2007年10月21日日曜日

お知らせ - サイトの方向性を再検討 -

ここのところ資格試験の勉強に追われていたため、ブログ記事をまともに更新できませんでした。そんな事情の中で、当サイトも無事、開設3ヶ月を迎えることができました。

夏休みの初めの日ということで名高い7月20日より記事投稿を開始し今日まで一日三回、事実上更新率300%を維持して記事の投稿を行ってきたわけですが、なんでこんなに続けられたのか不思議なくらいです。

さて本題ですが、本日より12月1日まで記事の投稿をお休みさせていただこうと考えております。というのは、主として当サイトの方向性について、もう一度考え直す時間が欲しいからです。結局のところ私の休養なわけですが、「編集中」となっている記事の完成も含め、しばらく時間を取らせていただきます。

サイト管理人:緋池悠三


追記
とはいっても、おもしろいニュースや情報があった場合は、ちょくちょく更新するかもしれません。
また、以前に作ったホームページをちょっとずつ改装していますので、そちらもよろしくお願いします。

関連リンク
緋池悠三のホームページ

2007年10月20日土曜日

ニコニコ録画が発売中止へ

 Internet Watchの記事によると、マグノリアは18日、動画ダウンロードソフト「ニコニコ録画」の発売を中止すると発表したとのこと。ニコニコ録画は、「ニコニコ動画」や「YouTube」に掲載されている動画をダウンロードできるWindows用ソフトとして、18日にマグノリアが発表したもの。パッケージ版を4,980円で11月16日に、ダウンロード版を2,980円で10月下旬に発売する予定だったようだ。

 しかし、ニコニコ動画の運営会社であるニワンゴからマグノリアに対して、ニワンゴが製品化に関わっているようかのような誤認を与える名称やパッケージデザインであるとの指摘があったという。これを受けてマグノリアでは、即日、発売中止を決定したようだ。ニワンゴによると、ニコニコ動画では公には動画のダウンロードを認めておらず、開発者ブログでも折に触れて告知してきたという。今回、その禁止行為を行なうソフトがあたかもニコニコ動画の公式ソフトのような印象を与える名称やパッケージでリリースされる点を問題視したとしているという。

 マグノリアでは、ニコニコ録画を製品化するにあたりニワンゴに事前に確認をとらなかった点について、「何かをもじった名称を製品に付けることはよくあること。この程度ならば大丈夫と判断したが、考えが甘かったとコメントしているとのこと。また、ニコニコ録画はすでにCD-ROMの原盤やマニュアルの原稿が完成しており、300本の初期出荷を予定していたことも明らかにした。ただし、CD-ROMのプレスや印刷の工程にはまだ入っておらず、発売中止による損失は、パッケージデザイン費やマニュアルの印刷用フィルム代など、約50万円にとどまるという。

 なお、マグノリアでは今後、ニコニコ動画の公式ソフトと誤解されないようなかたちで製品化を検討する。同社ではすでに「Tube 2 Pod」というYouTube対応の動画ダウンロードソフトを販売しているが、ニコニコ動画にも対応した同ソフトの上位版という位置付けが考えられるとしている。

記事: Internet Watch:「ニコニコ録画」が発売中止、公式ソフトの印象を与える点を問題視

Serial ATA対応のスマートケーブル

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、「Serial ATA対応のスマートケーブル」をうたう初の製品が親和産業から発売されたとのこと。ラインナップはコネクタや長さの違いで20種類ほど、価格は700~1,100円程度だという。

 この製品は、Serial ATAの信号部分を筒状にまとめ、配線しやすくしたというラウンドタイプの信号ケーブルだという。きしめんのような平型だったSerial ATAケーブルだが、比較的やわらかな筒状になったことで取り回しやすくなり、配線手法もやりやすくなっているという。また、ケーブルの周囲がシールド材で囲まれているため、ノイズにも強くなったとされているとのこと。

 こうした製品はパラレルIDEでは一般的だったが、Serial ATAでは初めてだという。パラレルIDEよりも配線が楽になったSerial ATAだが、さらに配線作業が楽になるかもしれない。ラインナップの詳細は、長さが20cm/30cm/50cm/70cm/1mの5種類、それぞれコネクタ部分のラッチの有無とコネクタタイプの組み合わせ(標準タイプ - 標準タイプ/標準タイプ - L字型)で都合20種類が用意されているようだ。

記事:  AKIBA PC Hotline:Serial ATAのラウンドケーブルが発売に、ねじりも可能

"Santa Rosa"を採用した13.3型ノートPC、マウスコンピューターから登場

 PC Watchの記事によると、株式会社マウスコンピューターはCentrino Duoプロセッサー・テクノロジー“Santa Rosa”を採用したノートPC「LuvBook J130」シリーズを10月22日に発売するとのこと。1,280×800ドット(WXGA)表示対応13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載し、シングルスレッド動作が適している時に片方のコアが休止、もう片方のコアの動作クロックを自動的に1段階引き上げる「IDA(Intel Dynamic Acceleration)」をサポートするという。価格は119,700円で、BTOに対応するようだ。

 基本仕様は、CPUにCore 2 Duo T7250(2GHz)、メモリ1GB(最大2GB)、Intel GM965 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、80GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home PremiumまたはWindows XP Home Editionを搭載するとのこと。

 インターフェイスはExpressCard/34スロット×1、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)対応カードリーダ、USB 2.0×3、IEEE 1394、IEEE 802.11a/b/g/nドラフト対応無線LAN、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備えるという。バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約4時間。本体サイズは303×225×29~35mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.08kgとのこと。

記事: PC Watch:マウス、12万円を切る13.3型ワイド液晶搭載ノート

2007年10月19日金曜日

最新版Firefox――8件の脆弱性が修正され、Leopardに対応

 Internet Watchの記事によると、Mozillaは18日、Webブラウザ「Firefox」の最新版となる「Firefox 2.0.0.8」をリリースしたとのこと。Windows版、Mac OS版、Linux版がそれぞれ公開され、最新版ではMac OS X 10.5(Leopard)に対応したほか危険度の高い脆弱性の修正も行なわれたという。

 修正された脆弱性は8件で、そのうち2件は脆弱性の危険度が4段階で最も高い“Critical”と判定されていたという。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行させられる可能性があるようだ。

 10月26日に発売予定の最新版Mac OS、「Mac OS X 10.5(Leopard)」にも対応したとのことだ。ただしMac OS X 10.5での動作には、一部のメディアプラグインなどに既知の問題があるとしている。

記事: Internet Watch:「Firefox 2.0.0.8」公開、8件の脆弱性を修正

Mini-ITXながらDVIポートを二基搭載、「LV-679D2C」が登場

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、COMMELLブランド(Taiwan Commate Computer)のMobile Intel GME965 Express/ICH8-Mチップセット搭載Socket Pマザーボード「LV-679D2C」が登場。これはモバイル向けのFSB 800MHz版Core 2 Duoに対応したMini-ITXマザーボードで、2基のDVIポートが使えるのが特徴だという。実売価格は54,780円とのこと。

 2基のDVIポートはブラケットとして用意されており、マザーボードとはフラットケーブルで接続することになるようだ。こうした構造から、DVIポートを使用するには拡張スロットを持つPCケースが必要となるとのこと。搭載チップセットは店頭初登場のMobile Intel GME965 Express。組み込み用途向けのチップセットで、GPUの「Graphics Media Accelerator X3100」を搭載するほか、FSB 533/800MHz、DDR2 533/667メモリに対応しているという。ICHはICH8-Mがペアとなるとのこと。

 搭載するスロット数はPCI×1、Mini PCI×2、SO-DIMM×2(DDR2 533/667)、CF×1(Type II、基板裏面に装備)。主な搭載機能はDVI(2ポート)、VGA、TV出力(HDTV対応)、Gigabit Ethernet(2ポート)、Serial ATA(3ポート)、パラレルATA(1ポート)、HDオーディオ。このほか、プログラム可能な8bitデジタルインターフェイス「GPIO」を備えるという。主な付属品は、CPUクーラー、DVIポート付きブラケット、DVIポート用フラットケーブル、TV出力端子付きブラケット、HDTV出力ケーブル。

記事: AKIBA PC Hotline:デュアルDVIのCore 2 Duo対応Mini-ITXマザー発売

あの「ネットランナー」とは違う、"悪用厳禁"の「ネトラン」

 ITmediaの記事によると、「株式会社にゅーあきば」なる出版社が11月8日、「ネトラン」という新雑誌を創刊することが判明したとのこと。第1号には「帰ってきた悪用『厳禁』」の文字。諸事情によりおとなしくなっていたネトランが、「自主規制なし」の悪ノリ全開で帰ってきたという。

「ネットランナー」は、Web2.0時代の使命が終わった」として11月号を最後に休刊したWeb情報誌。1999年9月にソフトバンクパブリッシング(現ソフトバンククリエイティブ)から創刊し、以来「WinMX」「Winny」といったP2Pソフトの活用法を「悪用厳禁」と紹介したり、「中華キャノン」のプラモデルなど無駄に豪華な付録をつけ話題となったようだ。2002年のピーク時には20万部を発行、直近でも8万部を発行していたとのこと。

