダンパーを厚くするためにHDDの搭載場所が変更され、その影響でバッテリーパックのサイズが小さくなってしまったと松下電器産業は説明している」との文がありました。HDDは衝撃に弱いですし、"タフモバイル"を掲げるLet's noteにとって保護に重点を置きたいのはわかります。加えて、Tシリーズは光学ドライブを搭載しないモデルなので、リカバリデータはHDD保存されているとのこと。Tシリーズにおいて、HDDの保護が大切なのは言うまでもありません。

ところで前から気になっていたのですが、Let's note にはなぜSSDが搭載されないのでしょうか。価格は少々上がってしまうかもしれませんが、SSDなら耐衝撃性や省電力性に優れています。SSDを搭載できないとしても、1.8インチHDDを保護ケースに包んで搭載する方法もあったのではないでしょうか。

Let'snoteの伝統だった「ファンレス」もなくなり、失ったものは大きいと思います。


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松下電器産業のモバイルPC、Let's noteが全面的にSanta Rosa世代へ

日立製作所、HGSTの営業損益が330億円を超える見通し

IT-PLUSの記事によると、パソコンなどに組み込むハードディスク駆動装置(HDD)事業で、日立製作所の不振が長引いているという。夏前までの大幅な価格下落が響き、全額出資している米子会社の2008年3月期の営業損益は330億円を超える赤字となる見通しのようだ。赤字は米IBMからHDD事業を買収して以来5年連続とのこと。これは日立の業績伸び悩みの一因にもなっており、08年3月期での黒字化を公約した日立は生産拠点の統廃合など抜本策を迫られそうだという。

全額出資のHDD製造子会社は、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)。年間売り上げは約6400億円で、日立金属、日立化成工業と同規模の主力グループ企業だ。

記事: IT-PLUS:日立、HDD赤字330億円――米子会社、今期見通し


日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)といえば、Western DigitalやSeagateなどと同じく有名なHDDメーカーで、とりわけ人気のあるブランドです。確か、1TB容量HDDを世界で始めて発売したのもHGSTでした。そんなHGSTが赤字だったというのを、私は今日初めて知りました。

HDDはSeagate派な私ですが、サブPCのHDDは確かHGSTだったような気がします。過酷な使用状況下においてもしっかりと稼動するHDDなので、サブPCのHDDはこのままHGSTにしてもいいと思っています。とりあえず、日立製作所がHDD事業から撤退することだけはないと思いたいですね。


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磁性薄膜技術を転用、TDKが次世代メモリー開発へ

IT-PLUSの記事によると、TDKは磁性材料を使う次世代半導体メモリー「MRAM」を開発したとのこと。主力事業のハードディスク駆動装置(HDD)用ヘッドの開発で培った磁性薄膜技術を転用したとのことだ。早ければ2008年中に量産を始めるという。

MRAMは電源を切っても情報が消えず、HDDなどと比べてデータの読み書きが高速なようだ。デジタル機器の起動時間を大幅に短縮できることから、ノートパソコンや携帯電話などの記憶装置として、採用が有望視されているとのこと。現在米フリースケール・セミコンダクタが商品化しており、東芝など他の半導体各社も開発を進めているとのこと。

記事: IT-PLUS:TDK、次世代メモリー開発・磁性薄膜技術を転用


以前TDKが、半導体フラッシュメモリーを媒体とした記憶装置ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の事業に参入すると表明しましたが、そのSSDと今回の記事のMRAMは何か関係があるのか疑問に思ったので、とりあえずf調べてみました。まず、MRAMというのはMagnetoresistive Random Access Memory の略語で、"マグネット"という名前のとおり"磁気によってデータを記憶する”メモリの一種のようです。なお、今のところ軍事・宇宙開発などの特殊な用途でしか実用化されていないようです。

つまりは、TDK製のSSDには"MRAMが採用される可能性がある"というところでしょうか。メモリとしての品質はなかなか良さそうなので、TDK製のSSDにも期待できそうな気がしてきました。


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MRAM - Google 検索

2007年9月29日土曜日

XPでInternet Explorer 7のエラーが頻発、Vistaでは大丈夫

メインPCのOSをWindows XPに変更して以来、Internet Explorer 7(IE7)のエラーが頻発しています。実のところ、Windows Vistaではこのエラーを拝むことは一度もありませんでした。通常のWebページ閲覧や情報収集時にはOpera 9.23を使っているのですが、一部のサイトはInternet Explorer以外で正常に動作しないなどの事情からIEとの縁は切っても切りきれないところがあります。



IE以外で正常に動作しない一部のサイトには、Bloggerの編集画面や通販の注文ページが含まれます。やはりWebブラウザのデファクトスタンダード(基本・標準)はIEとされているようで、Operaでは限界があります。なおWebページの表示方式で、IEと比較的互換性の高いソフト「Mozilla Firefox」もあります。対策としてはこれを使っても良いかもしれませんが、インストールが面倒くさいし、ブラウザが増えるとブックマークの管理が面倒くさくなってしまうのが痛いですね。


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Panda Securityとお祈りパンダ――ウィルスはセキュリティ企業が作った?

ITmediaの記事によると、「コンピュータウイルスは、ウイルス対策ソフトメーカーが自分たちで作っているのではないか」ということを、セキュリティ企業のPanda Securityがブログで取り上げているとのこと。ブログを執筆したルイス・コロンズ氏は、記者だけでなく、友人や家族からも同じようなことをよく聞かれると告白。特に今回は、中国のパンダウイルス騒動を受け、「Panda Securityは何らかの形でこのウイルスに関与しているのか」と、ある記者から質問されたという。

通称「お祈りパンダ」ウイルス(Fujacks、中国名「熊猫焼香」)は、感染したコンピュータのアイコンをパンダの図柄に変えてしまったり、ゲームユーザーの情報を盗み出す機能を持っているとのこと。もちろんこのウイルスを作成したのはPanda Securityではなく、作者が中国で実刑判決を言い渡されているのがその証拠であると、コロンズ氏は指摘しているようだ。

記事: ITmedia エンタープライズ:セキュリティ企業に「お祈りパンダ」関与疑惑?


あまり考えたくないことですが、セキュリティ企業がウィルスを作っているという可能性もあるかもしれません。どのメーカーも似たような製品になってしまうセキュリティ対策ソフトのマーケティングにおいて、他社製品との差別化を図れるのは「いかに多くの脅威からパソコンを守れるか」というのを示した、「ウィルスの検出率」といえます。


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Panda Labsのブログ記事

Windows Home Server解禁、秋葉原では深夜販売イベント

ITmediaの記事によると、9月28日の深夜0時、秋葉原では「Windows Home Server」の深夜販売イベントが決行され、全体で100人ほどが"アキバに集結"した模様。今回 家庭用サーバOS「Windows Home Server」の深夜販売を行ったのは、TSUKUMO eX.とツートップ秋葉原本店、ドスパラ秋葉原本店、クレバリー2号店の4店舗とのこと。28日21時から22時半にかけて、各ショップが店のシャッターを開き、プレイベントを開催したようだ。23時過ぎになると徐々に観衆が集まり、店の周りには威勢のいい掛け声や拍手などが響くようになったとのこと。

TSUKUMO eX.はOSの購入希望者に引換券を配布し、23時から店の前でダーツ大会を行ったとのこと。ダーツ大会の挑戦者を先着100名としていた点を見ると、予想よりも少ない観衆となったようだ。やはり、これまでの深夜発売イベントに比べても人の数は少ないかった模様。しかし、そんな寂しさも感じさせないほど盛り上がりを見せていたとのこと。

記事: ITmedia +D PC USER:「でも、逆に楽しかった」――Windows Home Server深夜販売を終えて


やはり"深夜販売"のイベントは楽しそうですね。別記事で、「イベントばかりやっていると、"お祭りとしての価値"を損なってしまわないか」という指摘もありましたが、お祭りは大好きですので大歓迎です。個人的には、もういくらでもやっちゃってくださいと言いたい気分ですね。しかし、そんな私は田舎に住んでいるためイベントには参加できず、こうしてイベントの内容を調べて楽しむことくらいしかできません。

さて、ついに解禁となりましたWindows Home Server。私自身は買いませんし、たぶん買ってもそんなに使わないでしょう。しかし、だからこそちょっと触ってみたいというのは、以前のブログ記事でも書いたとおりです。やはり田舎ではWindows Home Serverの店頭体験はできないでしょうから、秋葉原あたりに出かけたいところです。


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2007年9月28日金曜日

オークションはYahoo!、WebメールはMSN、検索はGoogle

@ITの記事によると、ネットレイティングスは8月28日、2007年7月度のインターネット利用動向を発表したとのこと。主要ポータルサイトの総利用時間を計った調査結果で、Yahoo! Japanが86億3034万分でトップだった。2位はMSN/Windows Liveの4億8000万分、3位はGoogleの4億6000万分、4位がgooの4億2000万分だったとのこと。Yahoo! Japanは、2位となったMSN/Windows Liveの18倍の利用時間となり、圧倒的な規模を誇っているのがわかる。Yahoo! Japanはユーザー1人当たりの平均利用時間でもトップ(3時間30分)だった。

メールサービスのポータルであるMSN/Windows Liveは、利用時間の34%がHotmail/Windows Live Mailに使われている。機能強化を進めている検索は17%となったようだ。また、Googleは利用時間の74%が検索サービスに費やされており、Gmailの6%、Google Image Searchの5%などが続いているようだ。

記事: @IT:利用時間で分かる「競売はヤフー、メールはMSN、検索はGoogle」


Webメールは複数のサービスを用途に分けて使用していますが、利用頻度が高いのはHotmailだったりします。というのは、Windows Livew Messengerを使用しているので連携機能の恩恵が受けられるからです。メールが届くとデスクトップ右下に通知が来るので、これは便利です。「メールの通知ならメールクライアントソフトでも使えば良いのではないか?」との意見もありますが、Webブラウザを使って作業したほうが何かとやりやすいゆえに、メッセンジャーソフトでの通知にしています。


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Googleのサイト可用性、日本語版は99.997%で世界5位

@ITの記事によると、スウェーデンWebサイト調査会社Pingdomは9月26日、各国のGoogleサイトのダウンタイムを調査した結果を発表したとのこと。最もダウンタイムが短いのはブラジル版Googleで、年間3分しかダウンしないという。なお、日本は15分で国別では5番目にダウンタイムが短いようだ。

ブラジル版Googleサイトの可用性は99.999%、日本は99.997%となる。ブラジルに続くのはオランダ、インド、タイで、そして5番目が日本。米国は26番目と低迷していおり、年間ダウンタイムは31分。各国にある32のGoogleサイトの平均ダウンタイムは年間23分となっているようだ。

Pingdomが「興味深い」としているのは、各国のインフラとGoogleのダウンタイムに相関関係がないこと。比較的ネットインフラが脆弱とされるブラジルやインド、タイが上位にいるのに対して、インフラが整備されているスウェーデンは48分のダウンタイムで、32のGoogleサイトの中で最下位となっているようだ。そしてPingdomは、「それでも可用性で99.99%を下回るGoogleサイトが1つもないことは驚くべきことだ」としている。

記事: @IT:ブラジルのGoogleは年間3分しかダウンしない、日本は15分



先日はGoogleが9周年ということで、ロゴが「Goo9le」となっていました。左のスクリーンショットのように、記念撮影をしたのは言うまでもありません。Googleというブランドは比較的好きなので、こういうお祝い事には素直に乗りたいですね。

ところで、「8周年」のときは「Goo8le」となっていたのですが、それ以前はどのようなロゴだったのかわかりません。やっぱり、「Google」の文字に数字を組み込んだ形になっていたのでしょうか…。また、「10周年」のときにどのようなロゴが使われるのかも楽しみですね。


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Pingdomの調査結果
Google AppsはMicrosoft Officeキラーになるか(@IT)
Google 9周年 - Google 検索

Windows XPの販売期間が延長、2008年6月30日まで供給

@ITの記事によると、米マイクロソフトは現地時間9月27日、Windows XPの販売期間を5カ月延長する発表をしたとのこと。今回の発表により、正規版、OEM版ともに2008年6月30日まで販売されることになったようだ。また ハードウェア性能に制限がある新興国市場向けには、廉価版のWindows XP Starter Editionを2010年6月30日まで販売する。これは、OEMパートナーや顧客からのリクエストに応える形で決定したとのこと。

Windows製品は発売後4年間提供するというポリシーがあるが、マイクロソフトのWindows製品担当ッ者は「Windows Vistaを導入した顧客からはよい評価を得ていることに満足しているが、その一方でWindows Vistaに移行するのに、もう少し時間が必要な顧客もいる」とコメントしたようだ。

記事: @IT:XPの販売期間を5カ月延長


Windows Vistaは確かに次世代的なOSかもしれませんが、動作に必要なハードウェア要件が厳しいとの見方も多く、また現在は発売からあまり期間も経っていないことから導入を見送りたいというユーザーもいます。ニーズに対応して販売を継続する決定は、かなり賢明な選択だったと思います。また、今回のマイクロソフトの発表はWindows XPの根強い存在を確かなものとし、かつマイクロソフトのサービスに対するユーザーの評価を上げることになると思います。


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2007年9月27日木曜日

Webブラウザのプラグインにおける脆弱性が脅威、ActiveXやQuickTime

@ITの記事によると、米国セキュリティ企業のシマンテックは、インターネット上の脅威について説明する「インターネットセキュリティ脅威レポート」の最新版を公開したとのこと。米シマンテックの担当者は、「脆弱性の悪用がOSそのものからWebブラウザのプラグインに移ってきている」と説明、注意を呼びかけたという。

シマンテックが米国時間9月17日に公開したレポートによると、Webブラウザのプラグインの脆弱性は2007年は1-6月だけで237件と、2006年通年の108件から急増していることがわかった。Webブラウザのプラグインにおける脆弱性は、しばしば悪意のあるソフトウェアのインストールに悪用されるとの指摘があった。

見つかった脆弱性のうち、最も多いのはActiveXコントロールに関した脆弱性。ActiveX自体がとてもポピュラーで広く使われているゆえに、2007年1-6月では実に89%がActiveXコントロールの脆弱性だという。2006年通年と比べて31ポイントも増加しており、ユーザーがActiveXを使う場合、Windows Updateを適切に行うなどPCを最新の状態にすることが重要のようだ。なお、 ActiveX以外のプラグインの脆弱性ではQuick Time(8%)やJava(2%)が報告されたとのこと。

記事: @IT:ブラウザプラグインの脆弱性が急増、ActiveXはやはり危険か


ActiveXやActiveXコントロールというのは、Windows標準のブラウザとして広く普及しているInternet Explorer(IE)のプラグインに使われることが多い技術です。Windows UpdateやIEにおけるフラッシュムービーの再生なども、すべてこのActiveXコントロールを利用しています。ActiveXコントロールの普及率=Windowsの普及率と考えても過言ではないほど、広まっているのではないでしょうか。聞くところによると便利な技術なようですが、悪意のあるコードが含まれているActiveXコントロールは個人のフォルダに不正アクセスし、情報を盗み取るということもできてしまうとのこと。便利であるがゆえか、恐ろしい脅威となりますね。

ちなみに私は、通常のWebページ閲覧や基本的な情報収集にOperaを使い、作成したWebページのプレビューやIEでしか利用できないサイト(Windows Updateなど)ではIEを使うなど、ある程度使い分けをしています。最近ではこのような"Webブラウザの使い分け"が一般化してきているようで、今年1月の時点でIEのユーザーは85.81%(OneStat.com調べ)まで落ち込み、Firefoxを代表とする他社製Webブラウザ利用者が増えているようです。


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1月のブラウザシェア、IE 7が10%超え(ITmedia)

最多はWebメール、米国の家庭のおよそ3人に1人がWebアプリを常用

@ITの記事によると、米国コンサルティング会社のRubicon Consultingは9月25日、家庭でPCを使っている米国の成人2000人を対象にした、Webアプリケーションの利用状況に関するレポートを発表したとのこと。レポートによると、半数以上のユーザーが一度はWebアプリを使ったことがあると回答。37%が少なくとも1つのWebアプリを常用していると答えたという。

しかし、Webアプリのカテゴリによって普及の度合いは異なるとのこと。最も利用されているWebアプリは電子メールで、常用していると答えたユーザーの90%が利用しているようだ。次にゲームや音楽、写真編集が続く。最近のWebアプリではワープロや表計算が注目されているが、Rubicon Consultingのレポートによるとワープロは10%台、表計算は10%未満の利用率にとどまっているとのこと。

Webアプリが今後も拡大する上での最大の課題はセキュリティとRubicon Consultingは指摘する。「メジャーなWebアプリで大規模なセキュリティ問題が発覚すれば、潜在的なユーザーの不安が爆発する」とし、「セキュリティを確保することはWebアプリ提供企業にとってとても重要だ」と訴えているとのこと。

記事: @IT:3人に1人がWebアプリを常用、最多はメール


Webメールは、私もかなり常用しています。いくつかのサービスを併用していて、Gmailは大切な仕事用、Hotmailは常用、Yahoo!メールはメールマガジンや情報の購読に割り当てています。メールを送受信するソフトの「Outlook Express」や「Thunderbird」などは複数のメールアドレスの一括管理に便利ですが、パソコンとインターネット接続環境とWebブラウザさえあれば「どこからでもメールを送受信できる」Webメールほど優秀ではありません。

インターンネットを介してソフトウェアやサービスを利用することは、その行動を第三者に傍受される危険性と常に隣り合わせですが、もうWebサービスなしでは生きていけないかもしれません。だからこそ、安全に利用できるできるよう自分のアカウントやメールアドレスは最低限自分で管理しなければなりませんね。


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IBMの無料オフィススイート「Lotus Symphony」、1週間で10万ダウンロード

@ITの記事によると、米IBMは9月26日、無償のオフィススイート「Lotus Symphony」のダウンロード数が公開1週間で10万件を超えたと発表したとのこと。また、Lotus SymphonyのWebサイトにはこの間に100万以上の訪問者があったという。

Lotus Symphonyはオープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org」をベースに作られたもので、ワープロ、表計算、プレゼンテーションの機能がある。IBMが7月末に発表したコラボレーションソフトウェア「IBM Lotus Notes/Lotus Domino 8」のオフィス機能と同等機能を持ち、ファイルフォーマットはOpen Document Format(ODF)とMicrosoft Officeをサポートしているとのこと。また、PDFの出力もサポートするという。

