2007年9月10日月曜日

AMD、"Barcelona" Opteronを発表

ITmediaの記事によると、AMDは9月10日、開発コード名「Barcelona」で知られてきたクアッドコアOpteronを発表したとのこと。同社は、今回登場したクアッドコアOpteronにおいて、消費電力を従来と同程度にしたまま整数演算や浮動小数点演算における性能が50%増加、仮想マシンの性能も強化されたと説明しているとのこと。

また クアッドコアOpteronでは、消費電力を示す新しい指標として「Average CPU Power」(ACP)が導入されたとのこと。従来のTDP(Thermal Design Power)は、ピーク時における最大消費電力を示していた。対するACPでは、実用的な利用条件のシナリオに基づいて求められた消費電力を示すことで、データセンターの設計者により現実に近いデータを示すことができるという。なお、クアッドコアOpteronではACPが55~75W程度のようだ。

記事: ITmedia +D PC USER:AMD、“Barcelona”Opteronを発表


私が思うに 今回の記事でもっとも注目したいのは、AMDがクアッドコアOpteronの発表資料の中で、同じ機能を有する次世代アーキテクチャを採用するCPU「Phenom」を2007年12月に発表するという旨のところでしょう。こちらはデスクトップ向けのCPUなので、私の興味のある市場に旋風を巻き起こすのではないでしょうか。ちょっと楽しみです。


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