 ここ数年は、「諸般の事情」で紙面から「悪用厳禁」や「ぶっこ抜き」といった文字が消え、以前よりもおとなしい内容になっていたという。「会社が目指す出版の方向性と、ネトランとしてやりたいこととのギャップが大きくなった」と武本佳久編集長は打ち明けているようだ。「メディアとしてやりたいことをやれないのは不幸」と、武本編集長はソフトバンククリエイティブを離れ、独自でネトランを発行することを決意。4月に新設したにゅーあきばに代表取締役として就任し、ネットランナーの編集部員も大半が移籍。「ネトラン」という誌名の月刊誌を新創刊するという。

 ネトランは「ソフトバンククリエイティブで発行されていた『ネットランナー』とは一切関係ないことになっているので注意!」とのこと。「ネトラン」という名前を使っても大丈夫なのかという問いには、「多分大丈夫。ダメなら『ネットラソナー』という第2候補もあるし」 というコメントもあるようだ。

記事: ITmedia News:帰ってきた「悪用厳禁」――「ネトラン」復活

関連情報
ネトラン公式サイト
「ネットランナー」休刊へ - ITmedia News

2007年10月18日木曜日

iPhone/iPod touch向けアプリ開発用SDKを2月に公開予定、Apple

 AV Watchの記事によると、米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは現地時間17日、同社Webサイト上にてiPhoneおよびiPod touch向けのアプリケーション開発用SDK(Software Development Kit)を、2008年2月に公開する計画を明らかにしたとのこと。ジョブズCEOはコメントの中でiPhoneをメインに説明しているが、同SDKではiPod touch向けのサードパーティー製アプリケーションも開発できるようになるとのこと。

 同社ではこれまでセキュリティを重視し、iPhone向けのサードパーティー製アプリケーションはブラウザで動作するWebアプリケーションでの開発を推進していた。しかし、一部のユーザーはiPhoneの改造を行なうことで非公式のアプリをインストールしており、iPod touchでも同様の事態が起きているとのこと。SDKの公開はAppleとして公式な形でユーザーによるアプリケーションの追加を認める方針転換と見れる。

 ジョブズCEOは方針の転換を説明しながらも、iPhoneのセキュリティを重視している姿勢を強調。「ウイルスやマルウェアは携帯電話にとっては大きな問題ではないという声もあるが、それは間違いだ。重大なトラブルを起こすウイルスは既に存在するし、その脅威は端末がより高性能になるに従い、増加するだろう」と予測し、さらに「iPhoneは最も高度な携帯電話であるため、標的になりやすい」と付け加えているとのこと。

 その上で、SDKの公開までに2カ月以上の時間がかかる理由として「オープンなプラットフォームの提供と、セキュリティの確保という正反対のことをしようとしているため」と説明。その2つを両立させるための「高度なシステムの開発に取り組んでいる」とし、ユーザーに理解を求めたという。この「高度なシステム」についての説明は行なわれていないようだが、ジョブズCEOはNokiaが携帯電話のサードパーティー製アプリに、デジタル署名を求めていることを紹介。「我々は、それが正しい方向性だと信じている」とし、開発中のシステムにも何らか形でデジタル署名を導入する可能性を示唆しているとのこと。

記事: AV Watch:米Apple、iPhone/iPod touch向けアプリをサードパーティーに開放

MSNの検索エンジンLive Search、Googleよりも優秀?

 @ITの記事によると、マイクロソフトは10月17日に行われた説明会にて、同社ポータルサイト「MSN」が採用する検索サービス「Live Search」の検索精度が米国でGoogleに追いつき、日本では上回ったとの認識を示したとのこと。Live Searchは9月末に検索技術のコア部分をアップデートし、日本も独自のチューニングを行ったことで精度が向上したという。

 検索精度の計測はマイクロソフトが実施。各国ごとにさまざまな審査員を用意し、検索結果で示される実際のページを判定してもらったという。マイクロソフトディベロップメントのプログラムマネージャー によると、米国での検索精度は2006年までGoogleがトップで、Live SearchとYahoo!が続いていた。しかし9月末のアップデートで、Live SearchとGoogleが並んでトップになったという。

 国内では2007年9月までYahoo!がトップで、Googleが2位。Live Searchは3位だった。しかし、アップデートによってLive Searchが上昇。Googleを抜いてYahoo!に続く2位になったという。

記事: @IT:Googleの検索精度はMSNに劣る――MSが自社計測もとに指摘

ウィルスバスター2008の初回版、付属の保険は最大で30万円を補償

 @ITの記事によると、セキュリティ企業のトレンドマイクロは、個人情報の不正使用により金銭被害を受けた場合に最大30万円の補償を受けられる保険付の「ウイルスバスター2008 初回限定版個人情報安心パック」を発売するとのこと。アメリカンホーム保険の商品をセットした計10万本の初回限定版で、19日にオンラインショップで販売を開始し、店頭での販売開始は26日となる。パッケージ版が5980円、ダウンロード版が4980円で、通常販売の1年版と同じ価格設定になっているようだ。

 ウイルスバスター2008に保険をセットした限定版では、製品のユーザー登録期間中、キャッシュカードやクレジットカードといった支払用カードやインターネットバンキングで利用する個人情報を財産を侵害する目的で不正使用されたことによって金銭的被害を被り、金融機関から損害額の補償が受けられない、あるいは全額が補償されない場合に、1件の事故につき(または補償期間通算で)最大30万円までの補償を行うとのこと。またネット上の被害だけでなく、盗難、偽造、変造、スキミングなどによる日常生活上の被害も補償の対象となるようだ。

 補償を受けられるのは限定版を購入後、2008年10月31日までにユーザー登録を完了した個人ユーザー。補償期間は登録日から初回サポートサービス期間終了日までの1年間。通常のユーザー登録をすれば、別途保険の加入手続きをする必要はないとのこと。

記事: @IT:30万円まで補償、保険付きウイルスバスター登場

2007年10月17日水曜日

ATOK X3 for Linux、3年ぶりのLinux向けATOK

 @ITの記事によると、ジャストシステムは10月16日、Linuxディストリビューション向けの日本語入力システム「ATOK X3 for Linux」を11月30日に発売すると発表したとのこと。Linux向けATOKのバージョンアップは3年ぶりだという。価格はパッケージ版が1万2600円、ダウンロード版が7350円。法人向けのライセンス販売は1ライセンスが8400円などで、既存ATOKユーザー向けの優待版も4725円(ダウンロード版)で用意するとのこと。

 X3は「ATOK 2007」の変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」と辞書機能を搭載した製品で、Windows版やMac版のATOKと同様の変換精度を実現するという。前後の文節から意味を判断し、候補ウィンドウに表示される第2候補以降の順序を動的に切り替える「最適候補提示機能」を搭載、少ない作業で目的の単語を入力できるという。

 同音の単語の変換時や間違えやすい表現の使用時に解説を提示して注意を促す機能、ビジネス文書の作成時にくだけた表現の使用を指摘し訂正する機能、謙譲語と尊敬語の混同などを指摘する機能なども搭載するようだ。

記事: @IT:Linux向けATOK、ジャストシステムが3年ぶりに発売

ASUSのX38搭載マザー、水冷対応版が登場

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、ASUSからチップセットに水冷ヘッドを装備したIntel X38 Express/ICH9Rチップセット搭載LGA775マザーボード、「Maximus Formula (Special Edition)」が登場したとのこと。販売価格は41,000円前後のようだ。

 この製品は、同社のIntel P35 Express搭載マザーボード「Blitz Formula」などと同様に、水冷キットに対応した冷却システム「Fusion Block System」を採用しているのが特徴とのこと。MCHのクーラーにフィッティングが用意されており、手持ちの水冷キットを接続することができるようだ。Blitz FormulaではMCHクーラーとI/Oパネル部のフィンがヒートパイプで接続されていたが、この製品ではそのヒートパイプがヒートシンクに置き換えられ、さらにCPUソケット脇のヒートシンクも大型化しているようだ。

 付属パーツが多いのはBlitz Formulaと同様で、コーデックチップ搭載PCI Express x1接続サウンドカード「SupremeFX II」、POSTコードが確認できる外付けの小型LCDユニット「LCD Poster」、冷却ファン、ゲームソフト「S.T.A.L.K.E.R.」、ベンチマークソフト「3DMark06 Advanced Edition」などが付属しているとのこと。基板上に電源、リセットなどのスイッチを備える点もBlitz Formulaと同じのようだ。