IBMはLotus Symphonyの公開後、ユーザーコミュニティが形成され、次期版についての要望が寄せられていると説明したようだ。IBMのサポートフォーラムへの投稿は、初日の100件から1日当たり600件まで増えているという。IBMはユーザーの意見を集めるため、Lotus SymphonyのWebサイトにユーザー投票の機能などを追加することを計画しているようだ。

記事: @IT:IBMの無償オフィスが10万ダウンロード


なお「Lotus Symphony」は、WindowsとLinux上で稼働するとのこと。Lotus Symphonyと、その
ベースとなったOpenOffice。どちらも使用したことが無いのでレビューができませんが、無料でありながらMicrosoftOfficeと同等の機能が使えるというのはおいしいですね。

ちなみに、「Portable OpenOffice」というソフトが存在します。これはOpenOfficeの"持ち運べる版"で、USBメモリやSDカードに保存して他のパソコンに簡単に導入できる手軽なソフトです。日本語で使うには一手間かけなければなりませんが、OpenOffice同様に無料で使うことができます。下の関連情報にあるような"フリーソフト紹介サイト"からダウンロードできます。


関連情報
プレスルーム - 米IBM(英語)
IBMがフリーのオフィススイート「Lotus Symphony」発表(@IT)
Portable OpenOffice.org USBドライブから起動できるOpenOffice - Cow&Scorpion

松下電器産業のモバイルPC、Let's noteが全面的にSanta Rosa世代へ

ITmediaの記事によると、松下電器産業は9月27日、Let's noteシリーズの新製品を発表したとのこと。秋モデルでは「W」「T」シリーズのフルモデルチェンジをはじめ、全モデルが"SantaRosa"世代のCentrinoに移行したようだ。また、同社直販サイト「マイレッツ倶楽部」では「冬の新色」と「Intel Turbo Memory」が用意される"限定モデル"も存在するとのこと。

小型ながらシェル型光学ドライブを内蔵する"Wシリーズ"の新モデル「CF-W7」は、さまざまな改良によって"R"と同等の堅牢性能を実現したようだ。キーボード全面防滴も導入され、キートップの取り付け部材もCF-W5より2倍強いものを採用、キートップを外れにくくするのなどの改良も施されているとのこと。内部構成では、Intel GM965 Expressチップセットを搭載したことで“SantaRosa”世代のCentrino仕様になった。これで有線LANもギガビットイーサに対応する。細かな変更点としては、従来2つだったUSB 2.0が3つに増やされていることなど。光学ドライブは従来の約59.9グラムから軽量化が進められたが、本体重量は1249グラムと従来モデルのCF-W5から39グラム増加しているようだ。実売価格は25万円前後とのこと。

Let'snote LIGHT Wシリーズと同サイズで光学ドライブを搭載しない"Tシリーズ"の新モデル「CF-T7」も、CF-W7と同様の変更が施されたようだ。従来は、長時間のバッテリー駆動を実現するために大型のバッテリーパックを搭載していたが、今回はCF-W7と同じバッテリーパックを採用することでバッテリー持続時間が約3時間短縮、約10時間の駆動にとどまったという。本体重量は91グラム軽くなり、1179グラムとなったとのこと。実売価格は 22万円前後のようだ。

14.1インチ液晶ディスプレイを搭載したLet's note "Yシリーズ"は、すでに従来モデルから"Santa Rosa"世代のCentrinoを採用。今回の新モデル「CF-Y7」ではCPUがCore 2 Duo L7500に変更された以外に内部変更は無いようだ。重量は約1510グラム、実売価格は27万円前後とのこと。また、10.4インチの液晶ディスプレイを搭載して重さ1キロを切る小型軽量ノート Let's note "Rシリーズ"は、「CF-R7」が新モデルとして登場する。変更点は、他のモデル同様にIntel GM965 Expressチップセットを搭載したことなど。実売価格は20万5000円前後だという。

Let's noteの開発スタッフによると、「CF-W7」 「CF-T7」 「CF-R7」において新世代チップセットの搭載があったことにより、筐体内部で発生する熱が増え、ファンレスで対応しようとすると冷却機構が重くなってしまうことからクーラーユニット用のファンを内蔵するのことになったとのこと。

記事: ITmedia +D PC USER:ついにファンレス断念─“Santa Rosa”を全面採用したLet'snote新モデル


「待ってました、Let's noteのモデルチェンジ!」と叫びたくなるような記事ですね。全モデルがIntel GM965 Expressを搭載することによって、有線LANがギガビットイーサが利用可能となりました。直販限定で用意された「ジェットブラック」にも、さらに磨きがかかったようでした。しかし、今回のフルモデルチェンジでは失ったものも大きいと思います。まず挙げられるのが、従来と比べて発熱量が大きくなってしまったこと。確かに性能は向上したようですが、これはいうまでも無く 時間使用における大敵となるでしょう。

また、バッテリーの持続時間がトップクラスだった「CF-T7」が、完全に「CF-W7」の廉価版になってしまった感じがします。記事の通り、「CF-W7」と「CF-T7」は仕様がほとんど同じでありながらも、「CF-W7」にはDVDスーパーマルチドライブが搭載されており、「CF-T7」の存在が機能簡略化モデルといった位置づけに思えて仕方が無いです。いままでは、Yシリーズはパフォーマンス、Wシリーズは小型オールインワン、Tシリーズは小型長時間バッテリー、Rシリーズは超小型堅牢といったように、各モデルにそれぞれ"他には無い魅力"が見られました。

Tシリーズから長時間バッテリーを取ったら、何が残るというのでしょうか。Let's noteは液晶の質を除けば"高品位なモバイルノート"ですから、"廉価版"のようなエントリー向けラインナップのような存在は必要ないと思います。個人的な意見ではありますが、今回のモデルチェンジは少し残念な結果でした。

関連情報
個人向けパソコン Let's note - Panasonic ホームページ
レッツノート、世界へ(@IT)

置くだけで急速充電、村田製作所とセイコーエプソンが共同開発

@ITの記事によると、村田製作所とセイコーエプソンは9月27日、ワイヤレスでモバイル機器の高速充電が行える「ワイヤレス急速充電システム」の共同開発に取り組むと発表したとのこと。村田製作所は電源回路設計技術や小型モジュール構造設計技術、それらに関わるシミュレーション技術に強みを持ち、エプソンは既に、電磁誘導を用いたワイヤレス充電システム「AirTrans」を製品化しているようだ。今回の開発では、3年以内の実用化を目指すとのこと。

従来1~2時間を要した充電時間が10~15分程度に短縮されるほか、ワイヤレス充電を可能にするとのこと。また接続のためのケーブルや端子が存在しないため、異なる機器で1つの充電器を共有できるという。原理的にはデバイス間での電力の伝送が可能であり、電源コンセントのない場所で充電済みの機器から、バッテリ切れの機器へ電力を移す応用も考えられるとのこと。

記事: @IT:置くだけでノートPCを十数分で充電


つい先ほどまでは"無線充電"なんて魔法の技術だと思っていましたが、これについては随分前から開発が進められており、現在では"電磁誘導方式"による充電システムが電気ひげそりや電動歯ブラシなど一部の電気機器で利用されているようです。ほとんどが調べてみたところほとんどが試作段階のようですが、今回の新開発の技術が応用された製品は、2008年中には評価用サンプルとして提供、2009年には製品の出荷を予定しているようです。


関連情報
村田製作所、セイコーエプソンが 『ワイヤレス急速充電システム』の共同開発 - エプソン ニュースリリース
電磁誘導方式 充電 - Google 検索

インターフェイスにタッチスクリーンを採用、「HP TouchSmart PC」

ITmediaの記事によると、日本ヒューレット・パッカード(HP)は9月27日、タッチスクリーンを採用した液晶一体型パソコン「HP TouchSmart PC」3モデルを発表、翌日から販売を開始するとのこと。AMDのノートPC用アーキテクチャを全面採用し、最上位モデルはメモリ容量が4GBのようだ。同社直販サイト「HP Directplus」での価格は、最下位モデルが17万8500円という。

HPは、このTouchSmart PCを同社が全世界に展開するコンシューマー向けデスクトップPCの中核となるものに位置付けているようだ。コンシューマー向けデスクトップPCの用途で、エンターテイメントが大半を占めているとのこと。TouchSmart PCはこれらの基本部分を押さえながらも、さらにコミュニケーションツールとして販売していきたいとしているようだ。

日本における他社の液晶一体型PCが必ずといって用意しているデジタルTVチューナーについては、現時点でTouchSmart PCに搭載されてないようだ。HP関係者の情報によると、日本向けのデジタルTVチューナーは現在 開発・検証中で、次のモデルには間に合わせたいとのこと。本機の液晶ディスプレイは19インチワイドとTVチューナーを持たない一体型PCとしては比較的大きめ。その理由の1つは将来的にTVチューナーを内蔵する予定があるためのようだ。

採用されているタッチスクリーンは感圧式や電磁誘導式とは異なり、パネルの隅に内蔵されたカメラで位置情報などを読み取るとのこと。そのため、余分なパネルやフィルムが不要になり、表示品質の劣化や画面の明るさ不足を解消しているようだ。また デザイン上の機能としては、背面部分に同社の小型フォトプリンタ「HP Photosmart A628」を設置できることが挙げられる。専用ミニケーブルが付属しており、あたかもプリンタ内蔵PCのような環境を実現可能とのこと。

記事
ITmedia +D PC USER:指1本操作のTouchインタフェースを採用した「HP TouchSmart PC」が登場
ITmedia +D PC USER:PCではない、コミュニケーションツールであるという「TouchSmart PC」をHPに聞く


最上位モデルの「IQ784jp」にはメモリが4GB搭載されていますが、OSがWindows Vista Home Premium 32bit版であるために動作が不安定になりそうな気がします。32bit版のOSはその性質上、認識できる搭載メモリ容量に制限があるようです。理論値では最大4GBとされているものの実質は3GB少ししか認識できないとの話を聞いたことがあります。またメモリ管理の能力についてもそれほど高くなく、大容量のメモリを搭載するには64bit版のOSの方が良いと聞きます。いっそのこと、ここで64bit版のWindows Vistaを搭載してしまえば良いのにと思いました。

64bit版OSが登場したのはまだ最近で、デバイスドライバや様々なアプリケーションソフトとの互換性問題が十分に確認されていないことから、メーカー側としてはサポートを含めて"ユーザーへの対応がしづらい"という事情があると思います。しかし、CPUの「Turion 64 X2」もチップセットの「GeForce 6100」も64bit版のOSに対応しているのですから、64bit OSを搭載したほうがパフォーマンスを十分に発揮できるのではないでしょうか。

まずは、"ここで64bitに踏み切らないでいつ踏み切るのか!"と感じました。"コンシューマー向けデスクトップPCの中核"である製品に冒険させるのは難しいのかもしれませんが、失敗したら次のマイナーアップデートで反省すれば良いだけの話です。本当に、最近のメーカー製PCには個性が感じられません。HPは企業や法人のPC大量導入を手がける大手メーカーですから、万全のサポートもできるんじゃないでしょうか。


関連情報
タッチで操作できるコミュニケーションツール「HP TouchSmart PC」を発売 - 日本HP ニュースリリース HP TouchSmart PC 製品情報 - HPホームページ

2007年9月26日水曜日

NVIDIA、「GeForce 7-Series for Intel」を発表

ITmediaの記事によると、NVIDIAは米国時間9月25日、開発コード名「MCP73」で開発してきたチップセット「GeForce 7-Series for Intel」を発表したとのこと。NVIDIAのインテルプラットフォーム向けとしては初めてとなる統合型チップセットで、DirectX 9世代のグラフィックスコアを内蔵している。また、「GeForce 7-Series for Intel」の登場で、インテルプラットフォームにおけるチップセットの選択肢が増えたといえる。

NVIDIAの調べによると、売れ筋の3Dゲームから30タイトルを選んで動作検証した結果、Intel G33 Expressでは37%のゲームが動かなかったが、GeForce 7-Series for Intelでは10%に若干の問題はあったものの、すべてのゲームでプレイできたとのこと。GeForce 7の持つ3D性能との互換性は高いようだ。また、シングルチャネルメモリでWindows Aeroが動作するとのこと。ただし、メモリコントローラの性能上メモリをデュアルチャネル構成にできないようだ。

記事
ITmedia +D PC USER:NVIDIA、初のインテル向け統合型チップセット「GeForce 7-Series for Intel」発表
ITmedia News:NVIDIA、新たな統合型グラフィックスチップでIntelに対抗


専用のグラフィックプロセッサ(GPU)を搭載したパソコンは画像描写に優れていますが、導入にはお金がかかり、導入することでパソコンの消費電力が増えてしまいます。それに比べて、統合型チップセットを利用してPCを構成するというのは通常よりも様々なコストを抑えることができていますね。

2006年の半ばまでは、統合型チップセットを利用してインテルプラットフォームのPCを構成する場合、当時のIntel G965 Expressに代表されるインテル自身の統合型チップセットと、ATI TechnologiesのRadeonシリーズの二つの選択肢があったといえます。その中で、単体のGPUを持たないインテルに比べATI TechnologiesのRadeonシリーズは単体GPUの技術をチップセット内蔵のグラフィックスコアに応用しているので、3D描写における性能がインテル製のチップセットよりも高いとされていたようです。

しかし、ATI TechnologiesがインテルのライバルであるAMDに2006年に買収された今、従来ATI Technologiesが生産してきたインテルプラットフォーム対応のRadeonシリーズは供給できなくなってしまったとのこと。インテルとAMDの間において、AMDはインテルのバスライセンスを利用できないという取り決めがあるためのようですが、ここでインテルプラットフォームで統合型チップセットを利用するにはインテル製という選択肢しかなくなりました。

そんな中で発表された「GeForce 7-Series for Intel」、ここ数ヶ月間の「選択肢の少なさ」や「性能への不満」を解決する製品として期待できそうですね。


関連情報
NVIDIA ホームページ
常識を覆すショップブランドノートPC、TWOTOP「VIP Note LX」

デジタルメディア統合ソフト、最新版「Nero8」が発表

ITmediaの記事によると、Neroは9月26日、同社デジタルメディア統合ソフトの最新版「Nero 8」を発表したとのこと。11月9日よりダウンロード版の先行販売を行い、11月23日にパッケージ版を発売するという。同社直販サイト「Nero オンラインショップ」での販売価格は、標準版が1万490円、アップグレード版が8392円とのこと。

「Nero」シリーズは、ライティングやバックアップ、ビデオ編集、オーサリングをはじめ、デジタルコンテンツを活用するための機能を1つにまとめた統合ソフトウェアで、前作の「Nero 7 Premium」は18種類のツールで構成されていたという。今回はさらにその数を増やし、20種類以上のソフトを収録た統合ソフトウェアとなったようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:YouTubeと連携したデジタルメディアスイート最新版「Nero 8」


私が使っているライティングソフトは、近くのPCパーツショップにて900円ほどで購入したNero6です。製品版は統合ソフトとして販売されているNeroですが、メーカー製のパソコンにインストールされていたり、DVDドライブなどを購入するとバンドルされている"定番のライティングソフト"でもあります。

Nero6はVista非対応、Nero7は修正パッチを充てないとVistaに対応しないということから、一時期はBHAのライティングソフト B's Recorder GOLD信者になりかけていました。しかし、B's Recorder GOLDにはコピーしたCD/DVDをISO出力する機能がなかったので信者になりきれず、結局限界を感じでNero信者にとどまりました。


関連情報
Nero Portal ホームページ
CD/DVD のライティングソフトって?(基本編)

実刑判決を受けたお祈りパンダ作者――IT企業が採用したい

ITmediaの記事によると、通称"お祈りパンダ"ウイルス「Fujacks」(中国名「熊猫焼香」)の作者に対し、"ぜひ社員として採用したい"という中国企業のオファーが相次いでいると、セキュリティ企業のSophosが伝えたとのこと。

同ウイルスの作者とされるリ・ジュン被告(25)は禁固4年の実刑判決を言い渡されているが、このほど中国・杭州のJushu Technologyという企業から、給与100万元(13万3155ドル)でリ被告をテクノロジーディレクターとして採用したいとの申し出があったという。同社もウィルスの被害にあった企業の一つのようだ。

同社のほかにも、約10社がリ被告の才能を高く評価、採用話を持ちかけているという。これについてSophosは、「犯罪行為に対し、IT業界が就職あっせんで報いるのは道徳的に誤っている」とし、業界としてウイルス作成が企業採用につながると思わせることがあってはならないとしている。

記事: ITmedia エンタープライズ:「お祈りパンダ」作者になぜか採用話が続々


「お祈りパンダ」は今年1月頃に出現したウィルスで、感染マシンのアイコンをパンダの絵柄に変えてしまうそうです。中国湖北省の裁判所は、先日 同ウィルスの作者とされるリ・ジュン被告(25)に禁固4年
、ほか3被告に1~2年6カ月の禁固刑を言い渡したとのことです。


関連情報
お祈りパンダに要注意――McAfeeがウイルス警告(ITmedia)
「お祈りパンダ」作者に実刑判決(ITmedia)
お祈りパンダの駆除効果は? 作者手製のツールを検証(ITmedia)

2007年9月25日火曜日

容量1TBの「WD10EACS」を発表、WesternDigital

AKIBA PC Hotlineの記事によると、WesternDigitalのHDD「WD Caviar GP」シリーズ新製品として、1TBのモデル「WD10EACS」が発表されたとのこと。本製品はSerial ATA接続のHDDで、実売価格は約45,000円前後。また「WD Caviar GP」は同社のデスクトップPC向けHDDの新シリーズで、様々な技術により省電力を実現しているのが特徴のようだ。

ユニークなのは、ディスク回転速度を5,400~7,200rpmの範囲で変化させる「IntelliPower」と呼ばれる技術で、ディスク回転速度のほかデータ転送レート、バッファサイズを最適な状態に調節することにより、消費電力を減らしつつパフォーマンスを維持できるという。このほか、シーク速度を最適化して消費電力やノイズレベル、振動を抑えるという「IntelliSeek」、アイドル時にヘッドをディスクから退避させることによって空気抵抗を減らし、消費電力を低減させるという「IntelliPark」といった技術が採用されているとのこと。

なお、すでに日立やSeagateからも1TB容量のHDDが発表されて、それぞれのメーカー品にも類似の機能が搭載されているとのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:WesternDigitalからも1TBのHDD登場、回転数が可変


