2007年9月6日木曜日

山田、原田、そして「谷口ウイルス」が登場

ITmediaの記事によると、通称「谷口ウイルス」はファイル共有ソフトWinnyのネットワークで流れている、海賊版アプリケーションの共有を通じて感染するとのこと。

Trend Microが「ヤマダ」マルウェア(TROJ_MELLPON.A、通称「山田ウイルス」)を検出したのは2005年春のこと。その後、「コイズミ」(TROJ_DELF.AXE)、「ハラダ」(TSPY_HARADONG.A)、「カメダ」(TSPY_SUFIAGE.G)など日本人の名前が付いたマルウェアやスパイウェアが幾つも登場しているという。そして最近では、「タニグチ」(TROJ_TANIGU.A、通称「谷口ウイルス」)というトロイの木馬が日本で見つかったとのこと。

「うみねこのなく頃に」「東方風神録」「涼宮ハルヒの超乱闘」などといった、ゲームをはじめとする特定アプリケーションの海賊版に付いているマルウェアだという。Trend Microは、マルウェア付きの海賊版ソフトは谷口ウイルスが初めてではなく、ユーザーは感染を避けるためにも正規版のソフトを使うことが望ましいとしている。

記事: ITmedia エンタープライズ:山田ウイルスの次は「谷口ウイルス」


以前に知り合いが、「原田ウィルス」の被害に遭ったとのことです。「原田ウィルス」が登場したばかりの頃だったようで、ウィルス検査できちんと対応しきれていなかったようでした。加えていくつもの亜種が存在するというこの「原田ウィルス」、実はセキュリティ対策ソフトのウィルススキャンを上手く通過してしまうこともあると、あとで調べてわかりました。

谷口ウィルスもまだ登場したばかりのようなので、アンチウィルスソフトで十分に駆除できない可能性があります。用途を問わず、ファイル共有ソフトの使用には常に危険が伴います。それでも自己責任で行うという方は、くれぐれもと「用法・容量」を守って「ウィルス」にお気をつけください。


関連情報
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