 対応FSBは1,600/1,333/1,066/800MHz。スロット数はPCI Express x16×2(CrossFire対応)、PCI Express x1×3、PCI×2、DIMM×4(DDR2 1200/1066/800/667、最大8GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet(2ポート)、Serial ATA(内部6ポート、RAID 0/1/0+1/5対応)、パラレルATA(1ポート、Ultra ATA/133)、IEEE 1394、8チャネルサウンド。PS/2ポートはキーボード用を1基のみ備えているとのこと。

 また、このほかFusion Block Systemを搭載していない通常モデル「Maximus Formula」がラインナップされているという。

記事: AKIBA PC Hotline:水冷対応のX38搭載マザーがASUSから登場、4万円台

消費電力10W、ファンレスで動作するビデオカード「Millennium P690」

 PC Watchの記事によると、加Matrox Graphicsは現地時間16日、ファンレスビデオカード「Millennium P690」シリーズ6モデルを発表、10月より出荷開始されるとのこと。P690シリーズは、従来モデルのP650シリーズを再設計した製品だという。製造プロセスは90nmとなり、消費電力を抑制したことで、全モデルが12W以下・ファンレスでの動作が可能になったとのこと。「P690 PCIe x16」の消費電力については10Wだという。

 インターフェイスは通常ブラケットの2製品がDVI-I×2、LowProfile製品がLFH60でDVI-I×2への変換ケーブルが付属。いずれも、DVI-I→ミニD-Sub15ピン変換アダプタが2つ同梱されるとのこと。またサポートする最大解像度は、デジタルが1,920×1,200ドット、アナログが2,048×1,536ドット。Plusモデルの4画面出力では、アナログ1,920×1,200ドットが最大となるようだ。対応OSはWindows 2000/XP/Server 2003/Vistaで、x64版もサポート。ビデオメモリはDDR2で、容量は通常モデルが128MB、Plusモデルが256MB。

PCI Express x16接続の「P690 PCIe x16」、PCI接続の「P690 PCI」の価格は199ドル。LowProfileに対応するPCI Express x16接続の「P690 LP PCIe x16」、同x1接続の「P690 LP PCIe x1」の価格は249ドルとのこと。また、 オプションのケーブルを使うことでアナログ4画面出力が可能な「Plus」モデルも用意し、PCI Express x16接続の「P690 Plus LP PCIe x16」、PCI接続の「P690 Plus LP PCI」の価格は289ドル。いずれもLowProfileに対応し、4画面出力ケーブルが99ドルとのこと。

記事: PC Watch:Matrox、10Wのファンレスビデオカード「Millennium P690」

2007年10月16日火曜日

Mac OS X Leopard、10月26日に発売が決定

 PC Watchの記事によると、アップルはMacintosh用のOS「Mac OS X Leopard」を、10月26日午後6時より発売するとのこと。シングルユーザーライセンスで14,800円、家族5人で有効なファミリーパックが22,800円のようだ。対応マシンは、Intel製CPUかPowerPC G5/G4(867MHz以上)を搭載したMacintoshで、512MB以上のメモリが必要になるとのこと。

 Leopardは、Mac OS Xの6番目のメジャーリリースで、バージョンは10.5。インターフェイスやデザインの変更のほか、300以上の新機能を搭載するという。主な新機能は、ファイル管理を行なう「Finder」の共有機能の強化やCover Flowの搭載、ファイルへのアクセスを容易にする「Stacks」機能(Dockへの追加機能)、アプリケーションの目的別グループ化・切り替え機能「Spaces」など。このほか強化されたペアレンタルコントロール機能や、Boot Campの完成版も搭載するという。

 Mac OS X Leopardは当初、6月のWWDC 2007でのリリースを予定していたようだが、iPhoneのソフト開発や品質評価を行なう人的リソースが足りないことを理由に10月へ延期していたという。Mac OS X Leopardのサーバー版「Mac OS X Server バージョン10.5 Leopard」も、クライアント向けと同時発売するとのこと。価格は10クライアント版が57,800円、無制限クライアント版が114,800円。

記事: PC Watch:アップル、Mac OS X Leopardを10月26日に発売

エンカルタ 総合大百科 2008、11月中旬に発売

 マイクロソフトは11月16日より、マルチメディア百科事典ソフト「エンカルタ 総合大百科 2008」を発売するとのこと。価格については、通常版が13,440円、アカデミックパックが10,290円、特別優待アップグレード版が6,090円となっている。うち、特別優待アップグレード版はオンライン販売でのみ提供するとのこと。対応OSはWindows XP/Vista。

 文字に加えて、写真/音声/動画や、インタラクティブに操作できる「ダイナミック地球儀」、3Dバーチャルツアーなどマルチメディアコンテンツで解説する百科事典ソフト。25,000点のマルチメディアコンテンツに加え、Webページのように、リンクを辿ることで次々と関連項目にアクセスできることも特徴としているようだ。収録した項目数は2007年版と同等の約36,000だが、約3,700項目の追加/訂正が行なわれているとのこと。またコンテンツは、インターネットによる無料のアップデート機能により常に最新の情報が提供されるとのこと。

 そのほか、ふりがな付き解説やパズル、ゲームを収録した小学生向け百科事典「エンカルタ キッズ百科」も引き続き同梱するようだ。

記事: PC Watch:マイクロソフト、マルチメディア百科事典「エンカルタ 総合大百科 2008」

Netscape Navigator 9、正式版が公開

 ITmediaの記事によると、米AOL傘下のNetscapeは10月15日、Webブラウザ「Netscape Navigator 9」の正式版をリリースしたとのこと。バージョン9は、Windowsにしか対応していなかったNetscape 8とは異なり、Windows、Linux、Mac OS Xに対応するという。また、名称が「Netscape」から昔の「Netscape Navigator」に戻されたようだ。これはNetscape.comなどほかのNetscape製品と区別するためとのこと。

 外観を刷新したほか、よくあるURLのタイプミスを自動的に修正する機能、URLを一時的に保存して後で再度アクセスできるサイドバー機能「Link Pad」などの新機能が加わり、Firefox 2用のエクステンションのインストールも可能となったようだ。OPMLのブックマークのインポート・エクスポートもサポートするとのこと。

 このほか、ミニブラウザ(サイドバーで開く小さなブラウザ)を強化、ブックマークだけでなくすべてのリンクを開けるようにし、ナビゲーションツールバーを追加したという。ツールバーのスペース節約のため、更新ボタンと中止ボタンを統合したようだ。また、要望が多かったことからNetscape 7スタイルのThrobber(読み込み中に回転するアイコン)を復活させたという。

 Netscape Navigator 9は現時点では英語版のみで、Netscapeサイトからダウンロードできるとのこと。またNetscapeは、RC1でバージョン9からソーシャルニュース機能を削除したことを受け、この機能をブラウザに追加するエクステンションもリリースしたようだ。これらはNavigatorとFirefox 2に対応する。

記事: ITmedia News:Netscape Navigator 9、正式リリース

2007年10月15日月曜日

microSD専用、ストラップ付き小型カードリーダが発売

 PC Watchの記事によると、株式会社ソリッドアライアンスは15日、microSDカード専用USBカードリーダ「MicroSD用USB 2.0対応小型カードリーダー/ライター」を発売したとのこと。価格はオープンプライスで、直販価格は1,000円だという。本製品はUSBポートに直差し可能な小型カードリーダで、2GBのmicroSDまで対応するとのこと。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.4以降のようだ。

 本体サイズは16.4×26.7×4.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1gとのこと。本体カラーはブラック(MRW01-IM-B)、ホワイト(同-W)の2色が用意され、付属品としてストラップがある。

記事: PC Watch:ソリッドアライアンス、microSD専用のストラップ付き小型カードリーダ

ファイル共有ソフトShareのネットワークを可視化、Share Radar

 ITmeidaの記事によると、セキュリティベンダーのフォティーンフォティ技術研究所(FFR)は10月15日、P2Pファイル交換ソフト「Share」ネットワークにおいて、任意の流出ファイルを保持するコンピュータのIPアドレスを特定するツール「Share Radar」を発表、16日より販売を開始するとのこと。この製品は、同社が9月に発売したWinnyネットワークを可視化する「Winny Radar」のShare対応版のようだ。Shareによる情報漏えい事件が発生したユーザー企業などの事後対策に活用できるとしている。

 Share Radarは、Winny同様、匿名性の高いShareのP2Pネットワークにおいて流出したファイルの保持者を特定するためのツール。暴露ウイルス感染などによりファイルがノード(Shareネットワーク上のコンピュータ)間で高速に拡散することによる情報流出の拡大を迅速に防ぐ。Shareプロトコルの独自暗号を復号しながら、ノードが保持するファイルの名前やIPアドレス、ハッシュ値といった所在を特定するキー情報を収集、検索することで、特定のファイルを保持するノードのIPアドレスの情報を絞り込んでいく機能を提供する。