ついにWesternDigitalからも1TBモデルが発表されました。資料によると、バッファ容量は16MB、平均シークタイムは8.9ms、動作時の平均消費電力は7.5Wで、アイドル時の消費電力は4Wとのことです。WesternDigitalというと、WD Raptorシリーズ、容量36GBで10000rpmという高速回転HDD「WD360ADFD」を思い出します。これは容量が低い割りに実売価格13000円前後と、1GB単価の高い"コストパフォーマンスの悪い"製品ですが、データの読み書きがかなり高速なようです。


関連情報
Western Digital ホームページ
WD10EACS 製品情報 - WesternDigital
WD360ADFD (WD Raptor 36GB)製品情報 - WesternDigital

100ドルPCが米国で一般販売、2台で399ドルで購入し1台は子供へ

ITmediaの記事によると、先進国と開発途上国とのデジタルデバイドを解消するための取り組みとして注目されているOne Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトが、米国内にも照準を合わせようとしているとのこと。OLPCプロジェクトは開発途上国向けにカスタマイズした手ごろな価格のノートPC「XO」を北米でも販売する方針を固め、今週 発表するという。

米国の一般販売では、コンシューマーはXOを2台まとめて購入しなければならないという条件がある。これは、1台は自分用、もう1台は開発途上国の子供たちに提供するということだ。価格は2台で399ドルで、一部は課税控除対象となるとのこと。

OLPCはマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのニコラス・ネグロポンテ所長が中心となって2005年にスタートしたプロジェクトで、「開発途上国の何百万人もの学童に手ごろな価格でノートPCを提供することを目指したもの」との位置づけ。当初の目標としては、学童への支給を目的に政府や基金に1台100ドルで大量販売することを目指していたようだが、製造コストの上昇により価格目標の達成が難しい状態にあるとのこと。

記事: ITmedia News:[WSJ] 100ドルPC、「2台で399ドル、1台は寄付」を条件に米国で一般販売へ


子供向けに作られているだけあってデザインは非常にフレンドリーですね。加えて大きさ的に持ち運ぶのに便利そうだし、買うことで発展途上国の子供にPCを提供できるし、なにより安くてかわいいモバイルノートという点に惹かれます。米国だけじゃなくて、日本でも販売して欲しいですね。

別資料によると、最終β版「XO B4」モデルの仕様はかなり豪華なように思います。AMDの省電力プロセッサ「Geode LX-700」を採用し、SDRAM 256MBのメインメモリ、1GBのNANDフラッシュを搭載した「丈夫で革新的」なノートPCとのことで、砂漠地方のほこりや熱、熱帯雨林地方の豪雨といった過酷な条件にも耐え得るよう設計されているとのことです。つまりは、安くて丈夫なモバイルノートというわけです。


関連情報
スペック表では分からない、100ドルノートPCの実力(ITmedia)
100ドルノートPC、量産開始にゴーサイン(ITmedia)
「1台提供して1台入手しよう」―非営利団体OLPCがノートPC無償提供活動を開始(ITpro)

Adobe、「Photoshop Elements 6」と「Premiere Elements 4」を発表

ITmediaの記事によると、アドビシステムズは9月25日、個人向けの画像編集ソフト「Photoshop Elements 6」と動画編集ソフト「Premiere Elements 4」の日本語版を発表、10月下旬より発売するとのこと。いずれも通常版の価格は1万4490円だ。また、これら2製品をセットにしたパッケージとして「Photoshop Elements 6 & Premiere Elements 4」も同時発売。こちらの通常版価格は2万790円と、2製品を別々に購入するよりも安い。なお、対応OSはWindows XP(SP2)/Vistaとなっており、Mac OS版は用意されていないという。

Photoshop Elements 6は、「Photoshop CS3」の廉価版。機能を簡略化し、家庭向けの機能を追加した画像編集ソフトのようだ。ユーザーインタフェースは濃いグレーを基調としたデザインに変更され、画面上部に機能別のタブを追加したほか、起動時間や写真の表示時間を高速化したとのこと。

Premiere Elements 4にいたっても「Premiere Pro CS3」の廉価版という位置付けで、こちらは動画編集ソフトとのこと。映像編集画面は従来のタイムライン表示に加え、ストーリーボード表示の「シーンライン」が搭載されたという。音声面ではオーディオミキサーの機能を改良、スライダーで関連する音量を変更でき、周囲に雑音があるようなシーンでも会話を聞きやすく調整可能になったという。

記事: ITmedia +D PC USER:アドビ、「Photoshop Elements 6」「Premiere Elements 4」発表


「Photoshop Elements 6 & Premiere Elements 4」のアカデミック版は1万290円と、通常版のほぼ半額で購入できるようです。絵はあまり描かないのですが、最近は動画の編集に興味があるのでどちらかといえばPremiereが欲しいですね。Photoshopにいたっては、ペンタブレットにバンドルされていた「Photoshop Elements 3.0」を持っていますが、まだ使っていません。このように使っていないうちに更に新しい製品がリリースされてしまうというのは、皮肉なものですね。とりあえず買うとしても、まずは持っているElements3.0を使用してからにしたいです。


関連情報
Adobe Systems ホームページ
Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 製品情報 - Adobe ホームページ

2007年9月24日月曜日

Windows Home Serverがまもなく発売、ショップではイベントの予告も

AKIBA PC Hotlineの記事によると、29日(土)に発売予定のWindows Home Serverに関する深夜販売予告が続々と出始めたとのこと。今のところ、発売日0時からの深夜販売予告を行っているのはドスパラ秋葉原本店、TSUKUMO eX.、TWOTOP秋葉原本店、クレバリー2号店の4店とのこと。店頭イベントを行うほか、特価販売なども行うという。予価の告知も一部ショップで始まっており、ドスパラ秋葉原本店ではFDDとセットで24,800円、TSUKUMO eX.ではFDDセットで26,800円とのこと。

ドスパラ秋葉原本店では「Windows Home Serverを買うとハードディスクがついてくる!」キャンペーンを実施し、Windows Home Serve購入時のレシート合計金額が35,000円以上の場合で320GB、30,000円以上で160GB、30,000円未満で80GBのHDD(SATA接続)がもらえるとのこと。

TWOTOP秋葉原本店では、21:30より整理券を配布し、Windows Home Serverの購入者には512MBのUSBメモリとWindows Home Serverロゴ入り鯖缶を配布するという。また、TSUKUMO eX.でも深夜販売を行う予定で、近日中にイベントの詳細を明らかにするという。クレバリー2号店も深夜販売を行う予定で、イベントと特価品販売を行い、詳細は後日発表するとのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:Windows Home Serverの深夜販売予告続々、予価表示も


なんだかんだ言っても、私はWindows Home Serverを導入することは無いと思います。というのは、Windows Home Serverを買うお金があったらWindows Vista Ultimate 64bit版が欲しいし、それ以前に増設メモリを買いたいからです。欲しくなくもないですが、そこまでお金に余裕がないので仕方がないです。

しかし、だからこそこういったイベントやお祭りに参加して、店頭デモを利用して新製品の使用感を味わいたいですね。残念ながら、私の家の近所には"お祭りをやるようなPCパーツショップ"はありません。それゆえに、今回のイベントもパスすることになってしまうのでしょうが…


関連情報
Windows Home Server 製品情報 - Microsoft
Windows Home Server 発売イベントの情報 Microsoft

iPod touch、Windows環境で利用できないという問題が発生中

アップルのiPod touchが22日に出荷開始され、予約注文したユーザーの手元に届き始めている。そんな中、Windows環境で操作できないという報告が相次いでいるようだ。アップル側では状況を確認中としているとのこと。

ITmediaの記事によると、到着したiPod touchの電源を入れるとPCと接続するように促され、接続するとiTunes側はiPod touchを認識し、楽曲の転送なども行えるという。しかし、iPod touchは接続を促す画面を表示したままの状態から画面が変化せず、操作を受け付けないとのこと。ケーブルを取り外して電源を入れ直しても状況は変わらず、現在のところは楽曲が転送されたかを確認する術もなく、一切の機能が利用できないようだ。


記事: ITmedia +D LifeStyle:iPod touchにWindows環境で利用できない不具合


Mac環境で一通りの設定を施したiPod touchをWindows環境に持ってきた場合、どうなるのでしょうか。とりあえず早急な対応として、全国のパソコン関連ショップにあるMac PCで「不具合対応サービス」なるものを実施してもらえるとうれしいですね。初期設定のiPod touchをWindows 環境で使用した場合に起こる不具合だとすれば、ユーザーに対して誰かがMac環境を提供して、Mac環境である程度の設定を行ってからWindows環境で使用すればいいわけです。早期対応で何とかなれば、事態が良い方向に進むかもしれません。

それにしても、このようなWindows上でApple製品が使えないと言う問題があると、「Appleの陰謀ではないか」と思ってしまいます。以前に、Windows Vistaの「ハードウェアの安全な取り外し機能」を使用してパソコンからiPodを取り外すと、iPodが破損する恐れのある問題が指摘され、Microsoftがパッチ配布で対応した事態がありました。その時は、「これはMicrosoftの陰謀か!」と思ったものです。今回はApple製品がWindows上で不具合を起こすという問題なので、もしかすると…と思ってしまいました。

でも、今回の不具合についていろいろ考えてみたのですが、もしかしたら本当にAppleの陰謀じゃないでしょうか。たとえば、まずはWindows上で iPod touchの不具合が起き、これがユーザーの設定、あるいはソフトウェアアップデートで対応できるものとします。その不具合の対応サービスとして、Mac PCを販売している日本各地のお店に対応受付所を設けます。ユーザーには、わざわざ最寄の対応所に出向いてもらうことになりますが、そこで必ず一度Macに触れてもらうことになります。つまり、「WindowsユーザーにMacを使用させるという機会」を作れているわけです。

問題の解決に役立ちそうな情報をもらいました。下の関連情報からどうぞ。


関連情報
iPod touch を Windows XP に接続した場合に起きる不具合の解決法(wiki@nothing)

Windowsのパッチを装う、偽メールやトロイの木馬に注意

ITmediaの記事によると、セキュリティ企業のSymantecが9月21日、Microsoftのセキュリティ情報に見せかけてパッチのインストールを促す偽メールが見つかったとブログで伝えたとのこと。この偽メールは、Microsoftが毎月公開している月例セキュリティ更新プログラムの様式を真似て、「Microsoft Security Bulletin MS06-602」という見出しが付いているという。メールに記載されたリンクをクリックするか添付ファイルを開いて、Windowsのパッチ適用を促す内容とのこと。

しかし「MS06-602」というパッチは実際には存在せず、リンク先のファイルにはトロイの木馬が仕掛けられているという。Symantecによると、このスパム経由で配布されるインストーラには実際に、Microsoftが配布したWindowsの公式パッチが含まれている。しかしユーザーが実行可能ファイルを展開すると、公式パッチと一緒にマルウェアがインストールされてしまうとのこと。

このマルウェアは、Internet Explorer(IE)用のブラウザヘルパーオブジェクト(BHO)というプログラムを呼び込むダウンローダになっているという。BHOはIEが実行されるたびにロードされ、外部のホストに接触しようとするとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:MSのセキュリティ情報装う偽メールに注意、リンク先にマルウェア


とりあえず、発信元の特定ができないメール、自分で配信を希望していないメールは"スパムメール"だと思った方がいいでしょう。私は基本的に、不必要なメールサービスはすぐに配信停止し、発信元の特定ができないメールはゴミ箱に捨ててしまいます。「まぐまぐ」などのメールマガジン配信サービスを利用したことはありますが、セキュリティ情報については情報元が確認できない限り信用しないようにしています。

なお私の調べたところによれば、マイクロソフトはセキュリティに関するメールマガジンの配信を行っているようです。Windowsの公式なセキュリティ情報配信サービスで、自分で登録しない限りはメールは送られてこないようです。とりあえず、マイクロソフトのような大企業ともなると個人に勝手にメールを送ってくるなんてことはありえないと思います。


関連情報
マイクロソフト セキュリティ ニュースレターのご案内 - Microsoft ホームページ
マイクロソフト,セキュリティ情報のメール・マガジンをリニューアル(ITpro)

2007年9月23日日曜日

お風呂に落としても大丈夫なポータブルDVDプレイヤー

ITmediaの記事によると、ツインバード工業は9月20日、お風呂で使える防水型ポータブルDVDプレーヤー“DVD ZABADY”(ザバディ)の新製品「VD-J712W」を発売したとのこと。この製品は、シャワーが直接かかっても問題なしで、万が一 湯船の中に落としてしまった場合でも すぐに拾い上げれば大丈夫とのこと。防水型のリモコンが付属し、価格はオープンプライス。店頭では3万円前後になる見込みだという。

通常のDVDビデオや音楽CD、CD-R/-RWの再生に加え、CD-R/-RWやSDカードに記録したMP3やJPEG、MPEG4の再生も行えるとのこと。また、デジタル放送のコピーワンス番組を録画したCPRM対応メディア(DVD-R/-RW)の再生をサポートしているという。使用時は防水不可となるが、AV出力やヘッドフォン端子も装備しているとのこと。

記事: ITmedia +D LifeStyle:ツインバード、防水DVDプレーヤーをブラッシュアップ


「IPX7相当の防水性能」というのは、防浸形で 定められた条件で水中に没しても内部に水が入らないものを指すようです。さすがにお風呂の中でまでDVDを見たいとは思いませんが、その多機能さには驚かされます。なお、別売のカーアダプター「VD-CH40」(3675円)を使用することで、車に搭載することも可能なようです。デザインもなかなか良いので、もっと安ければ欲しいですね。


関連情報
VD-J712W 製品情報 - ツインバード工業 ホームページ
お風呂で使えるSDオーディオ、ツインバードから(ITmedia)
長風呂を楽しくする防水型AV機器(ITmedia)

メモリーカード、最も売れているのはサンディスク製品

メモリカードの大容量化と低価格化が進み、ギガバイトクラスの製品が手軽に買える時代になった。デジカメを新調する際に、より大容量のカードを一緒に購入したり、外出先で容量不足になり、コンビニなどで追加購入するというケースも増えているようだ。そんな中、SD&SDHC、micro SD、コンパクトフラッシュ、メモリースティックの4規格についてのメーカー別販売枚数のシェアを調査した結果が紹介された。

記事中のグラフ見てみると、安定して需要のあるSD&SDHCカード部門では、サンディスクが首位を獲得しているようだ。さらに、携帯電話に採用され、最近伸びているmicro SDと、主にデジタル一眼レフ機に使われるコンパクトフラッシュでも同じくサンディスクがトップとのこと。ソニー製品用のメモリースティックについては当然ソニーが首位だが、第2位にサンディスクとなっている。この結果、全メモリーカードを合わせたトータルのシェアでは、サンディスクが17.4%を獲得し、大手家電メーカーやPC周辺機器メーカーを抑えてトップを独走中とのこと。

記事: ITmedia +D LifeStyle:今最も売れているメモリカード――サンディスク製品の強さの秘密


メモリーカードというのも他の製品同様に、安価だったりただ単に容量が大きければ良いというわけでもなく、ブランド品に人気があります。最近はメモリーカードが低価格化し、海外の激安品と比べても小額の差で有名メーカー製品を選ぶ時代のようです。メモリーカードと接続機器の相性問題を考えると、やはり有名メーカー品のほうが安心して使えるといえます。たとえば高価で高性能なデジカメを購入したら、カメラの性能をフル発揮するためにも質の良いメモリーカードを選んだほうが良いでしょう。


関連情報
サンディスク - ホームページ
SanDisk のメモリースティックを購入、その書き込み速度の速さは―
PSPやプレイステーション 3を活用するのに最適なメモリースティック Duoとは?(ITmedia)

Yahoo! Messengerを介して広まるワーム、イラク戦争写真のリンクで騙す

ITmediaの記事によると、イラク戦争写真へのリンクと称してユーザーを悪質サイトに誘導し、マルウェアに感染させるYahoo! Messengerのメッセージが出回っていると、セキュリティ企業のTrend Microがブログで報告したとのこと。問題のメッセージは英語で書かれ、「Iraqwar.jpg」というファイルへのリンクURLが記載されているという。このリンクをInternet Explorer(IE)にコピー&ペーストしてアクセスしようとすると、まったく別のページにリダイレクトされ、悪質な機能が実行されるとのこと。

具体的な被害は、システムにワームファイルがインストールされ、セキュリティ対策ソフトの実行を妨害するという。また、Windowsを起動するたびにワームが実行され、外部のサイトにアクセスして別のマルウェアを呼び込むとのこと。さらにワームは、ユーザーのYahoo! Messengerのステータスを変更、登録されている全コンタクトにあてて悪質リンクを含んだメッセージを送信するという。このようなYahoo! Messengerのメッセージは、たとえ知人から届いたとしてもリンクをクリックしないようにしなければならないとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:「イラク戦争写真」でおびき寄せるYahoo! Messengerワームが拡散

ワームの名前は、「WORM_SOHANAD.DC」「WORM_SOHANAD.DJ」とのことです。やはり怖いのは、友人と偽ってメッセージを送ってきて、誤ってリンク先にアクセスしてしまうとワームに感染、今度は自分のアカウントで他の友人にメッセージを送りつけるということですね。気をつけないと、みんなやられてしまいます。


関連情報
Trend Microのブログ
WORM_SOHANAD.DC - Trend Micro ウィルスデータベース
WORM_SOHANAD.DJ - Trend Micro ウィルスデータベース

2007年9月22日土曜日

PSP-2000、初日で13万台の売り上げを記録

IT-PLUSの記事によると、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が20日に発売した「プレイステーション・ポータブル(PSP)の新機種「PSP-2000」が、発売初日に13万台の売り上げを記録したとのこと。軽量化と新機能の追加で、新規顧客だけでなく買い替え需要も取り込んだようだ。また同日、PSP-2000に接続してワンセグを視聴できる別売りチューナー「PSP-S310」も発売したが、新PSP購入者の3割が同時購入したという。

2004年末に発売した初代の「PSP-1000」は、新機種発売前の販売実績が週に平均2~3万台だったという。SCEによれば、新機種は今週末までに「旧PSPを発売した週の実績16万5000台を超える勢い」とのこと。累計出荷台数は2600万台を超え、ソフトの充実で携帯ゲーム機におけるシェアを伸ばしているようだ。

記事:  IT-PLUS:ワンセグ対応の新型PSP、初日に13万台販売


旧型の「PSP-1000」を持っていますが、新型というとついつい欲しくなってしまいます。PSPでゲームはやらないので、マルチメディア機器としての充実を図ったPSP-2000は旧型と比べて好きになれそうですね。しかし、そもそもTVを見ないのでワンセグチューナーは要らず、TV出力ゲームを楽しみたいとも思わないので、個人的には新型と旧型の差別化されている機能は"軽量化されたこと"くらいなものです。


