2007年9月29日土曜日

Panda Securityとお祈りパンダ――ウィルスはセキュリティ企業が作った?

ITmediaの記事によると、「コンピュータウイルスは、ウイルス対策ソフトメーカーが自分たちで作っているのではないか」ということを、セキュリティ企業のPanda Securityがブログで取り上げているとのこと。ブログを執筆したルイス・コロンズ氏は、記者だけでなく、友人や家族からも同じようなことをよく聞かれると告白。特に今回は、中国のパンダウイルス騒動を受け、「Panda Securityは何らかの形でこのウイルスに関与しているのか」と、ある記者から質問されたという。

通称「お祈りパンダ」ウイルス(Fujacks、中国名「熊猫焼香」)は、感染したコンピュータのアイコンをパンダの図柄に変えてしまったり、ゲームユーザーの情報を盗み出す機能を持っているとのこと。もちろんこのウイルスを作成したのはPanda Securityではなく、作者が中国で実刑判決を言い渡されているのがその証拠であると、コロンズ氏は指摘しているようだ。

記事: ITmedia エンタープライズ:セキュリティ企業に「お祈りパンダ」関与疑惑?


あまり考えたくないことですが、セキュリティ企業がウィルスを作っているという可能性もあるかもしれません。どのメーカーも似たような製品になってしまうセキュリティ対策ソフトのマーケティングにおいて、他社製品との差別化を図れるのは「いかに多くの脅威からパソコンを守れるか」というのを示した、「ウィルスの検出率」といえます。


関連情報
Panda Labsのブログ記事

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