 同製品は、情報漏えいによる事後対策を行うユーザー企業向けの「End User Edition」と、サービスプロバイダーが第三者に対する事後対策コンサルティングやデータ提供などのサービスに利用するための「Service Provider Edition」の2種類があるとのこと。価格はいずれも200万円で、Linuxシステム上で動作するという。なお、製品の開発に協力したクロスワープ社のP2Pネットワーク監視サービス「P2P FINDER」にShare Radarの技術が使われている。サービスはShareのほか、WinMX、Winnyに対応済みとのこと。FFRとクロスワープの両社は、今後もP2P監視技術の強化/改善を行っていくとしている。

記事: ITmedia エンタープライズ:Winnyファイル保持者のアドレス特定ツール、Share対応版がリリース

5色から選べる12.1型ワイドノート、KOUZIROから

 PC Watchの記事によると、株式会社KOUZIROは、本体色を5色の中から選択可能な12.1型ワイドノートPC「FRONTIER FRNC」シリーズを発売したとのこと。出荷は10月下旬より順次開始するという。カラーラインナップは「クリアホワイト」、「クールブラック」、「チアフルイエロー」、「コズミックブルー」、「キュートピンク」の5色が用意され、購入時に本体色を選択できるという。

 CPUとOSの違いで4モデルを用意。Celeron 530(1.73GHz)/Windows XP Home Edition搭載の「FRNC13」は99,800円、Core 2 Duo T7250(2GHz)/XP Home Edition搭載の「FRNC73」は124,800円、Celeron 530/Vista Home Basic搭載の「FRNC130」は99,800円、Core 2 Duo T7250/Vista Home Premium搭載の「FRNC730」は129,800円とのこと。

 そのほかの仕様は全モデル共通で、メモリ1GB(最大2GB)、Intel GM965 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、80GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、1,280×800ドット(WXGA)表示対応12.1型ワイド液晶などを搭載するようだ。インターフェイスには、Express Card/54スロット×1、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)対応スロット、USB 2.0×3、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、56Kモデム、音声入出力、130万画素Webカメラなどを備えるという。バッチリはリチウムイオンで、駆動時間は最長約2.5時間。本体サイズは299×219×26.5~35.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kgとのこと。

記事: PC Watch:KOUZIRO、5色カラバリの12.1型ワイドノート

2007年10月14日日曜日

ソフマップ、秋葉原リユース総合館にて「記憶メディア破壊サービス」を実施

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館がHDDを破壊するサービスを実施している。これは、客によって持ち込まれた廃棄HDDを専用機械にて、その場で破壊してくれるというサービスのようだ。料金はHDD 1台980円だという。

 名前は「記憶メディア破壊サービス」。廃棄したい2.5インチ/3.5インチHDDを、店頭に備え付けの破砕機で破壊するとのこと。HDDを粉々にする訳ではなく、筐体表面の4箇所に穴を開けるようだ。これでも、中のディスクまでしっかり貫通するので、もちろん再度HDDを使うことは不可能だという。また、リサイクル業者に引き取ってもらう場合とは違い、目の前ですぐに破壊作業を行なってくれるという。これは、途中でデータが漏洩するといったこともない。店頭に出向く必要はあるものの、個人情報などを扱う法人にとっても注目のサービスかもしれない。

 破壊の作業時間はわずか数秒。処理後のHDDは返却されるが、同店に引き取って資源としてリサイクルしてもらうこともできるとのこと。なお、HDDのほか携帯電話やCD、DVDなどのメディアも受け付けるようだ。

記事: AKIBA PC Hotline:HDDをその場で破壊するサービス実施中、1台980円

サイトの更新を通知するキャラクター型ガジェット、斉藤委員長

 Internet Watchの記事によると、カヤックは12日、Webサイトの状況を監視するデスクトップ常駐型アバター「斉藤委員長」を公開したとのこと。斉藤委員長は無料で利用でき、サイトの更新状況やサーバーの状態を通知するガジェットだという。3頭身のキャラクターがデスクトップに常駐、サイトの状態に応じてボディランゲージが変化するとのこと。ブログの新着コメントやトラックバックなども確認可能のようだ。

 ガジェットは、Adobe AIRで開発されており、AIRをインストールして利用するとのこと。監視したいサイトのURLやチェック間隔などを設定しておけば、対象サイトの状況をキャラクターが通知してくれるようだ。指定できるサイトは1つで、チェック間隔は1分、5分、30分、60分から選べるという。

 開発担当者は斉藤委員長の仕組みについて、「ガジェットが指定されたサイトへアクセスし、HTMLデータを取得。データからサイトを再構築し、ページを画像に変換する。再びサイトへアクセスして画像化し、前の画像との差分を画像認識技術を用いて解析。更新箇所に色を付けてガジェットに表示させている」と説明したようだ。

 なお、斉藤委員長はカヤックのラボチームによる企画「ぶっこみイレブン」の一環だという。年間77個のサービスリリースを目標にしており、2007年2月に開始して以来、現在までに39のサービスを公開しているとのこと。今回は斉藤委員長のほかに、Webカメラを使ってテルミンの演奏ができる「エアテルミン」、画像の顔面部分を骸骨に変換する「ガイコツメーカー」なども発表したようだ。


記事: Internet Watch:サイトを監視するデスクトップ常駐型アバター「斉藤委員長」

PS3やMac OSで"そのまま使える"Webカメラ、プリンストンから

 BroadBand Watchの記事によると、プリンストンテクノロジーが130万画素のWebカメラ「PWC-130U」を、10月中旬に発売するとのこと。130万画素の1/4インチCMOSセンサーを搭載したWebカメラ。撮影画像サイズは最大1,280×1,024ピクセルで、フレームレートは最大30フレーム/秒。インターフェイスはUSB 2.0で、USBビデオクラス(UVC)に準拠、Windows Vista/XP、Mac OS X 10.4.8以降で別途ドライバをインストールすることなく利用できるとのこと。また、システムソフトウェア1.70以降のプレイステーション 3でも同様に利用できるようだ。価格はオープンで、店頭予想価格は5,980円の見込みだという。

 本体サイズは42×60×68mm(幅×奥行×高さ)で、重量は95g。イヤホンマイクのほか、撮影した画像の加工ができる「WebCam Companion 2」、フレームやキャラクター表示ができる「Magic-i3 Visual Effects」といったソフトウェアが付属するとのこと。

記事: BroadBand Watch:プリンストン、PS3やVista、Mac OS対応の130万画素Webカメラ


プリンストンは、Windows ばかりでなくMacに対応した製品を多く出しているメーカーです。今回のWebカメラは、PS3にて別途ドライバを用意することなく使えるというところも好感が持てます。実のところあまり普及していないというPS3を有効に使う手段を、この製品で拡大できるのではないでしょうか。

2007年10月13日土曜日

ツートップのハイエンドPC、Intel X38チップを搭載した「P5E」を採用

 PC Watchの記事によると、株式会社ユニットコムは"ツートップブランド"のIntel X38 Expressチップセット搭載ハイエンドPC、「VIP Q67P5E/DVRAM/88GTS」を発売したとのこと。標準構成でX38チップセットを採用したASUSTeK製マザーボード「P5E」を採用、PCI Express 2.0とCrossFireをサポートしているのが特徴だ。CPUにCore 2 Quad Q6700(2.66GHz)、GPUにGeForce 8800 GTS(320MB)を採用し、ハイエンド向けの仕様となっている。搭載されたHDDは、回転数可変(5,400~7,200rpm)のWestern Digital製「WD10EACS」とのこと。

 BTOに対応し、CPU、HDD、ビデオカード、マザーボードなどを選択可能。一例として、CPUにCore 2 Quad Q6700、メモリ2GB、Intel X38 Expressチップセット、GPUにGeForce 8800 GTS、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premiumなどを選択した仕様で、価格は236,800円となるようだ。

 拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×3。拡張ベイは5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×4。インターフェイスは、8in1カードリーダ、USB 2.0×8、IEEE 1934×2、Gigabit Ethernet、S/PDIF出力(角形/同軸)、PS/2×1(キーボード)、音声入出力などを備えるとのこと。本体サイズは200×475×435mm(幅×奥行き×高さ)だという。

記事: PC Watch:ツートップ、Intel X38/1TB HDD搭載のハイエンドPC

偽のサイト、"Microsoft AntiSpyware Center"に要注意

 Internet Watchの記事によると、米McAfeeは11日、米MicrosoftのWebサイトを装って偽のスパイウェア対策ソフトをインストールさせる手口を発見したことを公表、同社の公式ブログで明らかにしたtぽのこと。今回の手口では「Microsoft AntiSpyware Center」という名称の偽サイトを開設し、ウイルスやスパイウェアをスキャンするための偽ツールを提供するという。実際にスキャンは実行されないが、ユーザーのコンピュータ内をスキャンしているように見せかけ、脅威が見つかったという警告を表示。この脅威に対処するにはActiveXコントロールが必要として、インストールを促すとのこと。

 しかし、このActiveXコントロールをインストールすると、トロイの木馬によってInternet Explorerのホームページ設定が変更されてしまうようだ。変更先のWebページでは、実際には存在しない脅威を発見したと強調し、偽のスパイウェア対策ソフト「AntiSpyStorm」の体験版をインストールして対処するよう勧めるという。