関連情報
PSP-2000――ハードウェアに見る新型PSPの変更
新型「PSP-2000」徹底検証――機能編
特集:東京ゲームショウ2007(ITmedia)

Intel X38 Express搭載、GIGABYEのマザーボード「GA-X38-DQ6」

ITmediaの記事で、GIGABYTEのIntel X38マザー「GA-X38-DQ6」を解説している。Intel X38 Express チップセットは、インテルの新世代チップセット「Intel 3シリーズ」の最上位モデルに位置し、先日はASUSの「P5E3 Deluxe」が解説されていた。GA-X38-DQ6はP5E3 Deluxeと同様に、2007年6月に行われたCOMPUTEX TAIPEI 2007でサンプルが展示されていたようだ。“COMPUTEX”サンプルから仕様が変更されたP5E3 Deluxeと違い、今回の解説に登場したGA-X38-DQ6には大きな変化は見られなかったという。

GA-X38-DQ6の大きな特徴の1つとして、サポートされているメモリ規格が挙げられる。当初Intel X38 Expressが対応するメモリはDDR3のみとされていたが、現在はまだ価格が高く、コストパフォーマンスに優れないためにそれほど普及もしていない。X38に先駆けてリリースされたIntel P35・G33 マザーもDDR2対応製品に注目が集まっているとのこと。GA-X38-DQ6もこういった現状に対応して、DDR2をサポートするIntel X38 Expressマザーとして登場する。興味深い性能などについては、P5E3 Deluxeに同じくインテルの「正式発表」が行われたのち、評価する予定のようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:まずは写真でみる、GIGABYTEのIntel X38マザー「GA-X38-DQ6」

ASUSに続いて、GIGABYTEからもIntel X38チップセットを搭載したマザーボードが取り上げられました。ニュース記事の写真を見ればわかりますが、基板裏面にGIGABYTE独自の冷却機構「CRAZY COOL」の放熱パネルが取り付けられ、CPU周辺を大きなヒートパイプが囲うような仕様になっているます。それにしても、PCI-Express x16を2本備えたマザーボードは最近では珍しくなくなってきましたが、やっぱりハイエンド感が強いですね。


関連情報
Intel X38 Express搭載、ASUSのマザーボード「P5E3 Deluxe」

Lhaplusにセキュリティ上の脆弱性、最新版へのアップデートを

ITproの記事によると、情報処理推進機構(IPA)などは9月21日、ファイル圧縮・解凍ソフト「Lhaplus(ラプラス)」にセキュリティ上の脆弱性が見つかったことを明らかにしたとのこと。細工が施されたファイルを読み込むだけで、ウィルスなどの悪質なプログラムを実行される危険性があるという。対策は、最新版へバージョンアップすること。

Lhaplusは20種類以上のファイル形式を扱える圧縮・解凍用のフリーソフトで、国内で広く使われている。今回はARJ形式ファイルの処理に脆弱性が見つかったとのことで、細工が施されたARJ形式圧縮ファイルを読み込むと「バッファオーバーフロー」と呼ばれるエラーが発生し、ファイルに仕込まれた悪質なプログラムを勝手に実行される恐れがあるとのこと。

記事: ITpro:「Lhaplus」に危険な脆弱性、最新版へバージョンアップを


Lhaplusといえば、圧縮・解凍ソフトの決定版と言えるほど有名なソフトです。Vectorなどのフリーソフト総合サイトで常にダウンロード数が上位にあり、使用しているユーザーもかなりたくさんいると見ています。最新版は脆弱性に対応できているようなので、旧バージョンを使用している人には早期のアップデートを推奨したいですね。それにしてもARJ形式のファイルだったら、ZIP形式と比べてあまり扱う機会もないと思うのですが、どうでしょうか。


関連情報
「Lhaplus」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起について(IPA)
「Lhaplus 1.55」(9月22日現在最新版)のダウンロードページ
「Lhaplus」ダウンロードページ - Vector ダウンロードページ

2007年9月21日金曜日

SATA HDDのUSB変換クレードル、「裸族のお立ち台」

AKIBA PC Hotlineの記事によると、Serial ATA HDDを立てて差し込むクレードルタイプのアダプタ「裸族のお立ち台 CROSU2」がセンチュリーから登場したとのこと。Serial ATA HDDを裸の状態でUSB 2.0接続で使用する変換アダプタで、電源コネクタを下向きにし、立てた状態で本体を接続するとのこと。実売価格は約4,000円だという。

本体は約630gと やや重量があり、HDDを差し込んだ状態でも安定するようになっているとのこと。本体手前にはHDDの取り外し時に使う補助ボタンを、背面には電源ボタンを備えている。ただし、電源の入ったままHDDを抜き差しする「ホットスワップ機能」には非対応とのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:HDDを裸で縦に差し込むクレードル「裸族のお立ち台」発売


裸族シリーズの最新作ですね。センチュリーからは過去に、シリコンカバーの「裸族の服」や設置台の「裸族のアパート」「裸族のマンション」などがリリースされています。どの製品もHDDを外付けするための製品ですが、今回はSATA接続をUSB2.0接続へ変換する製品となりました。ある程度重量もあるようなので、材質は熱伝導率の高い金属ではないでしょうか。HDDは基本的にはPC内蔵型の方が好きなのですが、外付けならある程度発熱も抑えられるので、ちょっと欲しいですね。


関連情報
CROSU2 製品情報 - センチュリー ホームページ
CRMS-BK5F 「裸族のマンション」 製品情報 -センチュリーホームページ
裸族シリーズ - センチュリー ホームページ

ID登録が300万突破のニコニコ動画、平均利用時間は3時間

ITmediaの記事によると、ネットレイティングスが9月21日発表した8月度のインターネット利用動向調査の結果で、動画にコメントを付けられる「ニコニコ動画」の1人当たり平均利用時間がYahoo!JAPANやmixiなどの大手サイトを上回ったことが分かったとのこと。

「ニコニコ動画」は今年1月にスタートし、8月の利用者1人当たりの平均訪問回数は8.8回とYouTubeの5.2回を超えたとのこと。また1人当たりの平均利用時間は、YouTubeの3倍以上となる3時間14分だったという。Yahoo!JAPANの3時間5分、mixiの2時間52分よりも長いとのこと。

ニワンゴは同日付けで、ニコニコ動画のID登録者数が300万人を突破したと発表。有料の「ニコニコプレミアム会員」は8万6000人で、動画の総再生回数は20億回、総コメント数は4億回を超えたとのこと。

記事: ITmedia News:「ニコ動」平均利用時間、Yahoo!やmixiを上回る IDは300万突破


ニコニコ動画を利用するためには、まず会員登録をする必要があります。対するYoutubeにも会員登録はありますが、視聴するだけなら会員登録を必要としません。"会員登録の必要がなく誰でも視聴できる"という点で、私はYoutubeの方が好きだったのですが、現在はニコニコ動画を利用することが多いです。

これは、ニコニコ動画が純粋におもしろいからだと思っています。Youtubeの機能に"動画へコメントを投稿する機能"を付加したようなサービスですが、これがまたおもしろいと思います。たとえば歌詞の付いていないプロモーションビデオに、コメント機能を使って歌詞を表示させることができます。"本来の歌詞とは違うけど、こう聞こえる"といういわゆる空耳歌詞などは、笑いすぎて腹筋が痛くなることもしばしばあります。2ちゃんねるの管理人ひろゆき氏が語ったように、「(ニコニコ動画では)面白くないものが面白くなる」サービスだと思います。


関連情報
プレスリリース - ネットレイティングス

日本初 Windows Home Server搭載PC、マウスコンピューターから

PC Watchの記事によると、マウスコンピューターは、Windows Home Serverを搭載したホームサーバー「MDV-MediaServer 100S」を9月29日より発売するとのこと。搭載されるOSは英語版で、価格は129,990円。Windows Home Server搭載機が国内で発表されるのはこれが初めてだという。

Windows Home ServerはWindows Server 2003 R2をベースに、家庭内でのデータの管理、ファイルの共有、バックアップ機能やリモートでのアクセス機能を提供するサーバーOSとのこと。製品の機能はネットワークストレージ(NAS)に近いが、ハードウェアの仕様は、Athlon X2 BE-2350(2.1GHz)、メモリ1GB、CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ、AMD RS690Gチップセットと、通常のパソコンと変わらないという。

大きさに関しては、microATXタワーと比較するとコンパクトさがわかる。インターフェイスにGigabit Ethernet、USB 2.0×6、IEEE 1394×1、D-Sub15ピン、DVI、SDカード/miniSDカード/MMC対応スロットなどを備え、4台までのシリアルATA HDDを内蔵可能だという。

記事: PC Watch:マウス、日本初のWindows Home Server搭載ホームサーバー


マウスコンピューターの製品らしく、BTOに対応の上 標準で1年間無償保証が付いてくるということです。電源供給はACアダプタで行うとのことで、OSを入れ替えれば省電力PCとしても機能するのではないでしょうか。機会があれば、Windows ServerシリーズやWindows Home Serverも使ってみたいですね。


関連情報
ニュースリリース - マウスコンピューターホームページ
マイクロソフト、「Windows Home Server」英語版を29日に発売(PC Watch)

2007年9月20日木曜日

Windows Media Playerをインターネットに接続するのは危険

ITmediaの記事によると、ハッカー組織の「GNUCITIZEN」は、Windows Media Player(WMP)を悪用できてしまう問題を指摘したとのこと。危険性が指摘されたのは、WMPでプレイリストなどの表示に使われる.wax、.wvx、.asx、.wmxなどの拡張子を持つメタファイル。メタファイルを構成するXMLに、悪用可能なタグを複数見つけたとのこと。

タグを悪用されると、攻撃者が任意のWebページをWindows Media Player内部で表示させることができてしまうようだ。デフォルトのブラウザがFirefoxやOperaになっていても、メディアファイルを開けばIEの脆弱性にさらされることになるという。

記事: ITmedia エンタープライズ:Windows Media Playerのメタファイルに危険性


インターネットラジオのメディアファイルなどは、wax、wvx、asx、wmxに代表される形式によってストリーミングで提供されていますね。ストリーミングというのは、音楽・動画ファイルを再生しながら少しづつダウンロードしていく方式のことをいいます。通常のファイルダウンロードと違うのは、ダウンロードしながらファイルが再生できるということや、ダウンロードしたファイルがWindowsの特別なフォルダ内に保存されるため、二次配布がしずらいという点があります。

なおストリーミング形式で提供されているファイルは、ダウンロード支援ソフトや特殊な解析ソフトを使用することで、通常のダウンロードと同じように入手することができます。私もたまにインターネットラジオを聴いたりするのですが、ダウンロード支援ソフトを使用してファイル入手したほうが安全かもしれません。


関連情報
ストリーミング - Wikipedia
ストリーミング 保存 - Google 検索
FirefoxとQuickTime悪用のエクスプロイトが公開(ITmedia)

ドイツ版iPhoneは、T-Mobileが独占販売

ITmediaの記事によると、米Appleと独T-Mobileは9月19日、ドイツにおけるiPhoneの独占販売権をT-Mobileが取得したと発表したとのこと。ドイツでのiPhone発売は、先に発表された英国と同じく11月9日だという。ドイツ版iPhoneも、米国や英国と同様、iTunes Wi-Fi Music Store、ビジュアルボイスメールなどの機能を利用できるとのこと。T-Mobileは2007年末までにGSMネットワークでEDGEデータサービスを提供する計画だという。

なお、iPhoneはT-Mobileの親会社であるDeutsche TelekomのTelekom Shops、T-MobileのWebショップで11月9日から販売されるとのこと。8Gバイト版のみで、新規契約は2年から。付加価値税込み価格は399ユーロとのこと。

記事: ITmedia News:ドイツのiPhoneはT-Mobileから


1ユーロを約160円と換算した場合、ドイツ版iPhoneの価格は63840円となります。ドイツでどのような料金プランが用意されているのか未確認ですが、やはりサービスは"どこからでも定額でWeb接続可能"という内容になるのではないでしょうか。個人的に、イー・モバイルあたりが日本国内でiPhone販売権を獲得してくれるとうれしいのですが、どんなもんでしょうか…


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プレスリリース - Apple ホームページ
英国版のiPhoneはO2が販売、無料Wi-Fiでアクセス
iPhoneアップデート、ユーザーの改造も修正か

低コストかつ高性能、新iPod nano

ITmediaの記事によると、調査会社のiSuppliは9月19日、ビデオ再生が可能になった第3世代iPod nanoを分解して部品原価を推定し、発表したとのこと。先代と比べ性能は向上しているものの、コストは大幅に削減されているようだ。

調査によれば、4GBモデルの部品原価は58.85ドル、8GBモデルが82.85ドルとなったとのこと。小売価格はそれぞれ149ドルと199ドル。フラッシュメモリの原価はそれぞれ24ドル、48ドルで、それが単純に原価の差となって現われているという。iSuppliでは、2007年のiPod nano販売台数は2300万台、2008年には2790万台を暫定的に予想しているとのこと。

記事: ITmedia News:分解してわかった、新iPod nanoの低コストぶり


新製品発売後恒例の「解体」ですが、一個の製品でも使用されているパーツがたくさんあることがわかりますね。どのくらい利益が乗せられているかはともかくとして、新しくなって機能もデザインも大幅に向上したと見られるiPodシリーズ、私としてはiPod nanoよりもiPod touchが欲しいところですね。


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iPod Touchを分解してみた写真いろいろ(GIGAZINE)

2007年9月19日水曜日

数量限定特価品ながらも、ついにメモリが3000円割れに

AKIBA PC Hotlineの記事によると、先週大きく値下がりしたメモリ価格へ拍車をかけるように、「1GB=2,980円」の販売予告が始まったとのこと。販売予告を行っているのは「ソフマップ 秋葉原 パソコン総合館」と「ソフマップ 秋葉原 リユース総合館」で、いずれも22日(土)のみの各店40枚限定、「お1人様2枚まで」とされているとのこと。

特価品として用意されているのはDDR2-800タイプ。同規格1GBの3000円割れ販売はこれが初めてになる見込みで、個数限定ながらも注目できる価格水準と言えるかもしれない。メモリの価格状況に関して、22日の調査/掲載予定の「メモリ最安値情報」でも詳報する予定だという。

記事: AKIBA PC Hotline:1GBメモリ3千円割れの予告出る、個数限定特価品


メモリはメーカーによっては永久保証が付いていたりと、保証が充実していている製品の一つです。なので、私の場合は多少高くてもIOデータやUMAXなどのメーカー品で、かつパッケージに入った製品を選びたいところです。とはいってもここまで安くなってくると、たとえノーブランドやバルク品でも欲しくなってしまいますね。


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DDR2-800 (PC2-6400)1GB ノーブランド の価格比較 - ベストゲート
1GBのメモリが3000円台前半へ、価格は暴落中

USB3.0、下位互換を持ちつつ転送速度は10倍へ

ITproの記事によると、米国時間9月18日、米インテルは同社主催の開発者向け会議「Intel Developer Forum(IDF)」において、USB3.0の概要を明らかにしたとのこと。現行のUSB2.0と比べて通信速度を大幅に引き上げ、パソコンと携帯機器および家電製品をつなぐ役目を担うという。

USB2.0の通信速度は理論上最高で480Mbpsだ。対するUSB3.0の通信速度については、"現在の通信速度の10倍以上"が目標とされ、理論上4.8Gbps以上になる見込みであるとのこと。高速化しつつも、コネクターの形状は現行の2.0との互換性を保つようだ。ただしUSB3.0コネクターの中に光端子を入れられるようにし、光での通信も可能とするとのこと。携帯機器との接続を考慮し、低消費電力での動作モードの追加や、通信プロトコルの改良も施すようだ。

記事: ITpro:【IDF 2007 Fall】USB3.0の姿、現行の10倍速でコネクター互換


もっとも気になるのは、USB3.0の通信速度が実際どの程度になるのかですね。USB2.0の通信速度は理論上の最高が480Mbpsとされていますが、実際USBメモリなどの転送速度を見ると20MB/s程度しか出ていないことがわかります。現在の通信速度の10倍以上は"あくまで目標"と見たほうが良さそうですね。

しかしそうは言いつつ、3.0から加わる機能には期待したいです。既に広く普及しているUSB2.0規格と互換性を保ちつつ、さらに消費電力の改善や通信プロトコルの改良がなされれば、LANやFirewireのような速度をもっと手軽に実現できるでしょうし。USBメモリももっと高速で信頼性の高い製品が増えることを願います。


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「Opera@USB」v9.22 International Versionが公開

現代のアンチウィルス、Stoned.Angelinaへ適切に対処できないものが

ITmediaの記事によると、セキュリティ企業のSunbelt Softwareは、現代のウイルス対策ソフトの中には過去のウイルスを適切に処理できない製品があるとブログで報告したとのこと。この過去のウィルスとは、ドイツで販売されたMedionのノートPCに感染していた、1994年のブートウイルス「Stoned.Angelina」を指している。

Sunbeltは、Stoned.Angelinaに感染したフロッピーディスクをAドライブに挿入したままPCを起動する実験を行い、Windows XP SP2とWindows Vistaを搭載したPCを同ウイルスに感染させることに成功したとのこと。Windows Vistaで「非常にうまく機能する」ことも判明。システムが感染した後もブートは可能で、ブートセクターが変更されたにもかかわらず、Windows Vistaで警告メッセージなどは何も表示されなかったという。

記事: ITmedia News:現代のウイルス対策ソフト、過去のウイルスに対処できず


実験結果によれば、ドイツ語版のWindowsと主要メーカーのウイルス対策ソフト10製品を使ってテストを実施し、Windows XPとVista上のStoned.Angelinaをまともに検出・削除できたのはG Data (AVK) Total Care 2008、BitDefender Internet Security 2008 (v10)、Kaspersky Internet Security 7.0の3製品だけで、残りの製品はStoned.Angelinaを検出できても削除できなかったり、削除した後にVistaが起動できなくなるなどの問題が発生したとのことです。

なお、問題のノートPCにプリインストールされていた対策ソフト「BullGuard」は、問題発覚後にアップデートで対処したとのことです。10年以上も前のウィルスに対応できなかったというのはやはり大きな汚点となりそうですが、今回の反省を踏まえて、より精度の高いアンチウィルスソフトができるといいですね。


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Sunbelt ブログ(英語)
現代のウイルス対策ソフト、過去のウイルスに対処できず(ITmedia)
1994年に登場したウィルス、Vista PCから発掘か

