2007年9月25日火曜日

容量1TBの「WD10EACS」を発表、WesternDigital

AKIBA PC Hotlineの記事によると、WesternDigitalのHDD「WD Caviar GP」シリーズ新製品として、1TBのモデル「WD10EACS」が発表されたとのこと。本製品はSerial ATA接続のHDDで、実売価格は約45,000円前後。また「WD Caviar GP」は同社のデスクトップPC向けHDDの新シリーズで、様々な技術により省電力を実現しているのが特徴のようだ。

ユニークなのは、ディスク回転速度を5,400~7,200rpmの範囲で変化させる「IntelliPower」と呼ばれる技術で、ディスク回転速度のほかデータ転送レート、バッファサイズを最適な状態に調節することにより、消費電力を減らしつつパフォーマンスを維持できるという。このほか、シーク速度を最適化して消費電力やノイズレベル、振動を抑えるという「IntelliSeek」、アイドル時にヘッドをディスクから退避させることによって空気抵抗を減らし、消費電力を低減させるという「IntelliPark」といった技術が採用されているとのこと。

なお、すでに日立やSeagateからも1TB容量のHDDが発表されて、それぞれのメーカー品にも類似の機能が搭載されているとのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:WesternDigitalからも1TBのHDD登場、回転数が可変


ついにWesternDigitalからも1TBモデルが発表されました。資料によると、バッファ容量は16MB、平均シークタイムは8.9ms、動作時の平均消費電力は7.5Wで、アイドル時の消費電力は4Wとのことです。WesternDigitalというと、WD Raptorシリーズ、容量36GBで10000rpmという高速回転HDD「WD360ADFD」を思い出します。これは容量が低い割りに実売価格13000円前後と、1GB単価の高い"コストパフォーマンスの悪い"製品ですが、データの読み書きがかなり高速なようです。


関連情報
Western Digital ホームページ
WD10EACS 製品情報 - WesternDigital
WD360ADFD (WD Raptor 36GB)製品情報 - WesternDigital

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