 インストール後にAntiSpyStormでスキャンを実行すると、再び実際には存在しない脅威を検出したようにふるまうとのこと。また、この脅威を駆除するためには、AntiSpyStormの製品版をダウンロード購入が必要であるというメッセージを表示。警告を真に受けたユーザーからクレジットカード番号を盗み出そうとするという。

記事: Internet Watch:Microsoft騙るサイトで偽セキュリティソフト配布、カード番号を盗み出す

Google Earth上にて、特定の地域に関連した動画が再生可能に

 Internet Watchの記事によると、米Googleは11日、同社の提供するバーチャル地球儀ソフト「Google Earth」において、地図に関連付けされたYouTube動画の再生機能を追加したと発表したとのこと。この機能は、Google Earthのバージョン4.2以上で利用できるという。

 「レイヤ」ウィンドウにおいて、「特集コンテンツ」の中にある「YouTube」の項目のチェックボックスをオンにすることで、地図上にたくさんのYouTubeアイコンが表示されるとのこと。アイコンをクリックすると吹き出しが現われ、そこでYouTubeに投稿された動画を見ることができるという。なおここで再生されるYouTube動画は、特定の地点と関連付けられた、いわゆるジオタグされた動画だけだという。YouTubeはこのジオタグ機能を6月に発表しているとのこと。

 Google Earthに表示される他のアイコンと同じく、YouTubeアイコンは拡大していくにつれてよりたくさん表示されるようになっており、圧倒される量のアイコンで画面が埋め尽くされることがないよう工夫されているとのこと。

記事: Internet Watch:「Google Earth」にYouTube動画の再生機能を追加

2007年10月12日金曜日

ドスパラのゲーマーPC「Prime Galleria ZX」にX38搭載ハイエンドモデルが登場

 PC Watchの記事によると、株式会社サードウェーブは、ドスパラブランドのIntel X38 Expressチップセット搭載ゲーマー向けPC「Prime Galleria ZX」を発売したとのこと。チップセットにPCI Express 2.0対応のX38を採用するほか、CPUにCore 2 Extreme QX6850(3GHz)、ビデオカードにGeForce 8800 Ultra(768MB)を搭載するなど、「最新のゲームをストレスなくプレイできる最高の環境」を目指したという。

 空きスロットは、PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI×2。空きベイは5インチ×3、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×3。インターフェイスは、USB 2.0×10、IEEE 1394×1、12in1カードリーダ、DVI×2、Gigabit Ethernet×2、音声入出力、PS/2×2などを備える。また950Wの電源を搭載し、本体サイズは196×505×435mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14kg。

 標準仕様では、メモリ4GB、500GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows XP Home Editionなどを搭載し、価格は339,980円とのこと。BTOに対応し、ビデオカード、OS、メモリ、HDD、Officeの有無などを選択可能のようだ。

記事: PC Watch:サードウェーブ、Intel X38搭載のゲーマー向けPC

バッファロー製無線LANルーター、CSRFの脆弱性

 ITmediaの記事によると、情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月12日、バッファロー製の無線LANルータ「AirStation WZR-RS-G54」および「同G54HP」にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が発見されたとして、JVN(Japan Vulnerability Notes)に情報を公開したとのこと。

 2製品では、Webブラウザからログインして機器の設定を行えるという。この際ユーザーが悪意のある別のサイトにもアクセスしていると、管理用パスワードの変更や、インターネット側から機器の設定画面へのアクセスを許可してしまうなどのユーザーが意図しない設定変更を、第三者によって行われる可能性があるとのこと。

 対象となるのは、ファームウェアのバージョンがWZR-RS-G54ではVer.2.46およびそれ以前、G54HPがVer.2.43およびそれ以前だという。この脆弱性は、2製品ともファームウェアを最新版のVer.2.49に更新することで回避できるとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:バッファローの無線LAN製品にCSRFの脆弱性、ファームウェア更新で対処


無線LANの設定、そのほかルーターの設定変更を頻繁に行うような人は、安全面を考えるならば、必ずファームウェアをアップデートしたほうが良いですね。

「Web Spy Shield」、その実態は偽のPCスキャン機能を持った詐欺ツール

 ITmediaの記事によると、セキュリティ企業のSunbelt Softwareが、ウイルスやスパイウェアを検出できるツールと偽ってユーザーをだます詐欺の新しい手口が見つかったとブログで報告したとのこと。

 Sunbeltによれば、「Web Spy Shield」というツールが存在するという。ユーザーのPCをスキャンして調べられると称し、ツールバーと実行可能ファイルをPCにインストールするとのこと。しかし、実態はWebベースの詐欺ツールとなっており、ホームページを乗っ取ってしまう機能も持つとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:偽のPCスキャンでだます詐欺ツール


関連情報
Sunbelt Software ブログ

2007年10月11日木曜日

USB接続のフルセグ地デジチューナー、デル製PCにバンドル

 PC Watchの記事によると、デル株式会社は10月16日より、エスケイネット製USBポータブル地上デジタルTVチューナー「MonsterTV HDU」をバンドルしたPCを発売するとのこと。デルとしては初めて、PCにフルセグメントの地デジチューナを搭載。バンドル対象機種は、個人向けデスクトップのInspiron 530/531と、個人向けノートブックのInspiron 1420/1520/1720、XPS M1330の6機種とのこと。

 MonsterTV HDUは、USB接続でありながら、業界最小の98×70×15mm(幅×奥行き×高さ)/最軽量の80gを謳うフルセグメント対応地デジチューナー。ソニー製のチューナーを搭載し、高画質/高性能をうたうほか、リモコン受光ユニットを内蔵。同梱のリモコンでTV操作が可能となっているとのこと。

 本体後部にはB-CASカードスロットとアンテナ入力(RFコネクタ変換ケーブルが付属)のほか、別売りのブースター内蔵型モバイルアンテナ用の電源出力を搭載。USBバスパワーのみでモバイル環境での視聴が可能としているようだ。また、アプリケーションには独自の「MonsterTV HDTV」を利用、視聴ウィンドウのサイズが調節可能とのこと。画面を一時停止する「メモ」機能や電子番組表(EPG)機能、予約録画機能などに対応し、電源OFFやサスペンドモードからの復帰録画にも対応するようだ。

記事: PC Watch:デル、小型のUSB地デジチューナを個人向けPCとバンドル販売

石丸電気、秋葉原駅前にPCパーツショップを開店する予定

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、JR秋葉原駅前にある石丸電気の店舗「AKIba station PLAza」が、PCパーツや携帯電話を中心に扱う店舗「モバイル館」として近くリニューアルオープンするとのこと。ただし、オープン日は未定のようだ。

 これは、同社の親会社であるエディオンが9日(火)付けで発表したプレスリリースで明らかになったものとのこと。AKIba station PLAzaでは携帯音楽プレイヤーや携帯電話、PCサプライ品などを扱っていたが、今回 同店を改装、PCパーツや携帯電話などを扱うモバイル館として新たにオープンするという。既にAKIba station PLAzaでは改装工事が進められており、近日中にオープンするかもしれない。

 なお、9日(火)には、「駅前店」がメーカー製PCを主に扱う店舗「パソコン館」として新たにオープンしているとのこと。同社は秋葉原地区店舗の再編、改装を行なっている最中で、近日中に全11店舗がオープンする予定という。

記事: AKIBA PC Hotline:秋葉原駅前にPCパーツを扱うショップを石丸電気が開店

「IFX-14」発売、巨大なクーラーでCPUを裏からも冷やす

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、マザーボードの裏面からもCPUが冷却できるThermalright製LGA775/Socket AM2対応クーラー「IFX-14」が、サイズから発売されたとのこと。実売価格は9,800円だという。IFX-14はCPUクーラー本体と、補助クーラーの二つで構成される製品のようだ。CPUクーラーは、2個の大型フィンを太さ8mmのヒートパイプ8本で冷却ヘッドに接続。高さ161mm、重量790gと、ヘビー級の製品だ。ファンは付属しておらず、ユーザーが任意で120mmまたは140mmサイズのファンを取り付けるとのこと。

 ユニークなのは補助クーラーの存在のようだ。マザーボード裏面のCPUソケットの位置に取り付けて補助的にCPUの冷却を行なうもので、冷却ヘッドとフィンがL字型に曲がった長いヒートパイプで接続されているという。取り付けると、マザーボードの端からフィンだけが外に顔を覗かせるような格好になるとのこと。ただし、こうした大掛かりな構造のため、使用できるPCケースは限られそうだという。一般的なタワー型ケースの場合は、ケース内部の電源ユニットの手前あたりに補助クーラーのフィンが張り出す形になるとのこと。サイズの製品情報ページのほか、T-ZONE. PC DIY SHOPが行なったデモの記事でもその様子が確認できる。