2007年9月18日火曜日

英国版のiPhoneはO2が販売、無料Wi-Fiでアクセス

ITmediaの記事によると、米Appleと英O2は9月18日、iPhoneの英国における販売契約を結んだと発表したとのこと。これでiPhoneは、11月9日から英国で269ポンドで発売されるとのこと。ラインナップは8Gバイト版のみだという。O2はスペインの電気通信大手Telefonicaの子会社のようだ。

英国のiPhoneユーザーは米国と同様にiTunesを通してアクティベーションを行うとのこと。契約プランやクレジットカードの認証、電話番号の取得についても、iTunesで一括して行うことができるようだ。O2、携帯電話販売会社のCarphone Warehouse、Apple Storeがそれぞれ販売を担当し、使用に際してはO2と18カ月の契約が必要となるという。

料金は月額35ポンド、45ポンド、55ポンドの3種類があるとのこと。「音声」「ショートメッセージ」の無料分で違いはあるものの、どのプランでもデータ通信、ビジュアルボイスメール利用できるようだ。また、カフェ、レストラン、空港のラウンジ、パブなどを含む7500カ所のW-Fiホットスポットが無制限で利用できるとのこと。

記事: ITmedia News:英国版iPhone、無料Wi-Fiアクセス込みでO2が販売


見てのとおりですが、やたらと豪華なサービスですね。1ポンドを250円と換算した場合、英国版iPhone本体は67250円。利用料金は月額8750円、11250円、13750円の3プランとなります。英国の物価がわからないのでなんとも言えませんが、サービス内容とユーザーの負担金を見た限り、相対的には安いと思います。なお、iPhone本体については米国版の399ドル(約46000円前後)と比べると2万円ほど高いです。


関連情報
iPhone - Apple ホームページ(英語)
プレスリリース - Apple ホームページ(英語)
O2 ホームページ(英語)

米マイクロソフト、EUの独占禁止法訴訟で敗訴

ITmediaの記事によると、欧州司法裁判所の第1審裁判所(ルクセンブルク)は17日、欧州連合(EU)独占禁止法違反の判定を不服とする米マイクロソフトの訴えについて、不服を退ける判決を言い渡したとのこと。第1審裁は、欧州委員会が2004年に命じた是正措置や4億9700万ユーロ(約800億円)に上る制裁金を支持したという。マイクロソフトの敗訴は半導体世界最大手である米インテルの独禁法違反調査などにも影響を及ぼすかもしれない。

欧州委は、マイクロソフトがパソコンの基本ソフト(OS)「Windows」の独占的な地位を乱用したとし、04年に競合他社への技術情報開示や音楽・映像再生ソフトの分離販売を盛り込んだ是正措置を命令。同時に巨額の制裁金の支払いを命じたという。マイクロソフトはこれを不服として提訴していたとのこと。

記事: IT-PLUS:米マイクロソフト、EU独禁法訴訟で敗訴・制裁金など支持


今回の訴訟の決定も、2004年に欧州委が下した決定同様に波紋を呼んだようです。しかし、確かにマイクロソフトはWindowsの独占的な立場を乱用しているところがあります。OSの一部として動作するInternet Explorerや、標準のマルチメディアプレイヤーとして付属するWindows Media Playerはその代表的な例で、「はじめからパソコンに入っているから」との理由で使用するユーザーも多いでしょう。マイクロソフトはこのように、消費者からサードパーティー製のアプリケーションを使う機会を奪っているところがあります。

ユーザーが高頻度で使うアプリケーションをあらかじめOSに組み込んでおくということは、必ずしも悪いこととは限りません。たとえば私は、約一年前まで、自宅にインターネットへ接続する環境が整っていませんでした。パソコンはすでに持っており、必要なソフトは店舗に出向いて購入するか、あるいは友人宅でダウンロードしていました。デバイスドライバやアップデートパッチの多くは、メーカーなどのWebサイトからダウンロード入手が基本ですし、フリーソフトなども基本的にはWebサイトで配布されています。お金をかければ有能なソフトは買えますが、購入するのは金銭的に限界があるものです。

このように、場合によっては別途ソフトウェアを用意するのは煩わしい作業になります。「必要なソフトを別途用意することなく使える」というのが、便利であるのは否定できません。


関連情報
マイクロソフト独禁法問題、欧州委員「シェア低下期待」(IT-PLUS)
マイクロソフト日本法人、知的財産のライセンス提供を開始(IT-PLUS)
マイクロソフトの敗訴、ハイテク企業がEUで直面するリスク高める【WSJ】(IT-PLUS)

TDKがパソコンの記憶装置事業へ参入、SSDを製造

IT-PLUSの記事によると、TDKがパソコン向け記憶装置事業に参入するとのこと。商品化するのは、フラッシュメモリーを使う「ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」で、。10月からサンプル出荷を始めるという。3年後の年間売上高は100億円に達する見通しとのこと。TDKの参入により、記憶媒体の主役の座を巡るSSDとHDDの競争が激しくなるかもしれない。

そもそもSSDとは半導体であるフラッシュメモリーを使用した記憶装置であるため、複数の駆動パーツから構成されるHDDと比べてデータの読み込みや転送の速度が約2倍で、衝撃への耐性が強いという。また軽量で消費電力が少ないという利点もあり、携帯用パソコンの記憶装置に向いているとのこと。米調査会社IDCによれば、2011年にかけて出荷台数が年平均で7割強成長する見通しだという。

記事: IT-PLUS:TDKがパソコン記憶装置参入、「フラッシュ」搭載の新型


DVDのような光ディスクだったらTDK製が一番だと思いますが、SSDはどうでしょうか。HDDだったら迷わずSeagate、フラッシュメモリーだったら東芝やSamsung、UMAXのような有名所を選ぶことになる私ですが、SSDについてはどのメーカー製品が良いか決められません。いずれにせよ、多くのメーカーがSSD生産事業へ参入することで製品供給数が多くなり、低価格化が望めるでしょう。


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2007年9月17日月曜日

F-Secureインターネットセキュリティ2008が発売開始

日本エフ・セキュアは、同社の個人向けセキュリティ製品の最新版「F-Secureインターネットセキュリティ2008」を発表した。ダウンロード販売は9月18日から、パッケージ販売は9月末から開始する。希望小売価格はダウンロード版が5,775円、パッケージ版が6,720円で、1ライセンスで3台のPCまでインストールすることができる。また、前バージョン2007のユーザーは無償アップデートにより利用できるとする。

F-Secureインターネットセキュリティ2008の主な機能は、4エンジンの高精度ウィルス検知システム、2エンジンの高精度スパイウェア検知、ホストベースの侵入検知機能 F-Secure DeepGuard、ルートキット対策 F-Secure BlackLight、ファイアウォール等の不正侵入防止機能、ペアレンタル・コントロール機能、スパムメール対策、フィッシング対策、メール送受信、Webアクセスのリアルタイム検査など。

本バージョンから強化された機能としては、消費メモリー削減による処理速度の向上、ペアレンタル・コントロール機能の強化、フィッシング対策の強化、設定の最小化による操作性の向上、IPV6への対応(Windows Vistaのみ)などが挙げられており、対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

記事: F-Secureプレスリリース:「F-Secureインターネットセキュリティ2008」を販売開始


F-Secureのソフトウェアは店頭であまり見かけませんが、アンチウィルスがなかなか優秀そうです。2006年09月05日にGIGAZINEが取り上げたアンチウィルスランキングにて、1位のKaspersky(検出率99.62%)、二位のActive Virus Shield by AOL(検出率99.62%)に続いて三位にランクイン、検出率96.86%という高得点をマークしているようです。記事が少々古いですが、F-Secureのアンチウィルスが相対的に優秀であることが確認できます。


関連情報
F-Secureインターネットセキュリティ 製品情報 - 日本F-Secure ホームページ
アンチウイルスソフトウェアランキング、最強はどれ?(GIGAZINE)

8MBのキャッシュを搭載したネイティブクアッドコア、Intelから登場か

PC Watchの記事によると、Intelは次期マイクロアーキテクチャのCPUファミリ「Nehalem(ネハーレン)」の正体をいよいよ明らかにするとのこと。今週米サンフランシスコで開催されるIntel Developer Forum(IDF)で、Nehalemの概要が公開される見込みだという。Nehalem系CPUは、来年の第3四半期後半から第4四半期前半にかけて発表される予定のようで、Intelは今年第4四半期にも1stサンプルの出荷に入るという。

Nehalemは、現在のCore マイクロアーキテクチャ(Core MA)から、CPU内部のマイクロアーキテクチャを一新した、新世代のCPUだという。45nmプロセスで製造され、パフォーマンスPCとサーバー・ワークステーションではネイティブクアッドコア版が登場するとのこと。CPUコア自体の拡張については明確になっていないものの、Core MAの最大の弱点である、命令フェッチとプリデコード部分の改良が加わることは確実だと予測されている。その結果として64bitパフォーマンスも向上すると予測されている。

各CPUコアがHyper-Threading同様のSMT(Simultaneous Multithreading)技術を実装することで、クアッドコアの場合は仮想的に8コアとして動作可能なようだ。

記事: 後藤弘茂のWeekly海外ニュース:いよいよベールを脱ぐIntelの次期CPU「Nehalem」


少し前までは「Celeron」や「Pentium4」など、一基盤に一つのコアを持つシングルコアCPUが主流で、一基盤に二つのコアを持つデュアルコアCPUといえば「Pentium D」くらいしか思い浮かばないほど、デュアルコアは希少かつ贅沢なCPUでした。ところが最近は、シングルコアよりもデュアルコアCPUが主流となりつつあり、さらにCPU一基盤上にデュアルコアCPUを二つ搭載したクアッドコアCPUも市場に多く流れています。

そしてついには、CPU一基板上に四つのコアを搭載したネイティブクアッドコアが登場する時がやってきたようです。今までのCPUの進化をずっと見てきたわけではないのですが、ここ数年でかなり高性能化しているように思います。高性能なハードウェアを要求するということで非難を浴びているMicrosoft社のWindows Vistaも、こうした高性能なハードウェアへ最適化されたOSと捉えることができます。

Intelのネイティブクアッドコアについては、現段階では親しみのない構造や難しい用語が多く、記事を読んだだけでは導入メリットを含めて理解が薄いです。とりあえず、CPUのパフォーマンスが上がるにつれて消費電力も大きくなっているようで、TDPが130Wに設定されたモデルもあるようです。数値だけ見ればPentium Extreme Editionと同等の多大な発熱量があると考えられます。こうした問題にどう対応していくかも、マルチコアプロセッサの今後の課題となるのではないかと思っています。


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祝3000アクセスカウント、記念に当サイトについて少々

9月20日には、サイトを開設して早くも2ヶ月となります。そんな昨日はサイト開設58日目だったのですが、ついにアクセスカウンターが3000番台に突入しました。理論値では、3000と数回このサイトは閲覧されていることになります。実際のところは、来訪者様お一人に付き一日一回カウンターが回るようになっていて、私がサイト更新反映の確認をするために一日一回カウンターを回してしまっていて、インターネット閲覧ソフトの設定でアクセスカウンターのカウントに入らない方がいて、諸所の事情から実際にこのサイトにアクセスした方の正確な数値というのは出しにくいので残念です。

さて、とりあえず祝3000カウントのお祝いも兼ねて一言…

読者ならびに来訪者の皆様、ありがとうございました。たぶんこれからも、一日三回更新していくので、よろしくお願いします。

ちなみに、当サイトはニュースサイトではありません。元々はOSのインストール方法だとか、おすすめのソフトウェアだとか、その他 動画の形式変換からパソコン関連のおもしろい情報などをサイトに書いてみたくて始めることにしたのでした。そのうち、パソコンに疎い友人の質問・疑問に対する返答をサイト上に書くことで、友人と同じ疑問を持った人の解決に役立つことができるのではないかと考え、"まとめサイト"という位置づけにしました。

静止的なホームページよりも動的なブログのほうがおもしろいだろうし、更新率の維持に努めるために楽に管理ができることから"まとめブログ"ではなく"まとめサイト"という名前になっています。実際はニュース記事からネタを引用することが多いので、現在はニュースのスクラップブログという位置づけが妥当かもしれませんね。

なにはともあれ、これからも更新率300%を維持向上し、当サイトの情報が来訪者のみなさんの役に立てれば幸いです。

2007年9月16日日曜日

SAMSUNG製の500GB HDD、Sofmapにて10000円を切る

AKIBA PC Hotlineの記事によると、500GBの3.5インチHDDが店頭価格1万円割れとなったとのこと。現在ソフマップ秋葉原リユース総合館が、開店記念特価品としてSAMSUNG HD501LJ(500GB,16MB,SATA)を9,990円で販売中だという。同店によると特価品扱いながら、在庫量は多く、しばらくこのままの価格で販売できる状態にあるとのこと。

過去にも深夜販売イベントの目玉品や週末の特価品として、個数限定などの条件付きで500GBモデルが1万円割れとなった例はあるとのこと。しかし、通常販売に近いかたちで継続して1万円割れで販売される例はこれが初めてだという。今回特価となったのはSAMSUNG製のHDD。どうやら、同メーカーのHDDは比較的安価なモデルが多いようだ。これを機に他社製の500GBモデルも続々と1万円割れに突入するかもしれない。

記事: AKIBA PC Hotline:500GBのHDDが初の1万円割れに突入、SAMSUNG製


既にメインPCには250GBのHDDを二台搭載しているので、しばらくHDDは買わなくても済みそうです。なおHDDを買うならSeagate製と決めている私は、その250GBのHDDが二台ともSeagate製で、しかも二台とも同じ「Barracuda 7200.10 ST3250620AS」です。

元々はPC自作の際、他のメーカーと比べて静音性に優れているという噂を信じてSeagate製を購入。それがたまたま、「Seagate純正バルク品」ということで5年のメーカー保証が付いているモデルで、そこからSeagateが好きになったのでした。


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Seagate、SSD市場への参入表明か

モバイル向けCore 2 Extreme X7900、店頭でベンチマーク

AKIBA PC Hotlineの記事によると、先週受注販売が始まったIntelのモバイル向けハイエンドデュアルコアCPU、「Core 2 Extreme X7900」(2.8GHz/FSB 800MHz/2L 4MB)の店頭デモがBLESS 秋葉原本店で始まったとのこと。デモで利用されているのはAOpenの小型PC自作キット「MP965-D」で、フラッシュメモリを利用したPC高速化技術である「Intel Turbo Memory」も実装した状態だという。なお、同店のベンチマークソフトでは温度計測も行っており、それによるとコア温度は56~60℃程度になったという。

記事: AKIBA PC Hotline:モバイルCore 2 Extreme X7900の店頭デモ実施中


8月初頭に新型iMacが発売されましたが、この最上位モデルにもCore 2 Extreme X7900が搭載されているようです。Extremeの名に恥じぬようにか、スペックも価格もかなり高いですね。モバイル向けというだけあって、ベンチマーク結果で出たコア温度はそんなに高くないように思えます。


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モバイル版Core 2 Extreme 対応マザーボード―Fuzzy GM965
ついに出ました新型iMac!

1GBのメモリが3000円台前半へ、価格は暴落中

AKIBA PC Hotlineの記事によると、メモリの値下がりがまた突如として加速し、3ヶ月半ぶりにDDR2 SDRAM DIMMの1GBモデルが過去最安値記録を更新したとのこと。DDR2-667 1GBの最安値は今週3,180円まで下がり、5月26日に記録した1GBメモリの最安値記録である3,280円を100円更新しているとのこと。

このまま 1GBメモリが3,000円割れとなる可能性もありそうだが、下げ続けていたDRAMチップのスポット価格が直近で戻す動きを見せ、また 以前ほど店頭でメモリの回転がよくないことからショップ側の値下げ攻勢もそれほど期待できないかもしれない。一時的に3,000円を割ったとしても、すぐに下げ止まるとのではないかと見る向きもあるとのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:メモリの値下がり加速、1GBが過去最安値記録を更新


現在メインPCのOSをWindows XPに変更したため、複数のソフトを同時利用してもメモリが不足するということがなくなりました。以前は当たり前のように仮想メモリをオフにしていましたが、Windows Vistaを1GBぽっきりのメモリ上で動かすのはさすがに無理があったようでした。

そもそも先日まで使っていたWindows Vistaは、実用的に使うには最低でも2GB、できることなら3GBのメモリは積む必要がありました。WebブラウザOperaでニコニコ動画へ接続したり、Windows Media Playerで音楽を再生しながらペイントで絵を描いているだけでメモリ不足の警告が出るほどでした。仮想メモリを使えば解決される問題なのですが、どうしてもそれだけは嫌だったのでメモリの増設を考えていました。

増設用の資金を貯めているうちにメモリ価格が高騰し始めたため、一時は増設をあきらめてたのですが、最近はまたメモリの価格が下がってきたので購入をもう一回考えてみたいです。OSがWindows XPとはいえ、メモリ容量は多いに越したことはないですから。なお現在は512MB×2で頑張っているので、1GB×2を追加して3GBにするのが理想です。


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2007年9月15日土曜日

ノートパソコンの価格は値下げ傾向に、買い時はいつだ

@ITの記事によると、BCNが9月14日に発表した8月の月間レポートで、ノートPCが値下げ傾向にあることがわかった。秋冬モデル登場前の端境期であるのが要因のようだ。ノートPCの販売台数は2007年2月以降、7カ月連続で前年同月を上回っていて、安定した売り上げを記録しているとのこと。

A4タイプのノートPC、8月平均単価は12万3000円で6月と比べて7000円ほど低下しているようだ。B5タイプも19万8000円と、6月から3000円ほど低下したとのこと。台数ベースは前年同期を上回り、金額ベースでは下回っているとのこと。

記事: @IT:ノートPCが値下げ傾向


記事中のグラフを見る限りでは、A4サイズのノートパソコン出荷台数が圧倒的に高いですね。そういえば最近は、15.4インチ液晶の据え置きノートを店頭などで良く見かけます。A4ノートPCはそこそこコストパフォーマンスが高く、最近はデスクトップに取って代わる存在となりつつあるのではないでしょうか。 いずれにしても、B5サイズのモバイルノートが欲しい私はこの価格変動をもう少し様子見したいと思います。


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Windows Vista SP1のデスクトップ検索、サードパーティーの機能をサポート

ITmediaの記事によると、米Microsoftは9月12日、2008年第1四半期に公式リリースを予定している「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」において、デスクトップ検索機能を変更することを明らかにしたとのこと。SP1に更新することで、デスクトップ検索に変更が加わり、Windows Vistaにサードパーティーの検索アプリケーションを統合できるようになるようだ。

記事: ITmedia News:MS、Windows Vista SP1のデスクトップ検索の変更概要を発表


このように、サードパーティー製のアプリケーションを組み込みやすいというのがWindowsの良いところだと思います。サードパーティーも、自分たちのソフトウェアをWindowsにより組み込みやすいように作っているので、Microsoftはこのように、Windows を「アプリケーションを受け入れやすいようなOS」として開発・位置付けをすれば良いのではないでしょうか。

Internet ExplorerやWindows Media Playerなどは、最近ではWindowsのOS標準機能として提供されています。OSに、必要になるであろうアプリケーションをあらかじめ搭載させることで最適化でき、よりスムーズにパソコンを使えるようになるのは良いことだと思います。

しかし、場合によってはアプリケーションとOSを癒着させ、エクスペリアンス(経験・体験)の向上を阻害するでしょう。OSの最適化というのは、互換性重視のパソコンを使いやすくするための大切なキーワードだと思いますが、Windows にアプリケーションを組み込みやすくすることこそ真のエクスペリアンス向上に繋がるのではないでしょうか。


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MS、Windows Vista SP1の公式β版・正式リリース予定をそれぞれ発表
Windows Vista SP1 ver.β、再び流出する

SCO、著作権訴訟に敗れ破産保護申請

ITmediaの記事によると、UNIXおよびUnixWareの著作権をめぐり所有権を主張していたSCO Groupは、重要な訴訟で敗北した1カ月後に債権者からの破産保護のため、米破産法11条の適用を申請したとのこと。SCOは倒産手続きが終わるまですべての通常業務を継続する計画だと述べているようだ。

記事: ITmedia News:UNIX著作権訴訟に敗れたSCO、ついに破産保護申請


SCOは、UNIX OSの著作権・所有権は自らにあるとして、Linuxを使用しているパソコンに700ドルを課金しようとしたようです。しかしSCOが著作権訴訟に敗れたことで、UNIXやLinuxを無料で使い続けることができそうです。

なおメインPCのOSをWindows XPに変更したので、Virtual PCなどを使ってUNIX系OSの試用もしてみたいと思います。実際のところLinuxは今までに一度も使ったことがなく、同系統のLinux OS であるUbuntuは持ってこそいるものの使っていません。


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オープンソースのソフトウェア UNIX OS の所有権
つまりは、Microsoft の Anti Linux 活動?

2007年9月14日金曜日

1994年に登場したウィルス、Vista PCから発掘か

ITmediaの記事によると、セキュリティ企業のMcAfeeは、ドイツで販売されたWindows Vista搭載PCに1994年のフロッピーウイルスが感染していたことが分かり、メーカーが対応に追われているとブログで伝えたとのこと。Windows Vistaがプリインストールされた現代のノートPCに、なぜこんな昔のウイルスが感染したのかは不明のようだ。

ウイルス感染が見つかったのは、ドイツのディスカウントストアで販売されたMedionのノートPC「MD96290」。問題のウイルスは「Stoned.Angelina」、フロッピーディスクのブートセクターに感染するが、特に悪質な機能は持っていないとのこと。1994年といえば まだウイルスは数えるほどしか存在せず、印刷版のウイルス辞典に説明が載っていたほどの時代だという。

記事: ITmedia エンタープライズ:過去のフロッピーウイルスがVista PCに感染


ウィルス情報について調べてみたところ、相当古いウィルスのようです。感染したマシンで扱うフロッピーディスクに飛び火するとのことですが、それ以外の害は特にないようです。何より気になるのが、製造の、どの段階でコンピュータに感染したのかということですね。


関連情報
McAfee Avert Labs Blog(英語)
Stoned.Angelina ウィルス情報 - F-Secure ホームページ

McAfee Internet Security Suite 最新版が発売

ITmediaの記事によると、マカフィーは9月13日、個人向けセキュリティ製品の最新版3製品を発表したとのこと。ラインアップは「マカフィー・ウイルススキャン プラス with サイトアドバイザ」「マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザ」「マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラス」。9月14日より店頭販売を行うという。

契約期間中は常に最新のサービスが受けられる点を強調するため、今回のバージョンでは“2008”の文字が省かれているという。また、2007年度版では黒いパッケージを採用していたが、国内版のみ同社のイメージカラー(McAfee Red)である赤いデザインに変更されたようだ。

製品の発表会では、検索結果の平均4%に危険なサイトへのリンクが含まれていること、メッセンジャーによる脅威が前年比で79%増加している点など、ユーザーが日常的に使っている機能で危険に遭遇する機会が増えているとの指摘があり、最新版マカフィーはこれに焦点を合わせた製品になっているようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:このサイトは安全? を答えてくれる「マカフィー」最新版


ノートン2007シリーズ、Kaspersky 7.0シリーズ、ウィルスバスター2007シリーズ、そしてMcAfeeシリーズと、有名所が市場に揃い始めてきました。これらセキュリティ対策ソフトの登場を受けて、そろそろ比較実験などが始まる時期です。以前に、一台のパソコンに複数のウィルス対策ソフトをインストールして戦わせ、最後にどれが生き残るかという実験をしようとしたことがありました。良い機会なので、近いうちに最新セキュリティソフトの体験版を集めて実験してみたいと思います。


関連情報
McAfee ホームページ
最強はどれ? 2007年版セキュリティソフト徹底比較 - 前編(ITmedia)

歌うトロイの木馬「Vergon」――死の行進曲を流す

ITmediaの記事によると、マシンに感染しながらMP3でテーマソングを流すトロイの木馬が出現したという。McAfeeによると、トロイの木馬「Vergon」のアイコンは、MP3を再生するデフォルトのメディアプレーヤーのアイコンに似せてあり、これを実行すると「Lagu」というMP3を再生するとのこと。

音質は極めて悪いが、音楽が流れている間、コンピュータの各部位にVergonがコピーされるとのこと。さらにはコマンドシェルに指令を出し、次にシステムを起動した際にVergoneという名前で管理者アカウントを追加するバッチスクリプトを実行させるとのこと。その結果、レジストリエディタやタスクマネージャなどのシステムツールも起動できなくなってしまうとのことだ。

記事: ITmedia エンタープライズ:テーマソングを聞かせるトロイの木馬が出現


トロイの木馬に感染するのは嫌ですが、この「Vergon」が再生するというMP3「Lagu」をちょっと聴いてみたいです。今回の記事タイトルは「歌うトロイの木馬「Vergon」――死の行進曲を流す」というように書きましたが、実際はどのようなテーマソングを流すトロイの木馬なのかわかりません。

音質が悪いというのもあくまでMcAfeeの調べによる情報なので、実際のところどのようなファイルに感染していて、起動するとどのようなテーマソングが流れるのかを確かめたいところです。なお このトロイの木馬、ITmediaの記事内においては「Vergon」と表示されていますが、McAfeeのウィルス情報サイトでは「Verbegon」「Vergone」などと表示されており、どれが正式な名称なのかは不明です。


関連情報
McAfee Avert Labs Blog - McAfee ホームページ(英語)
ウィルス情報 Verbegon - McAfee ホームページ

2007年9月13日木曜日

月額1万500円でHSDPAを使い放題―ドコモのPC向け定額プラン

ITmediaの記事によると、NTTドコモは、PCと携帯電話を接続して利用するデータ通信のパケット定額プランを発表したとのこと。10月22日から「定額データプランHIGH-SPEED」と「定額データプラン64K」の2つの定額プランを提供するという。PCとの接続時にパケット料金が定額になるプランは、すでにウィルコムやイー・モバイル、MVNOの日本通信が提供中とのこと。携帯大手3キャリアも検討中といわれる中で、まずはドコモが導入に踏み切ったようだ。

記事: ITmedia +D モバイル:ドコモがPCのデータ定額──月額1万500円でHSDPAを使い放題


サービスの利用については、定額データプランHIGH-SPEEDの場合は「mopera U U定額HIGH-SPEEDプラン」(840円/月)か「ビジネスmoperaインターネット - HIGH-SPEED」(630円/月)に、定額データプラン64Kは「ビジネスmoperaインターネット - 64K」(315円/月)に加入する必要があるとのことです。

対応する携帯は、「A2502 HIGH-SPEED」「M2501 HIGH-SPEED」「N904i」「P903iX HIGH-SPEED」「F903iX HIGH-SPEED」「N902iX HIGH-SPEED」「L704i」の6機種に加え「F1100」「HT1100」が対応予定とのことです。また、FOMAハイスピード対応の通信モジュールを内蔵した富士通の「LOOX T70XNX」「LOOX U50XNX」などでも利用でき、VAIO「type S」「type T」なども対応を予定しているようだ。

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Storm Worm、偽Googleメッセージでマルウェアをダウンロードさせる

ITmediaの記事によると、Trend Microは9月12日、マルウェアのStorm Wormが今度はGoogleの名をかたる手口を採用したと報告した。本文に「You have just received a new Google Message!」(新しいGoogleメッセージが届きました!)と記されたメールには、Googleホームページと同じURL(http://www.google.com/)で始まるURLを記載して、メッセージ参照のためこれをクリックするよう促しているとのこと。

リンクをクリックすると、マルウェアがダウンロードされるという。Storm Worm絡みでは数日前に、NFL開幕に便乗した攻撃が浮上しており、今回も同じ手口だとTrend Microは解説しているようだ。

記事: ITmedia エンタープライズ:「Googleメッセージ」かたりマルウェアをインストール


Googleのホームページと同じURLって、どんな細工を施したサイトなのでしょうね。届いたメールの送信者にGoogleとかYahooとか、はたまたMicrosoftなどの知名度の高い名前が書いてあると、ついつい信用してしまうものだと思います。しかしそのような有名所が、突然メールを送ってくるなんてことはまずありえません。今回はGoogleから身に覚えのないメールが届いたというケースですから、メールにあるリンクをクリックする前にまず、Googleに直接問い合わせてみるのが対策として挙げられますね。


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新たな手口、ソフトの紹介でワームをダウンロードさせる
メッセンジャー経由で感染、偽Googleページを利用してマルウェア配布

ウィルスバスター2007、性能はエンタープライズ級か

ITmediaの記事によると、トレンドマイクロは9月11日、最新セキュリティスイート「ウイルスバスター2008」を発表したとのこと。ダウンロード販売は10月19日から開始され、パッケージ版の発売は10月26日からだという。

日本国内で不正プログラムの収集・分析を行っている同社リージョナルトレンドラボの調査結果では、オンライン上で遭遇するセキュリティリスクの9割が、Webを基盤とした不正活動とのこと。Webサイトを閲覧した際に不正なプログラムをインストールする(ドライブ・バイ・ダウンロード)攻撃は、深刻な脅威とされている。ウイルスバスター2008では、従来の保護機能に加えて、企業向け製品で採用されている技術なども導入されているとのこと。多段階かつ強固な防御を実現しているという。

2007年6月には、イタリアの旅行サイトなどがサマーバカンスの時期を狙って改ざんされ、不正なプログラムをダウンロードするサーバにリダイレクトされるといった事件も発生しているとのこと。これらの事例の特徴は、金銭を目的とした個人情報の強奪など、明確な犯罪意図を持った活動であるという点だという。“怪しいサイト”に行かなければ大丈夫という言う考えは、間違いのようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:性能はエンタープライズ級、使用感はさらに軽く――「ウイルスバスター2008」


先日のノートン2008シリーズ、Kaspersky 7.0シリーズに続いて、ウィルスバスター2008の記事です。多くの企業や学校などで採用されている「ウィルスバスター コーポレートエディション」ですが、低スペックなパソコンであっても軽いのは、国内シェアにおけるノートンとの大きな差だと思います。


関連情報
ウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティ - Trend Micro ホームページ
“ほどほどのセキュリティ”では不十分――「ウイルスバスター」最新版(ITmedia)

2007年9月12日水曜日

BDレコーダーに合わせての発表か、全24モデルのBlu-ray Disc

ITmediaの記事によると、ソニーは9月12日、Blu-ray Discメディアの新製品として、ビデオ用15モデルとデータ用9モデル、全24モデルを11月8日から販売すると発表したとのこと。価格はいずれもオープン。実売予想価格はビデオ用・データ用ともに、BD-R 一層 2倍速(25GB)が1500円前後、BD-RE 一層 2倍速(25GB)が2500円前後、二層のモデルは一層のモデルの約二倍強となっている。

記事: ITmedia +D LifeStyle:ソニー、4倍速ダビング可能なBlu-ray Discメディア


BD-R 一層 2倍速(25GB)が1500円前後ということですが、DVDとしては高級品であるTDK製のDVD-R 18倍速(4.7GB 50枚スピンドル)が大体2000円前後で買えるので、コストパフォーマンス重視の私がBlu-rya Discを使う日は当分来そうにないです。とりあえず、HD-DVDとBlu-rayのどちらが"次世代光ディスク"として普及するか楽しみですね。


関連情報
発表された4機種、すべてBDレコーダー
次世代DVDのダークホースは両規格対応型、パソコン接続型ドライブの売れ筋(asahi.com)

Windows2000のMicrosoftエージェント、URLの処理方法に脆弱性か

ITproの記事によると、マイクロソフトは2007年9月12日、WindowsやVisual Studio、MSN Messengerなどに関するセキュリティ情報として以下4件を公開したとのこと。

Microsoft エージェントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(KB938827)
Crystal Reports for Visual Studio の脆弱性により、リモートでコードが実行される(941522)
Windows Services for UNIX の脆弱性により、特権の昇格が起こる(939778)
MSN Messenger および Windows Live Messenger の脆弱性により、リモートでコードが実行される(942099)

今回公開されたセキュリティ情報のうち、KB938827は脆弱性の最大深刻度は「緊急」に設定されているとのこと。細工が施されたWebページにアクセスするだけで被害に遭うとのことで、今回の脆弱性の影響を受けるのはWindows 2000のMicrosoftエージェントのみだという。なお、Microsoftエージェントとは対話的なユーザー・インタフェースを提供するコンポーネントで、Windows 2000以外にも標準で含まれる。

記事: ITpro:マイクロソフトがセキュリティ情報を4件公開、「緊急」が1件


なお Windows XP に対してのプログラムは、9月11日付けで「Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)」の最新版が配布されていました。つい先日までWindows Vistaを使っていたので、Windows XPその他のWindows OS のセキュリティ情報はあまり積極的に調べていませんでした。

MSN Messenger ・ Windows Live Messenger の脆弱性についての記事が一番気になったのですが、最新版のLive Messenger 8.1 を使っている人には関係ないようで、結局のところ今回のセキュリティ情報は私には関係のないものでした。


関連情報
マイクロソフト セキュリティ ホーム
2007 年 9 月のセキュリティ情報 - Microsoft TechNet

発表された4機種、すべてBDレコーダー

ITmediaの記事によると、ソニーは9月12日、Blu-ray Discレコーダーの新製品4機種を発表したとのこと。すべてのモデルにBlu-ray Disc ドライブと大容量HDDが搭載され、価格はオープン、実売予想価格は14万円から20万円前後のようだ。

ラインアップは、テレビ録画向けのスタンダードモデル「BDZ-T50」と「BDZ-T70」、ハンディカムとの親和性を重視した「BDZ-L70」、DeepColor出力などに対応したホームシアター向け上位モデル「BDZ-X90」。いずれも圧縮効率の高いMPEG-4 AVCエンコーダーを搭載し、50GバイトのBD一枚に最大約16時間の録画が可能になったとのこと。

コピーワンス規制緩和への対応については、製品出荷までに規格化が間に合えば出荷時点、間に合わなければ放送波アップデートで対応する予定のようだ。

記事: ITmedia +D LifeStyle:「今後はすべてBD」――ソニーがBDレコーダー4機種を発表


実のところDVDレコーダーすら所有しておらず、我が家では未だにVHSを使ってTV録画などをしています。私は、高校入学前後の時期からテレビを見なくなり、現在もニュース以外はほとんどテレビを見ないという始末なので、やはりBlu-ray Discレコーダーも必要もないといったところです。


関連情報
たっぶり録画に高速ダビング、ソニーの新Blu-rayレコーダー詳報(ITmedia)

2007年9月11日火曜日

Ubuntu プリインストール PC、法人限定で販売

クレバリーは、先日の告知どおり"Ubuntu Linux"を搭載したパソコン2モデルを販売開始した。法人向け限定で、ホワイトモデルとブラックモデルの二種類がある。BTOでWindows OSを搭載することも可能となっており、価格は4万9800円。

主なスペックは、Pentium E2140(1.6GHz/FSB800MHz/L2 1MB/DualCore)、Intel 945Gチップセット、DDR-667 1GB(512MBx2/CL5/永久保証付 メーカー製)、160GB(SATAII/7200rpm/8MB)、DVD-ROMドライブ(DVD-ROMx16/CD-ROMx48)。法人向けパソコンらしく、価格・スペック共にやや抑えられている。

海外ではUbuntu搭載PCの販売がすでに始まっているようだが、日本国内ではこれが初めてかもしれない。保証に関する資料によれば、OSのサポートは質問の受付を含め、その一切を行わないという。ハードウェアとしての1年間のサポートはあるものの、あくまで"自己責任"ということなのだろう。 一般販売についての公式な情報は、実際のお問い合わせや販売の台数次第のようだ。

記事: 法人向け パソコン 【クレバリー】:UbuntuプリインストールPCの販売を開始いたしました


OS無しパソコンを購入して自分でUbuntuをインストールするような方もいますから、法人限定の通販といわず、店頭にて一般販売してもいいと思います。サポート関連の問題に対しては、簡単な扱い方法をまとめたマニュアルをパソコンにバンドルしたり、UbuntuプリインストールPCのユーザーコミュニティを作ったりすることで何とかなりそうですし、こうすることで販促とUbuntu Linuxの普及が同時に行えるとも思うのですが、どんなもんでしょうか。いずれにしても、やはり実際のお問い合わせや販売の台数次第が関係してきそうです。


関連情報
Ubuntu - ホームページ
クレバリー法人向け情報 - 公式ブログ
Book Ubuntu 省スペースパソコン Ubuntuモデル(法人限定) - クレバリー

Intel X38 Express搭載、ASUSのマザーボード「P5E3 Deluxe」

ITmediaの記事で、ASUSのIntel X38マザー「P5E3 Deluxe」を解説している。Intel X38 Express チップセットは、インテルの新世代チップセット「Intel 3シリーズ」の最上位モデルに位置するとのこと。