 CPUクーラーはサイズが146.2×124×161mm、重量790g。補助クーラー(フィン部分のみ)はサイズが134.5×163.5×112.6mm、重量130g。主な付属品は、ファンの振動を抑えるラバー、グリス、固定用各種パーツ(バックプレート、クリップ、ネジなど)。なお、オプションとしてSocket 939に対応できるパーツ「939 Bolt-Thru-Kit」が用意されているようだ。

記事: AKIBA PC Hotline:CPUソケット裏面からも冷やすCPUクーラーが発売

2007年10月10日水曜日

Intel X38 チップセットを搭載したマザーボード、続々発売開始

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、帯域幅5GT/sのPCI Express 2.0やDDR3 1333メモリなどをサポートしたIntel 3シリーズチップセットの最上位モデル「Intel X38 Express」を搭載したLGA775マザーボードが初登場、GIGABYTE製「GA-X38-DQ6」とASUS「P5E」が発売されたとのこと。実売価格は「GA-X38-DQ6」が約37,000円、「P5E」が約35,000円だという。

 Intel X38 ExpressはほかのIntel 3 シリーズと異なり、PCI Expressインターフェイスの新しい規格であるPCI Express 2.0をサポートしているとのこと。PCI Express 2.0では、帯域幅を従来のPCI Express 1.1の倍となる5GT/sに拡張。PCI Express x16スロット1基あたりの帯域幅は16GB/sで、Intel X38 Expressでは2基装備しているという。

 また、DDR3 1333メモリを正式にサポートしているのも特徴の一つだという。従来のIntel P35 Expressなどを搭載したマザーボードでもDDR3 1333をサポートしている製品はあるが、これらはオーバークロックによりマザーボードメーカーが独自に実現したものだったようだ。このほか、Intel X38 Express向けにIntel純正のオーバークロックツールが用意されるという点も注目と言えるだろう。対応CPUはCore 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duoなど。FSB 1,333/1,066/800MHzをサポートするのはIntel P35 Expressなどと同様のようだ。

 Intel X38 Express/ICH9Rチップセットを搭載したGA-X38-DQ6とP5Eは、独自にFSB 1,600MHzをサポートしているのが特徴といえる。チップセットなどの冷却には銅製のフィンとヒートパイプを使用、さらに基板裏面にも銅製ヒートシンクを装着し、高い冷却性能を発揮できるとしているようだ。ただし、メモリスロットはDDR3タイプではなくDDR2タイプを搭載している。

記事: AKIBA PC Hotline:PCIe 2.0対応のX38チップセット搭載マザー発売

バッファロー製USBメモリの一部、トロイの木馬が混入している可能性

 ITmediaの記事によると、バッファローは10月10日、同社製USBメモリの一部にウイルスが混入している可能性があると発表したとのこと。混入の"可能性"があるのは、現在市場に出回っている186台のUSBメモリで、実際に該当する製品は「そのうちの10%ほど」(同社)と見られ、新品への交換で対応するとのこと。また、すでに該当製品のシリアル番号(製造番号)は特定できており、同社はユーザーに使用中止を呼びかけているという。シリアルの確認方法や問い合わせ先は、同社サイトで公開されているようだ。

 該当するのは、指紋認証モデルの「RUF2-FS512-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001~000360の一部)、「RUF2-FS1G-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001~000360の一部)、「RUF2-FS2G-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001~000120の一部)で、製品の本体裏側にある製造コードとシリアル番号から確認できるとのこと。また、これらが一致しても、同日公開されたRUF2-FSシリーズ ウィルスチェックプログラム Ver.1.00でウイルスが検出されなかった場合は問題はないとしているようだ。

 混入したのは、オンラインゲームのIDとPASSWORDを取得するトロイの木馬型ウイルスで、「Trojan-PSW.Win32.OnlineGames.OCK」(ウイルスセキュリティ)、「TROJ_NSOM.UG」(ウイルスバスター)、「Trojan Horse」(ノートンアンチウイルス)、「Pccked.Win32.NsAnti.r」(F-Secure)、「NewMalware.bl」(McAfee)などの名称で検出されるとのこと。

記事: ITmedia +D PC USER:バッファローのUSBメモリにウイルスが混入

レノボがThinkCentre A61eを発表、B5ノートと同等の設置面積

 @ITの記事によると、レノボ・ジャパンは10月10日、B5ノートPCと同等の設置面積を実現したデスクトップPC「ThinkCentre A61e Ultra Small」を発表したとのこと。低消費電力のCPUと空冷効果に優れた筐体デザインを採用し、高い静音性を実現しているようだ。

 A61eは幅が275ミリ、奥行きが242ミリで設置面積はB5ノートPCと同等とのこと。容積は4.5リッターでレノボのデスクトップPCの中では最小だという。従来、最小サイズだったM55 Ultra Smallと比べて25%の小型化を実現したようだ。マザーボードはMini ITXを採用。CPUにAMDのAthlon X2 デュアルコア・プロセッサ、またはSempron シングルコア・プロセッサを採用するという。いずれも低消費電力のCPUで、空冷ファンの回転を抑えて静音性を向上させる。日本のオフィス環境に配慮し、「ささやき声ほどの静かな作動音」(レノボ)で動くという。

 A61eは搭載CPU、HDD容量別に4モデルが用意されているようだ。予定価格はSempron搭載モデルが6万4050円。Athlon X2搭載モデルが8万6100円など。パラレル、シリアルポート、フロッピーディスクドライブを搭載しないことで、従来のM55と比べて低価格化を実現したとのこと。カスタマイズには対応しないという。OSはWindows XP ProfessionalとVista Businessが用意されているとのこと。

記事: @IT:レノボ、最小デスクトップPC「ThinkCentre A61e」発表

2007年10月9日火曜日

高校時代の同級生からメールが送られてきたら要注意

ITmediaの記事によると、音信不通だった高校時代の同級生を装ったメールで感染を広げようとするマルウェアが出回っているとして、英セキュリティ企業Sophosが注意を呼び掛けているとのこと。

このメールは「アン・バーンズ」という若い金髪のおさげの女性からのメッセージを装っているという。アン・バーンズは高校時代の同級生と名乗り、「今も時々あなたのことを考えます。授業中にこっそりおしゃべりしたこととか……」など甘い思い出話をして、彼女のホームページと称したURLをクリックさせようとするとのこと。しかしURLをクリックすると、個人情報を盗むトロイの木馬がインストールされるようだ。

「受信者は寂しさや下心、あるいは単に好奇心からリンクをクリックするかもしれないが、そうしたらハッカーの罠にはまる恐れがある」とSophos上級テクノロジーコンサルタントのグラハム・クルーリー氏は言う。また同氏は、最近女優のヌードをエサにしたウイルスメールが出回っていることに触れ、「下半身で求めるのではなく、頭で考える必要がある」と忠告しているとのこと。

記事: ITmedia エンタープライズ:「おさげの元同級生」かたるマルウェアにご用心


音信普通だった友人を語ってメールを送ってくるとは、非常に悪質ですね。相手が知人であるがゆえに油断してしまったら最後、トロイの木馬の餌食にされてしまいます。

Seagate、ノートパソコン向けのハイブリッド2.5インチHDDを出荷開始

@ITの記事によると、米シーゲイト・テクノロジーは現地時間10月8日、256MBのフラッシュメモリを搭載した2.5インチHDD「Momentus 5400 PSD」(Power Saving Drive)の出荷を開始したとのこと。容量は80GB、120GB、160GBの3種類があり、キャッシュはすべて8MB。フラッシュメモリだけで構成するSSD(Solid State Drive)のメリットをハードディスクに持ち込むハイブリッド製品とのことで、高速なアクセスや消費電力の削減が可能という。

ブートセクタなどブート時に読み込むプログラムをフラッシュメモリ上に配置することで、プラッタが回転する前に起動シーケンスを開始することができ、結果としてPCの起動が高速化するという。また、頻繁にアクセスするデータをフラッシュメモリ上に置くことで、ディスクアクセスの頻度を下げることが可能なようだ。これによりプラッタの回転している時間を抑えることができ、5割程度の消費電力の削減、ノートパソコンなら20~30分のバッテリ時間延長が見込めるようだ。フラッシュメモリに対するアクセス時には、ディスクの読み取りヘッドは安全な領域に退避するので衝撃にも強いとのこと。

対応するOSは現在、Windows Vistaのみ。ユーザーの利用状況を分析し、ファイルをフラッシュメモリに配置するハイブリッドドライブ向けの機能「ReadyDrive」を利用するとのこと。

記事: @IT:シーゲイト、ハイブリッド2.5インチHDDを出荷開始

MS Office 2007のインターフェイスをOffice 2003仕様にする

@ITの記事によると、マグノリアは10月2日、Microsoft Office 2007のインターフェイスを旧版のOffice 2003と同じインターフェイスに変換するソフトウェア「Back to 2003」のダウンロード販売を、10月下旬に始めると発表したとのこと。価格は3480円だという。また、パッケージ版も11月2日より販売開始し、こちらは4980円とのこと。