COMPUTEX TAIPEI 2007に登場したサンプルでは、茶色い基板に、DDR3メモリスロットを4本載せ、2本のPCI Express x16スロットと1本のPCIスロットを用意していたとのこと。しかし今回のP5E3 Deluxeは、PCI Express x16スロットが3本になり、PCIスロットが省かれてしまっているようだ。

Intel X38 Expressには、既存のチップセットにはない新しいアクセラレーション機能が用意されているという。興味深い性能などについては、インテルの「正式発表」が行われたのちに、あらためて評価する予定だという。

記事: ITmedia +D PC USER:まずは写真でみる、ASUSのIntel X38マザー「P5E3 Deluxe」


少し前まではビデオカードくらいにしか搭載されていなかったDDR3メモリも、最新のチップセットやマザーボードがサポートすることによって普及しそうですね。それにしても、PCI-Express x16 が三本っていうのは、どんなもんでしょうか。オンボードでVGAが搭載されていないので、"PCI-Expressスロットがひとつ壊れてもまだいける"という予備的な考え方もできますが、とりあえず多すぎですね。PCIスロットがないというのは、いくらなんでもひどいと思います。


関連情報
ローンチイベントで示された「Intel X38」「Intel G35」のアドバンテージ(ITmedia)
DDR3 2GBのメモリをオンボード搭載、P5K3 Premium/WiFi-AP

ノートン2007の次はKaspersky Internet Security 7.0がリリース

ITmediaの記事によると、 ジャストシステムは9月14日、総合セキュリティソフトの最新版「Kaspersky Internet Security 7.0」を発売するとのこと。未知のウイルスにも対応できるというヒューリスティック検知機能を搭載し、通常版の価格は1万2800円、優待版は6800円だという。

動作が軽く、約1時間に1回定義ファイルを更新するという本ソフトは、ウイルス対策やファイアウォール、スパイウェア対策などをまとめた総合セキュリティソフト。隔離された仮想環境を作り、未知ウイルスの動作をシミュレート。潜在的危険性を分析して駆除するとのこと。特にrootkitとキーロガーの検知を強化したようだ。

ウイルス対策機能に絞った「Kaspersky Anti-Virus 7.0」も同時リリースで、価格は通常版が8800円、優待版が5800円とのこと。優待版は他社製品からの乗り換えユーザー向けだという。対応OSはWindows 2000/XP/Vistaで、64bitシステムをサポートする。

記事: ITmedia News:ヒューリスティック検知で未知ウイルスも防御 「Kaspersky」最新版


さて、先日のノートン2007リリースに続いて、カスペルスキーの最新版も登場しました。世の中には「ウィルス対策ソフトの検出率ランキング」なるものが複数存在しますが、どの実験結果を見ても、たいていはこの"Kaspersky"の文字が一番上にあります。

定義ファイルの更新率が1時間に1回というのも売り文句のひとつで、店頭などでもよく見かけます。最新版のKaspersky Internet Security 7.0は価格が高いので、前バージョンを購入して無償アップデートを受けるか、あるいはKaspersky Anti-Virus 7.0を買うという方法もありますね。


関連情報
ニュースリリース - ジャストシステム ホームページ
ウイルス対策ソフト「カスペルスキー」情報サイト
Kaspersky Lab - ホームページ

2007年9月10日月曜日

PASMO、9月10日から販売再開

Business Media 誠の記事によると、PASMO協議会は9月10日、FeliCaを利用した交通乗車券「PASMO」の発売を再開したとのこと。一部販売を制限している駅はあるが、これまでPASMO定期券を販売していた駅であれば、記名PASMO・無記名PASMOを購入できるようになったようだ。

PASMOは、2007年3月18日に販売を開始したが、用意していた400万枚のうち300万枚を1カ月弱で売り上げるなど“予想外”の人気を博したことで話題を呼んだ。PASMO協議会はカードが不足する事態を避けるため、追加発注分が確保できるまでPASMOの販売を一時的に中断することを決定したのだった。

記事: Business Media 誠:記名&無記名PASMO、5カ月ぶりに販売再開


PASMOがあれば、首都圏を中心とする特定の地域で交通機関の利用がぐっと楽になりそうです。以前に東京へ行ったときに"ゆりかもめ"を利用する機会があって、あらかじめSuicaを作っておいたおかげで乗り降りがスムーズにできました。まだ買い物に使ったことがないので、機会があれば使ってみたいと思います。


関連情報
PASMO - ホームページ

AMD、"Barcelona" Opteronを発表

ITmediaの記事によると、AMDは9月10日、開発コード名「Barcelona」で知られてきたクアッドコアOpteronを発表したとのこと。同社は、今回登場したクアッドコアOpteronにおいて、消費電力を従来と同程度にしたまま整数演算や浮動小数点演算における性能が50%増加、仮想マシンの性能も強化されたと説明しているとのこと。

また クアッドコアOpteronでは、消費電力を示す新しい指標として「Average CPU Power」(ACP)が導入されたとのこと。従来のTDP(Thermal Design Power)は、ピーク時における最大消費電力を示していた。対するACPでは、実用的な利用条件のシナリオに基づいて求められた消費電力を示すことで、データセンターの設計者により現実に近いデータを示すことができるという。なお、クアッドコアOpteronではACPが55~75W程度のようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:AMD、“Barcelona”Opteronを発表


私が思うに 今回の記事でもっとも注目したいのは、AMDがクアッドコアOpteronの発表資料の中で、同じ機能を有する次世代アーキテクチャを採用するCPU「Phenom」を2007年12月に発表するという旨のところでしょう。こちらはデスクトップ向けのCPUなので、私の興味のある市場に旋風を巻き起こすのではないでしょうか。ちょっと楽しみです。


関連情報
インテル、サーバー向けCPU Xeon プロセッサーに7300番台を追加
「LuvMachines Sofmap Edition」新モデル3機種、9月3日より販売開始

cookie転送に問題、大手サイトの認証機能に脆弱性

ITmediaの記事によると、Google、Microsoft、Yahoo!など大手各社のWebサイトに ユーザー認証をかわされてしまう脆弱性があることが発覚、US-CERTがアドバイザリーを公開したとのこと。

それによれば、cookieを使って認証を行っているWebサービスの中には、最初にユーザーネームとパスワードを入力してログインするときには暗号化されたhttpsセッションで認証用cookieを設定していても、セッション全体が暗号化されておらず、その後そのcookieをhttpで転送しているサイトがあるとのこと。こうしたサイトでは、ネットワークパス上の攻撃者がcookieを含んだトラフィックを傍受して、正規ユーザーを装うことができてしまう可能性があるという。

US-CERTのアドバイザリーでは、この脆弱性の影響を受けるベンダーとしてGoogle、Microsoft、Yahoo!を挙げ、eBayとMySpace.comは不明となっているとのこと。ユーザーとしての対策方法は、ユーザーネームとパスワードを入力するときだけでなく、セッション全体でhttpsを使っているWebサイトを利用することだという。

記事: ITmedia エンタープライズ:Googleなど大手サイトのcookie転送に問題発覚、認証かわされる恐れ


よく考えてみると、非常に身近で危険の大きい問題です。私の場合、当サイト更新の際はGoogleアカウントのhttpsでログインし、Cookie転送でBloggerにログインしています。つまりはこの転送機能に問題があるということで、最悪の場合このサイトがのっとられてしまうこともあるわけです。

Googleの場合、複数のサービスを「Googleアカウント」で一括管理しているわけですが、cookieの転送機能の被害に遭わないための対策として、"各サービスのログインページを使う"ということが挙げられるのではないでしょうか。つまり、Bloggerを使うときはBloggerのログインページへ、Youtubeを使うときはYoutubeのログインページへ行って"直接認証をすれば良い"ということです。実のところ面倒くさいのですが、安全に使うためには仕方がないです。各大手サイトの早急な対応を望みます。


関連情報
US-CERT アドバイザリー - US-CERTホームページ(英語)
Yahoo!とMSN、検索結果の危険度増大――米McAfee調査(ITmedia)
メッセンジャー経由で感染、偽Googleページを利用してマルウェア配布

2007年9月9日日曜日

DDR3 2GBのメモリをオンボード搭載、P5K3 Premium/WiFi-AP

AKIBA PC Hotlineの記事によると、P5K3 Premium/WiFi-APは1,333MHzで動作するDDR3 2GBのメモリをオンボード搭載するパワーユーザ向けのマザーボードとのこと。メモリの空きスロットは用意されていないとのことだが、独自技術によりチップセットの仕様を上回るDDR3 1333に対応させ、また 1,500MHzにオーバークロックして動作させることも可能という。

本体はATXサイズで、拡張スロットは PCI Express x16×2(CrossFire対応)、PCI Express x1×2、PCI×3 など。Gigabit Ethernet(2ポート)、無線LAN(IEEE 802.11g/b)、IEEE 1394、Serial ATA(内部6/外部2、RAID 0/1/0+1/5対応)、Ultra ATA-133 ×1、8chサウンドなどの機能を備えるとのこと。

なお、この製品の価格と発売時期は未定で、現在「ソフマップ 秋葉原 リユース総合館」にてサンプルが展示中とのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:DDR3 2GBメモリオンボードのASUS製LGA75マザー展示中


ノートパソコンでオンボードメモリを搭載している機種ものをいくつか知っていますが、デスクトップ向けのマザーボードでオンボードメモリを搭載しているというのは知りませんでした。オンボードメモリ搭載マザーボード……つまりは一体型というわけですが、性能向上のパーツ換装がしづらそうです。ヒートシンクを外せば不可能ではないでしょうが、当然サポート対象外になるでしょうし…

もっとも、DDR3 2GBですでにオーバークロック可能というおいしいパーツの換装なんて、壊れでもしない限り普通やらないでしょうが…。それに、オンボードならそれなりに最適化もされているでしょうし、早々壊れることもないかもしれないですね。


関連情報
P5K3 Premium/WiFi-AP 製品情報 - ASUSホームページ
【マザーボード】【ASUS P5K3 Premium/WiFi-AP】展示開始。いくらなんだろうね。。(coneco.net)
P5K3 Premium/WiFi-AP :ASUSのDDR3 2GBをオンボードにしたマザーボード(PCリサーチ)

SilverStone、DTX対応の小型PCケース

AKIBA PC Hotline の記事によると、SilverStoneから、AMDが提唱する小型PCフォームファクタ「DTX」に対応をうたうの横置きPCケース「ML02」が登場したとのこと。実売価格は37,800円だという。

DTXはAMDが提唱する新しいフォームファクタで、TDP 45WのAthlon X2といった省電力のCPUと組み合わせることによって、小型かつ静粛性の高いPCを提供できるようにすることを目的としているとのこと。なお、DTXの最終仕様は6月に決定したものの、現時点では対応マザーボードは発売されていないとのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:DTX対応をうたった横置きケースがSilverStoneから


Mobile on Desktopというのは、モバイル向けCPUやPCパーツをデスクトップで使用することで、より小型化・省電力化するというひとつの工夫です。Core DuoやPentium Mなどを搭載したデスクトップパソコンはその代表的な例で、以前と比べると最近のメーカー製パソコンに広く応用されているようです。ブランド名こそ違いますが、モバイル向け技術の応用という点においては、IntelもAMDも、やっていることは同じですね。


関連情報
ML02 製品情報 - SilverStone ホームページ(英語)
DTXの仕様 - AMDホームページ

KDDIの回線を利用し通信するノートパソコン、ダイアローグから

PC Watchの記事によると、ダイアローグ・ジャパンは9月下旬、CDMA 1X WINモジュールを内蔵可能なモバイルノートPC「FlyBook V5・VM」シリーズを発売するとのこと。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は両製品ともに25万円前後の見込みという。

V5はコンバーチブル型タブレット、VMは液晶の位置を前後に調節可能なノートPCで、それぞれ2006年6月に発売した「V33i」、「VM」の後継モデルにあたるとのこと。KDDIが開発したCDMA 1X WINモジュール「KCMP」とアプリケーションを搭載したモデルを用意し、KDDIの携帯電話網を利用した無線通信が可能だという。

なお 回線の利用は、店頭などにおいての申し込み手続き必要とせず、初回接続時にオンラインサインアップをすることでKDDIと回線契約ができるという。これは、KDDI独自の仕組みを利用して通常利用時とは別のアクセスポイントに接続してサインアップするとのことで、製品の特徴としても大きく取り上げられている。

記事: PC Watch:ダイアローグ、CDMA 1X WINモジュール対応のモバイルノート


購入すると、もれなくKDDIの携帯電話回線が永久使いたい放題になるのかと思って記事を読んでいましたが、やはりそう上手い話ではありませんでした。ただパソコンから特定のアクセスポイントに接続でき、そこで簡単に回線契約ができるだけのようです。それは確かに便利なことではありますが、パソコンを買わせてついでにネット回線の契約もさせるという点で、その辺のメーカーと大差はないように感じます。

なお、CDMA 1X WINモジュールを搭載したパソコンというのはこれが初めてではなく、7月半ばにLenovoのThinkPad X61・X61sが搭載、発売されていたようです。モバイルノートを購入して かつ回線を契約するとなると、やはりそれなりにお金がかかってしまうものなのでしょうが、「FlyBook V5・VM」については発売と同時に、回線開通を含めて20万円前後で提供するキャンペーンが予定されているようです。


関連情報
ダイアローグ・ジャパン - ホームページ
レノボ、国内初のCDMA 1X WIN通信モジュール搭載ノート(PC Watch)

2007年9月8日土曜日

次世代の高速無線サービス、まもなく免許申請の時

ITmediaの記事によると、総務省は9月10日から、2.5GHz帯の電波を利用した次世代高速無線サービス(BWA)の事業免許申請を受け付けるとのこと。今回は、全国エリアでサービスを行う事業者2社と地域単位でサービス提供を行う事業者へ免許が割り当てられる方針だという。

今回の免許交付では、特に全国サービス向けの2つ免許を巡って、携帯電話や固定通信事業者などの複数のグループが推進する「WiMAX」とウィルコムが推進する「次世代PHS」が本命として注目されてきたとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:WiMAXか、次世代PHSか? 次世代無線サービスの行方


友人に、ウィルコムのPHS回線を利用した無線インターネットサービス「AIR-EDGE」を利用している者がいるのですが、事実上どこからでもインターネットができるというのは便利そうなことこの上ないです。最近 携帯電話の性能に不満足なので、いっそのこと契約をやめて、浮いたお金で無線インターネットサービスを利用してもいいかなと考えています。問題なのは 私の住んでいる地域が田舎で、携帯や無線インターネットの電波が弱いということです。

そういえば、先日携帯電話が故障してしまいました。画面を閉じると強制的にシャットダウンしてしまい、そろそろ寿命なのかもしれません。思えばこの一年半ほど酷使してきたV604SH……。せめて、もう少し長持ちしてくれるとうれしいです。


関連情報
2.5GHz帯の争奪戦、始まる──総務省、9月10日から認定申請を受付(ITmedia)
携帯キャリアはどう動く? 総務省が2.5GHz帯認定申請を9月受付(@IT)
「競争は始まったばかり」――“謙虚”な孫社長

Windows XP Media Center Edition 2005 をインストール

先日よりセットアップを進めていたメインのパソコンですが、たった今やっと一段落つきました。 今回インストールしたOSはWidnwos XP Media Center Edition 2005ということで、Vistaや通常のWindows XP のインストールと比べるとやや面倒な部分が多かったです。特に今回は、ネット上で見つけたより良いセットアップ手順を守ってインストールしようと四苦八苦しました。以下、今回踏んだ手順を書いていきたいと思います。

なお、最新のソフトウェアを手に入れるため、必要なソフトウェアは随時ダウンロードという方法をとりました。パソコンを頻繁にメンテナンスするような方は、アップデートパッチやドライバファイルをCDなどに焼いておくと便利かもしれません。

 

① まずはOSのインストール。Media Center Edition は、インストールディスク二枚とアップデートディスク一枚の三枚組構成。インストールディスクを使用し、画面の指示に従いOSのインストールを完了、ライセンス認証を済ませる。ここまでで使用するのは、インストール用ディスク二枚のみ。
② インターネットに接続するために、無線LANアダプタのドライバをインストール。中央のスクリーンショットのように、MicrosoftダウンロードセンターからInternet Explorer 7 をダウンロード、その更新ファイルと悪意のあるソフトウェアの削除ツールをインストール。ここで指示に従い再起動する。
③ アップデートディスクに入っている Media Center Rollup 2 をインストールする前に、.NET Framework 1.1 と.NET Framework 1.1 SP1をダウンロードしインストール、ここで指示に従い再起動。
 

④ Media Center Rollup 2 をインストールし、再起動。
⑤ Windows Updateを実行し、リリースされているアップデートをすべて適用する。順序的には、Windows Media Player 11など「追加選択できるアップデート」を先にインストールし、その後で「優先度の高い更新プログラム」をインストールする。
⑥ Dual Core CPUを使用している場合、KB896256をインストールする。(ダウンロードサポート情報
⑦ INFユーティリティーをインストールした直後に、Windows Updateに更新ファイル(KB923191、KB938828)が現れたためインストール。

 

⑧Management Engine Interface、Quick Resume Technology Driverなど、G965チップセットのドライバ(VGA以外)をインストール。基本的に無線LANを使用しているので、マザーボードの有線LANドライバについてもここでインストール。
⑨DirectX 9.0c Web Setup を使用して、最新のDirectXランタイムコンポーネントをインストール。
⑩NVIDIAのサイトから ForceWare Release 162 をダウンロードし、グラフィックドライバ(VGA)をインストール。
⑪マザーボードに付属していたドライバディスクを使用して、オーディオドライバをインストール。Intelのサイトからダウンロードした最新のファイルは、ドライバファイルと同時にソフトウェアをインストールしてしまい、しかも使い勝手が悪いというソフトだったので、マザーボード付属のドライバをインストールした。なお、マザーボード付属のインストーラを使用するとインテルオーディオスタジオがインストールされてしまうが、このソフトはあえてインストールしておいた。
⑫仮想CD/DVDデバイスソフトDEAMON Tools をインストールし、仮想ドライブを二個設置。
⑬アンチウィルスソフト avast! Antivirus Home Edition をインストール。また、ここでもWindowsの更新ファイルが2つ現れたのでインストール。
⑭avast!と相性の良いファイヤーウォールソフト Zone Alarm Free をインストールし、セキュリティレベルを最大に設定。
⑮Webブラウザ Operaをインストールし、続いて仮想PCソフトVirtual PC 2007、Windows Live Messengerをインストール。
⑯セットアップ完了

とりあえず、⑯でセットアップ完了としました。ライティングソフトやビデオ編集ツールなど、そのほかのアプリケーションは必要なときに随時インストールしていくつもりです。Media Center Editionは、ご存知のとおり XP Pro や Home Editionと比べると機能が多く、必然的にセットアップも面倒なのが残念なのですが、きちんと設定すれば仕事にも遊びにも使える優秀なOSです。

インストール手順について参考にした記事 - Special Thanks -
M C E - F o r u m
Windows XP MediaCenterEditionをインストールした順番

Nortonシリーズの2008年版が登場、ブラウザの脆弱性対策

ITmediaの記事によると、シマンテックは9月7日、セキュリティソフト「ノートン」シリーズの最新版である「ノートン・インターネットセキュリティ2008」と「同 アンチウイルス2008」を発表したとのこと。ダウンロード版は同日から、パッケージ版は9月21日から販売開始とのこと。

最新版ノートンは、「Browser Defender」と呼ばれるブラウザ脆弱性対策機能を搭載するという。これは、Webブラウザの脆弱性を利用してマルウェアをダウンロードさせ、知らず知らずのうちに実行するという「ドライブ・バイ・ダウンロード」への対策のようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:未知の脅威を検知し、静かに排除する――「ノートン2008」発表会


セキュリティ対策には、Norton Internet Security のような総合セキュリティソフトを使用して一括管理するのも簡単ですが、それぞれの分野で有能なソフトを集めて併用するというのもひとつの手です。私の場合、アンチウィルスにはたいてい「avast Antivirus Home Edition」か「BitDefender」、ファイヤーウォールは「Zone Alarm」か「Windows ファイヤーウォール」、アンチスパイには「Spybot - Search & Destroy」か「Windows Defender」を使っています。

セキュリティソフトは、シェアウェア場合ライセンスに期限がついているので、できるだけお金をかけたくないのが本音です。安全をお金で買うという意味においては、多少の出費が仕方ないのはわかりますが、「セキュリティソフトは性能でこそ選ぶべき」と考えると現状のセキュリティ対策で既に十分そうです。ちなみに シェアウェアの総合セキュリティソフトを買うなら、私だったらNortonではなくKasperskyを選びます。


関連情報
Norton Internet Security 2008 製品情報 - シマンティックホームページ
Norton Antivirus 2008 製品情報 - シマンティックホームページ

2007年9月7日金曜日

ASUS、ゲーマー仕様のノート「G1S」など 2モデル3機種を発表

ITmediaの記事によると、ASUSTeK Computer(ASUS)は9月7日、ゲーマー向けのノートPC「G1S」と、性能と可搬性のバランスに配慮したノートPC「W7S」を9月下旬から発売すると発表したとのこと。日本市場向けに発売されるとのことで、価格はオープン。実売予想価格はG1Sが24万9800円前後、W7Sのブラックモデルが20万9800円前後、W7Sのホワイトモデルが18万9800円前後とのこと。

G1SはSanta Rosa世代のCentrino Duoに準拠し、CPUがCore 2 Duo T7500(2.2GHz/L2 4MB)、Intel PM965 Express、PC2-5300 1GB(最大4GB)、HDD 120GB、DVDスーパーマルチ(LightScribe対応)という仕様とのこと。液晶ディスプレイは、1440×900ドット(WXGA+)表示の15.4インチワイドパネルを採用し、グラフィックチップは GeForce 8600M GTを搭載、グラフィックスメモリは256MBとのこと。

W7SもSanta Rosa世代のCentrino Duoに準拠し、ボディカラー、CPU、HDD容量が異なる2モデルが存在する。両モデル共にCore 2 Duo 2.0GHz以上を搭載し、13.3インチワイドの液晶で重量が2kg以下、グラフィックチップにGeForce 8400MGを搭載し、グラフィックメモリは128MBとのこと。

なお、全モデルに専用のソフトケースとキャリングバッグが付属するという。

記事: ITmedia +D PC USER:DirectXに呼応してLEDが点滅:“内も外もゲーム仕様”のハイエンドノートPC――ASUS「G1S」発表


以前にSideShow機能を搭載した「W5Fe」を発売したときも思いましたが、ASUSのノートパソコンは本当にユニークかつ豪華な仕様ですね。

最近ではASUSやGIGABYTEなど、マザーボードのメーカーがパソコンを製造するようになってきました。たいていはゲーマー向けスペックで、価格も少々高いという仕様の場合が多いのですが、それでもほしいと思えるのは良いメーカーの製品だからなのだと思います。


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ASUSが世界最初の“サイド・ショウ”ノートを国内発売(@IT)

Windows XP Media Center Edition 2005は"おいしいOS

私が使っているWindows XPは、希少で珍しい「Windows XP Media Center Edition 2005」(MCE2005)です。メーカー製のパソコンにはあまり搭載されていない種類のXPで、Vista発売前までは唯一「Media Center機能」を持つOSとして有名でした。思えば、この「Media Center機能」を使いたくて購入したのでした。

実のところ、MCE2005というのはWindows XP Professional(XP Pro)に機能を追加したもので、機能的にはXP最上位に位置するといえます。ビジネス向けのOSであるXP Proと比べるとネットワーク機能などが簡略されてしまっているのですが、それでも機能的にはXP Proとほとんど変わらず、なおかつOS自体の価格が若干安いのがまた特徴だったりします。

 

左のスクリーンショットが、OSをインストールしたばかりの状態です。そういえば、Windows XP には「MSNエクスプローラー」というソフトのインストーラが付属していますが、これっていったい何なんでしょうか。使ったこともないし今ひとつ使う気になれないので、とりあえずインストール直後にクリーンアップして消してしまいました。また、右のスクリーンショットはMedia Centerのアップデート画面です。OSに付属している「Windows XP Media Center Edition Rollup 2」というアップデートを適用することで、はじめてまともにMedia Center機能が使えるようになります。

なお、購入した今年1月には「Window Vista優待アップグレードキャンペーン」というのが実施されていて、MCE2005を購入すると「Windows Vista Home Premium」に無料でアップグレードできるという特典目白押しのOSでもありました。使わないと分かっていながらも、ある種の見栄と好奇心でリモコン付を購入しました。それでも今まで何回か試用こそしましたが、実はただの無駄なオプションと化してしまったのが悲しいです。

現在パソコンをセットアップ中、OSをWindows XPへ

現在メインのパソコンをメンテナンス中です。今回は久しぶりにVistaがフリーズしたので、不具合の可能性も考えてOSを再インストールすることにしました。今まではある種のヒトバシラとしてWindows Vistaを使っていましたが、いろいろ考えた結果、今回のセットアップを以ってメインPCのOSをXPに変更することにしました。これは、パソコンを使ってやらなければならない仕事が増えたきたことによります。

Windows XPのある種の「不安定さ」と比べると、やはりVistaはタフなOSです。わざわざ細かな設定の利くセキュリティ対策ソフトなどを導入しなくても、自動再生等における制御機能が働いてくれるのは気に入っていました。しかしWindows Vistaは、パソコンの性能を十分に引き出してくれるOSではありますが、リソースの消費が大きいのが欠点です。つまりは、無駄な機能を動作することでパソコンを常にフル稼働させているようなものなのです。1GBという十分なメモリ容量があっても、「仮想メモリ」をオフにすると頻繁に警告が出てしまうのは痛いところでした。

とりあえず、OSをWindows XPにすることでVirtual PCを使えるようになります。Virtual PCというのは、ご存知の方もいると思いますが「パソコンの中に仮想的なパソコン(仮想PC)を設置する」という面白いソフトで、Windows VistaではUltimateとEnterpriseにしか搭載されていない機能です。XPだと、エディションに関係なくソフトウェアをインストールすることで使えるので、今回のダウングレードで新しい機能が使えるようになるといえば、そのとおりです。とりあえず Virtual PCを使用することで、いろいろなソフトウェアの検証ができるようになります。

また、最近は動画や高画質な静止画の編集をするために、少々古いバージョンながらもPhotoshopやVideo Studioなどを使う機会が増えてきました。これらのソフトはWindows XPまでのOSに正式対応ということなので、やはりXPにて使用したほうが安定すると見ています。

セットアップは現在進行中で、熱源であるHDDを冷やすためにしばしば電源を切って冷却を繰り返しています。セットアップは以前の記事で書いた最適な手順を参考にしようと思ったのですが、調べた結果より良い方法があることが分かりました。セットアップの内容とあわせて、後の記事で書きたいと思います。また、そのほかVista環境でできなくてXP環境だとできる作業や、仮想PC内にて試用したソフトウェアなども詳しく紹介しようと思います。

2007年9月6日木曜日

Apple、iPodファミリーを一新し「iPod touch」を市場へ投入

ITmediaの記事によると、米Appleは米国で開催されたイベントにて、iPodの新ラインアップを発表したとのこと。通常のiPodは「iPod classic」と改名され、さらに搭載HDDが160Gバイトまで大容量化されたという。iPhoneについては、599ドルから399ドルまで価格引き下げ。新製品として、iPhoneのような全面液晶を搭載した「iPod touch」を販売開始するとの発表もあったようだ。

iPod touch については、厚さ8ミリのボディにタッチスクリーンの3.5インチ液晶(解像度は320×480ピクセル)を搭載、iPhoneのように指先でなぞるだけで操作が行える「マルチタッチインタフェース」を備えているとのこと。さらに802.11b/gの無線LANを搭載し、Webブラウザ「Safari」でWeb閲覧が可能という。直販サイトAppleStoreで予約受付中で、出荷開始予定日は9月28日とのこと。価格は8GBモデルが3万6800円、16GBモデルが4万8800円。

記事:ITmedia +D LifeStyle
電話抜きiPhoneの「touch」、動画「nano」、大容量HDD「classic」――iPodが全ラインアップを改訂
全面液晶の「iPod touch」、登場


iPod touchのポータブルデバイスとしての機能性もすごいとは思いますが、iPhoneが200ドル値下げというのはもっとすごいと思いました。実物を使ったことがないので使用感うんぬんについては何とも言えないのですが、ユーザーを概ね満足させているという評判とデザイン、さらに下げられた価格を見れば、すばらしいとしか思えないです。

そういえば本日、東芝が1.8インチで160GBの大容量HDD 「MK1626GCB」 を発表があったようです。同サイズで同容量というのは業界最大とのことですので、これはあくまで推測の域を出ませんが、iPod classicに搭載されているHDDは「MK1626GCB」の可能性が高いのではないでしょうか。


関連情報
Apple iPod touch - アップルホームページ
Apple iPod + iTunes - アップルホームページ
東芝、業界最大160Gバイトの1.8インチHDD(ITmedia)

山田、原田、そして「谷口ウイルス」が登場

ITmediaの記事によると、通称「谷口ウイルス」はファイル共有ソフトWinnyのネットワークで流れている、海賊版アプリケーションの共有を通じて感染するとのこと。

Trend Microが「ヤマダ」マルウェア(TROJ_MELLPON.A、通称「山田ウイルス」)を検出したのは2005年春のこと。その後、「コイズミ」(TROJ_DELF.AXE)、「ハラダ」(TSPY_HARADONG.A)、「カメダ」(TSPY_SUFIAGE.G)など日本人の名前が付いたマルウェアやスパイウェアが幾つも登場しているという。そして最近では、「タニグチ」(TROJ_TANIGU.A、通称「谷口ウイルス」)というトロイの木馬が日本で見つかったとのこと。

「うみねこのなく頃に」「東方風神録」「涼宮ハルヒの超乱闘」などといった、ゲームをはじめとする特定アプリケーションの海賊版に付いているマルウェアだという。Trend Microは、マルウェア付きの海賊版ソフトは谷口ウイルスが初めてではなく、ユーザーは感染を避けるためにも正規版のソフトを使うことが望ましいとしている。

記事: ITmedia エンタープライズ:山田ウイルスの次は「谷口ウイルス」


以前に知り合いが、「原田ウィルス」の被害に遭ったとのことです。「原田ウィルス」が登場したばかりの頃だったようで、ウィルス検査できちんと対応しきれていなかったようでした。加えていくつもの亜種が存在するというこの「原田ウィルス」、実はセキュリティ対策ソフトのウィルススキャンを上手く通過してしまうこともあると、あとで調べてわかりました。

谷口ウィルスもまだ登場したばかりのようなので、アンチウィルスソフトで十分に駆除できない可能性があります。用途を問わず、ファイル共有ソフトの使用には常に危険が伴います。それでも自己責任で行うという方は、くれぐれもと「用法・容量」を守って「ウィルス」にお気をつけください。


関連情報
Malware Namesakes - Trend Micro ブログ(英語)
Windows Vista における avast! Home Edition の不具合
「一太郎」を狙うゼロデイウイルス、再び

Windows Live スイートのβ版がリリース―Microsoft

ITmediaの記事によると、米Microsoftは9月5日、新しいWindows Liveスイートのβ版をリリースしたとのこと。スイートに含まれるのは、メールサービスのWindows Live Mail、写真共有サービスWindows Live Photo Gallery、ブログ用ツールWindows Live Writer、ペアレンタルコントロールツールWindows Live OneCare Family Safety、インスタントメッセージングのWindows Live Messenger 8.5など、現時点で6つのソフトウェアのようだ。

今までは、必要なソフトウェアを別々にインストールして使用するというようになっていたが、Windows Live 簡単インストールというページにて必要なソフトウェアを一括ダウンロードできるようになった。

記事: ITmedia News:MS、新Windows Liveスイートのβ版をリリース


Windows Live スイート……つまりは「Googleパック」対抗製品といったところでしょうか。機会があれば、GoogleパックとWindows Live スイートを併用して利便性を比較してみたいところです。なおGoogleパックには、Google デスクトップやGoogle EarthをはじめとするGoogle製品に加え、Norton Security Scan、Spyware Doctorセキュリティ対策ソフト、オフィススイートであるStarSuiteまでも含まれるという超豪華仕様となっています。


関連情報
Windows Live 簡単インストール
Windows Live Hotmail、国内でも5GBへ
「StarSuite 8」が無料化、Googleパックに―

2007年9月5日水曜日

新たな手口、ソフトの紹介でワームをダウンロードさせる

ITmediaの記事によると、米Trend Microは9月3日、「現在βテスト中のソフト」だと偽り、Stormワームのダウンロードをうながすメールが出回っていると警告したとのこと。メールには、βテストに協力すれば同ソフトを無料で提供し、さらに無料でアップデートできるとの旨が書かれているとのこと。メールに書かれているダウンロードのURLをクリックすると、ワームがダウンロードされるようだ。

記事: ITmedia エンタープライズ:「βテスターになるとソフトが無料に」と偽るStormワーム


このようなメールは、心当たりのない送信元から送られてくるとは限りません。もしかしたら、親しい友人のパソコンがワームに感染していて、その友人が管理しているアドレス等個人情報をワームが収集、「今こんなソフトがあるみたいだよ」といった内容のメールを不特定多数に送りつけるということも考えられるわけです。恐ろしい話ですね。

具体的な対策方法は、やはり拡張子の判別にあるのだと思います。ファイルをダウンロードするときに、「○○○○.exe」(○○○○はファイル名)というファイルは要注意といったところです。あとは、βテストを名乗るソフトの名前を検索エンジンなどで一度検索し、その存在を確認しておくことも大切でしょうね。そもそも、突然メールが送られてきて しかも良いソフトを紹介するなんて、怪しいこと極まりないです。


関連情報
「Storm Worm」が手口切り替え、今度は会員登録メールを利用(ITmedia)
Stormワーム、今度はYouTubeを利用(ITmedia)

FMV-BIBLO LOOX U、モデルチェンジを果たし店頭販売へ

「FMV-BIBLO LOOX U」といえば、富士通が6月末に同社直販サイトの限定モデルとして発売、人気を博した超小型ノートPCだ。この秋は1回目のモデルチェンジを果たし、9月6日より待望の店頭販売が開始されるとのこと。

具体的な仕様の変更は、OSがWindows XP Professional SP2からWindows Vista Home Premiumに変更され、新たにワンセグチューナーを内蔵したところに見られる。また、内臓HDDの容量が若干増加し、本体のカラーバリエーションが四色となっているようだ。

記事:ITmedia +D PC USER
人気のUMPCがワンセグ/Vista搭載で店頭に登場――「FMV-BIBLO LOOX U」
Vista搭載の“新LOOX U”は何が変わった?――写真で見る「FMV-BIBLO LOOX U50X/V」


調べてみたところ、価格は14万円少しでした。今回のモデルチェンジでWindows Vistaを搭載することになったようですが、個人的にWindows XP Tablet Edition 2005 あたりを搭載して欲しかったです。パフォーマンスの低いCPUやグラフィックプロセッサを持たない非力なノートPCには、やはりWindows XP のほうが適しているでしょう。

しかしそうは言っても、こうして見ていると欲しくなってきてしまうものです。モバイルノートを買うなら、バッテリーの持ちが良いとされるLet's Note W5か、あるいはコストパフォーマンス抜群のDynabook SSが理想なのですが、ポケットに入りそうなLOOXも魅力的ですね。


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FMV-BIBLO LOOX U × KOHJINSHA SH6 性能比較―第二回
Let's Note W5 シリーズ - モバイラーの最高ステータス -
ダイナブックSS RX1 シリーズ ――モバイラーの夢

インテル、サーバー向けCPU Xeon プロセッサーに7300番台を追加

アットマークIT(@IT)の記事によると、インテルは9月5日、マルチプロセッサ・サーバ向けで初のクアッドコアCPUとなる Xeon プロセッサー 7300番台を発表したとのこと。7300番台の登場で、Xeonプロセッサは「インテル Core マイクロアーキテクチャー」に完全移行とのことになるようだ。

7300番台は、7100番台と比べてコア数が増えただけでなく、2倍以上のメモリ容量や帯域幅、高速インターコネクトを実現するという。中で最も高いパフォーマンスを誇るX7350と、前世代の7140Mを比較すると、X7350は1.87倍も性能の差があるとのことだ。

記事: @IT:インテル、クアッドコアの新Xeon発表


半年ちょっと前、パソコンを自作する計画を立てていた時のことですが、せっかく作るならCPUをXeonプロセッサーにしてみたいと思いつつ価格を調べたことがありました。Xeonの単価は高くも安くもないのですが、サーバー向けのマザーボードに二個搭載するとした場合、それだけで10万円を超えてしまうのでした。

その他にも専用のメモリやらケースを買う必要性出てくるので、Xeon自作はあきらめるしかありませんでした。それにしても、Xeonを搭載したパソコンというのを一度で良いから使ってみたいものですね。一般的なCPUと比べると、その魅力の高さは計り知れません。


関連情報
プレスリリース - インテル ホームページ