Office 2007では複数のメニューをタブごとにまとめた「リボン」インターフェイスを採用。リボンは機能グループごとに分かれていて、ユーザーは自分が利用したい機能を簡単に探せるようになっているようだ。しかし、大幅なインターフェイスの変更はユーザーにとって必ずしも好評ではなかった。また、Office 2007はインターフェイスを旧版に戻す標準の機能はないようだ。

Back to 2003を使うと、Office 2007のリボンを、旧版と同じツールバー、メニューバーに変更できるという。ツールバーの追加や削除も柔軟に可能で、リボンと旧版のツールバーを併用することもできるとのこと。

記事: @IT:やっぱり使いにくい?「Office 2007」のUIを旧版に戻すソフト登場


マグノリアは、将棋や囲碁のパソコンソフトを開発・販売しているメーカーのようで、公式サイトにはゲームソフトの無料提供が多数見られました。なお「Back to 2003」については、現在 30日間の体験版が公開中です。


関連情報
「Back to 2003」製品情報 - マグノリア ホームページ

2007年10月8日月曜日

エロゲーで誘うスパムメール、添付されているのはマルウェア

ITmediaの記事によると、セキュリティ企業F-Secureがブログで、「クールなヘンタイゲーム」と美少女キャラでユーザーを誘い、トロイの木馬に感染させるスパムメールが出回っていると報告したとのこと。ブログに掲載されているスパムのサンプルは、ゲームの少女キャラクターの画像を使い、送信元は「Lolita Mccarthy」となっているとのこと。文面は英語で「あなたのためのヘンタイゲームがたくさんあります! 無料のヘンタイゲームを添付しました」などと書かれているようだ。

添付されたファイル「hent.zip」を開くと、トロイの木馬ダウンローダーに感染するとのこと。さまざまな形で出回っているStorm Wormとは関係ないようだという。

記事: ITmedia エンタープライズ:“ヘンタイゲーム”で誘うスパム、添付ファイルにマルウェア

東芝製の1.8インチHDD、DTR技術で240GBへ

@ITの記事によると、東芝は10月2日、千葉県・幕張で開幕したIT総合展「CEATEC Japan」にて記録密度が従来の約1.5倍になるディスクリート・トラック・レコーディング(DTR)技術を用いた1.8インチHDDの試作機を展示したとのこと。

DTR技術は、プラッタ上に塗布された磁性体のトラック間に溝を形成することで記録密度を上げる技術。従来は「画用紙にクレヨンで線を引くようなイメージで、隣り合うトラックが干渉することがあった」が、DTR技術を使うと、「原稿用紙に文字を書くようなイメージで、隣り合う行が干渉せず、行間を詰めることができる」(説明員)とのこと。

トラック間の溝が位置制御のためのサーボ機構の補助となるため、ヘッド制御の面で従来より技術的に有利になるようだ。このため新技術導入によるコストアップ分は相殺され、従来型のハードディスクと同等の価格になる模様とのこと。製品化は2009年だという。

東芝は1.8インチのモデルでDTR技術を用いた試作機を作成。160GBモデルの2枚あるプラッタのうち1枚をDTRのものにすることに成功。2枚ともDTRのものにした場合、1.8インチで240GBの容量を達成できるとのこと。今後は1.8インチと2.5インチのモデルでDTR技術の適用を進めるようだ。

記事: @IT:1.8インチHDDで240GBの試作機を東芝が展示

編集中

関連情報
未追加

Gateway、HDMIや高画質化回路搭載のワイド30型液晶「XHD3000」を発売

PC Watchの記事によると、米Gatewayは現地時間4日、ワイド30型液晶ディスプレイ「XHD3000」を発売したとのこと。2,560×1,600ドット(WQXGA)表示に対応し、応答速度が6ms(中間色)、コントラスト比が1000:1、輝度が400cd/㎡、表示色数が1,670万色、視野角は上下/左右とも176度とのこと。また スピーカー内臓で、直販価格は約1,700ドルだという。

高画質化回路にSilicon Optix製「Realta HQV」を搭載し、デインターレース、フィルムケーデンス検知、ノイズ削減、ディテール拡張などのほか、1080pソースの1600pへのアップスケールが可能とのこと。また PIP(Picture-in-Picture)表示に対応し、付属のユーティリティ「EzTune」により 子画面の位置やサイズ、透過度を変更したり、マウスカーソルを子画面に重ねると子画面を一時的に消して、親画面のみを表示することもできるとのこと。

入力インターフェイスは、HDMI、D-Sub15ピン、DVI-D(HDCP対応)、コンポジットビデオ、Sビデオ、コンポーネント、PCオーディオ(ステレオピンジャック)×2、コンポジットオーディオ×3。S/PDIF出力(同軸/角形各×1)、コンポジットオーディオ出力に加え、ヘッドフォン出力×2を装備。2つの異なるヘッドフォンをつないで、状況に応じて好きな方を使ったり、2人で同時に使ったりという用途を提案している。このほか、USB 2.0アップストリーム×1/ダウンストリーム×4と、オプションで3Dオーディオ対応スピーカーを装備する。

 本製品以外に3機器まで制御可能なリモコンや「IR Blasterケーブル」が付属するという。ケーブルを使用することで、本製品と他の機器をつなぎ、本製品を経由してのリモコン操作ができるという。本体サイズは約698.5×241.3×565.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.3kg。スタンドは、高さ、角度調整や、ピボットが可能とのこと。

記事: PC Watch:Gateway、HDMI装備のWQXGA対応ワイド30型液晶

編集中

関連情報
Gateway ホームページ(英語)
「XHD3000」製品情報(英語)
ニュースリリース - Gateway(英語)

2007年10月7日日曜日

Internet Explorer 7が自動更新に、何らかの操作ミスにて誤配布

Internet Watchの記事によると、マイクロソフトは米国時間4日、Windows XP SP2用のInternet Explorer 7(IE7)日本語版を自動更新にて誤配布してしまったと明らかにしたとのこと。米国時間4日付で、Microsoft Updateの「優先度の高い更新プログラム」に登録されていたため、Windowsの「自動更新」の設定によってはインストールまで自動で行なわれてしまう可能性があったという。

同社ではIE7日本語版を自動更新にて配布する時期について、IE7の公式ページなどで「2008年以降」と表記しているという。今回の誤配布についてマイクロソフトの広報は、「なんらかの操作ミスによって、自動更新による配布を行なうように設定されてしまった」としているようだ。

現時点までに、マイクロソフトは自動更新でIE7を配布する設定を解除したとのこと。また、意思に反してインストールされたIE7をアンインストールする方法や今回の件に関する経緯などを、本日中に同社サイトのトップページに掲載するとしているとのこと。

記事: Internet Watch:IE7日本語版を自動更新で誤配布、マイクロソフトが操作ミスで

編集中

関連情報
Windows Internet Explorer 7 ホーム - Microsoft ホームページ
お詫び:自動更新機能によるInternet Explorer 7の予定外配信に関して - Microsot ホームページ

マイクロソフト、10月の更新用月例パッチに関する情報を公開

Internet Watchの記事によると、マイクロソフトは10月10日に提供予定の月例パッチについて、事前情報を公開したとのこと。10月の月例パッチは7件を予定しており、うち4件が深刻度が最上の"緊急"、3件が深刻度が2番目に高い"重要"となっているという。

深刻度が"緊急"の4件は、Windowsに関する脆弱性のほか、WindowsとOutlook ExpressおよびWindows メールに関する脆弱性、Internet Explorerに関する脆弱性、Officeに関する脆弱性をそれぞれ修正するとのこと。これらはいずれも、外部からコードの実行が可能となる危険度の高い脆弱性となっているようだ。

また深刻度が"重要"の3件は、Windowsに関する脆弱性2件のほか、WindowsおよびOfficeに影響を及ぼす脆弱性をそれぞれ修正するとのこと。Windowsの脆弱性は、サービス拒否(DoS)攻撃となりすましの危険があるとのこと。また、WindowsおよびOfficeの脆弱性は、攻撃された場合に特権の昇格が起こる可能性があるというものだという。

記事: Internet Watch:マイクロソフト、10月の月例パッチ7件の事前情報を公開

編集中

関連情報
未追加

WD製HDDの1TB、「WD10EACS」が三万円割れ

AKIBA PC Hotlineの記事によると、WesternDigital製の1TB 3.5インチHDD「WD10EACS」が急速に値を下げ、最安値で先週比20%超の下げ幅を記録、一気に3万円を割り込んだとのこと。結果的に1TBクラスのHDDの相場全体に風雲急を告げる事態となるかもしれないという。

3万円割れの値を付けたのは、PCパーツショップZOA 2店舗。ZOA秋葉原本店で、1人1台の限定3個という条件付きで29,925円、T-ZONE. PC DIY SHOPでは開店8周年記念特価として、1人2台の10台限定の条件付きで29,980円で販売したという。条件付きの特価品だが、1TBのHDDが3万円を割るのはこれが初。これ以外にも、クレバリー1号店とクレバリー1号店が同製品を31,468円で販売していたほか、他店で3万円台前半の価格で販売している例もあった。

WD10EACSは、約2週間前に秋葉原で販売が始まったばかりの新製品だという。しかし、登場当初に45,000円だった実売価格は翌週に約11%安の約40,000円へ急落。さらに、今週は最安値で20%超の下げ幅を記録し、一気に3万円を割り込んだとのこと。日立やSeagateなど、他社の1TBモデルは3万円台後半から4万円中盤の価格帯で、他社製と比較すると最大で1万円近い価格差ができた。

関係者によれば、WD10EACSは複数の代理店経由で仕切り値が下がっているとのこと。他社製の1TB HDDも最安値ベースで先週比で5%前後下がるなど、急な値下がりの動きを見せているという。これを機に、1TBクラスの大容量HDDの相場全体に変化が起こる可能性もあるかもしれない。

記事: AKIBA PC Hotline:1TBのWD製HDDが3万円割れに突入、他社製と1万円差

編集中

関連情報
編集中

2007年10月6日土曜日

Novell、Linuxディストリビューションのコミュニティ版「openSUSE 10.3」

@ITの記事によると、米ノベルは現地時間10月4日、「openSUSE 10.3」の提供を開始したと発表したとのこと。openSUSEは同社のLinuxディストリビューションのコミュニティ版で、無償ダウンロードまたはパッケージ購入が可能とのこと。パッケージ版は90日間のインストールサポート付きで59.95ドル。

LinuxとWindowsのデュアルブート構成を可能にしたほか、OpenOffice.orgでMicrosoft Officeとのファイルの互換性も高めたとのこと。また、デスクトップ環境としてKDEとGNOMEの最新版が選べるようだ。ベータテストが始まったKDEバージョン4のプレビュー版も含むとのこと。独自のシステム管理ツール「YaST2」を使い、GUIでシステム設定やサーバ設定を変更できるほか、ネットワーク経由でのパッケージの新規インストールやアップデートができるとのこと。パッケージはRed Hatと互換性のあるrpmを使うが、差分ファイルだけをダウンロードする機能もあるようだ。

これまで別途コーデックのインストールが必要だったメディアプレイヤーのmp3再生を、デフォルトでサポートした。また、Xen 3.1、VirtualBox 1.5などの仮想化ソフトウェアを搭載するようだ。openSUSEは、ノベルがスポンサーする「openSUSEプロジェクト」に参加するコミュニティのメンバーが開発を続けているという。登録メンバーの数は5万4000人とのこと。

記事: @IT:米ノベルがopenSUSEの最新版を提供開始


すぐにダウンロードして使いたいところですが、現在3.7GBもある大容量ファイルをダウンロードできるほど回線速度に余裕がありません。ここ数日はYoutubeを利用して作業する時間が多く、インターネット回線を節約しないと仕事になりません。なので、とりあえずopenSUSEの試用は見送ります。

openSUSEを使う際は、やはり64bit版を選びたいところです。ハードウェアが64bit OSをサポートしているのに32bit版を使っていては性能を充分に発揮できないという感じもありますし、やはりここは64bit版を、と思っています。

なお、openSUSEはWindowsとデュアルブートが可能とのことです。つまりはCドライブにWindows XP、DドライブにopenSUSEという使い方ができるわけですが、HDDがすべてNTFSファイルシステムであるため、私はこの恩恵を受けることができません。この際、互換性の高いFATファイルシステムを部分的にでも導入すべきでしょうか。


関連情報
米ノベルの発表資料
ノベルインフォメーションセンター
openSUSE ダウンロードページ

Google Desktop5.5がβ公開、iGoogleとの連携

ITmediaの記事によると、米Googleは10月5日、デスクトップツールの最新版「Google Desktop 5.5」をβ公開したとのこと。Google Desktopは、デスクトップ検索とサイドバー、Googleガジェットの機能を持ったツール。最新版ではガジェットをデスクトップに加えGoogleのパーソナライズドホームページ「iGoogle」にも組み込めるようになったという。

また、デスクトップ上に同じガジェットを複数表示することが可能になり、Webやデスクトップ検索の「Quick Search Box」のデザインが一新されたようだ。Outlookメールの検索機能の改善なども行ったとのこと。Google Desktop 5.5は、Webサイトから無料でダウンロードできる。対応OSはWindows 2000(SP3以降)、XP、Vista。

記事: ITmedia News:「Google Desktop 5.5」β公開――iGoogleへの組み込みが可能に


Google Desktopについては、以前にGoogleパックで一括導入しようとしましたが、インストールを中止してしまいました。というのは、大容量ながらロクにファイルが入っていないHDDに検索機能は不要だからです。250GBのHDDを二台搭載しておきながら、実際は半分ほどしか利用していませんし、私の場合は大抵のファイルはどこにあるか把握できる状態です。たとえば一ヶ月以内に取り扱ったファイルのなら、デスクトップに置いてある「desktop」というフォルダの中にある確率が高いです。

それはパソコンの中のファイルが整理されているというわけではなく、一部のファイルばかりアクセスしているとか、不要なファイルはたくさんあるけど捨てていないとか、ロクなファイルを持っていないということなのかもしれません。HDDの掃除も兼ねて、不要ファイル検索機能はそろそろ必要になりそうですね。


関連情報
Googleのブログ(英語)
Google Desktopのブログ(英語)
Google Desktop 5がβ公開 - ITmedia Biz.ID

Microsoft Officeから無料のOpenOfficeへ

@ITの記事によると、10月5日に始まった「オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Fall」の講演で、アシスト 新規事業準備室のマーケティング・プランナーは「本当にOpenOfficeに移行ができるのだろうかと、多くの企業が判断できないでいる。移行判断に必要なのは、費用効果を数字で把握することと、具体的な課題を特定して解決策を検討すること。それは情シスの仕事。しかし、いちばん必要なのは経営トップの決断だ」と話をしたとのこと。

アシストの社員数は710人。ソフトウェアパッケージの販売・サポートを手がける同社の職種構成は、営業系が3割、技術系が5割強で、残りが業務系だという。マイクロソフトのオフィス製品がインストールされた1100台のPCのうち700台でオフィスツールをOpenOfficeに置き換えたとのこと。2009年6月の次回更新時にライセンス数を1134本から250本にまで削減できたことで、1700万円のコストダウンとなる見通しのようだ。

記事: @IT:OpenOffice移行に必要なのはトップの決断


Officeソフトというのは、年間でどの程度使用し、どの程度の作業に役立つのでしょうか。友人から譲ってもらったMicrosoft Officce 2003 Personalを持ってますが、これはいつの間にか全く使わなくなってしまいました。Microsoft Office Personal 2003の価格は、パッケージ通常版で47000円程度、アップグレード版で40000円程度、PCパーツなどとの同時購入で15000円程度です。値段が高いですが、みんな使っているから使うという流れができているので、Office市場標準の地位に居座っています。

日常的にテキストのやり取りはするが、定型文書のやり取りはしない私には、Windowsに無料で付属してくる「メモ帳」さえあればそう困らないのが現状です。Excelなどの表計算についても、私には不要なので自宅のパソコンには導入していません。知り合いや友人の中にも、似たような状況の者が結構いたりします。そんな状況下で、「すぐに定型文書を作らなければならない」とか、「表計算ソフトが必要だ」という事態になった場合、私はソフトは持っているので困りませんが、ソフトを持っていない人はどうすれば良いか。やはり、数回の文書作成のために万単位のお金をはたいてMicrosoft Officeを買うというのは無理があるものです。

そういった場合に、OpenOfficeやWebアプリという無料ツールのありがたさがわかります。Officeソフト市場において、Microsoft Officeが標準であるのは言うまでもないですが、それとほぼ同じ機能を実現できる無料のソフトがあるとすれば、使わないと言う選択肢はないと思っています。文書作成は仕事の基本ですが、多くの人はOfficeに大きな経費を取られていると思います。無料のソフトは仕事ばかりでなく、生活を効率を良くするためにも役立つものです。Officeソフトとして、OpenOfficeや無料のWebアプリはとても優秀ですね。もっとも、私にはメモ帳だけあれば十分ですが。

ちなみに、10月4日に最新の「OpenOffice.org 2.3日本語版」がリリースされたようです。


関連情報
アシスト - ホームページ
OpenOffice.org 日本語プロジェクト - ホームページ

2007年10月5日金曜日

MojoPac Freedom、その使用感は…

前々回の記事でMojoPac FreedomをUSBメモリにインストールし、前回の記事で使用・レビューする予定だった。しかし、メインPC上で使用したところ原因不明の不具合が起き、結局使用することはできなかった。OSは公式にサポートされているはずのWindows XP Media Center Edition 2005(MCE2005)なのに、なぜだったのか。 これについては未だに原因は不明なままだが、MojoPachaサブPCにて使用することが出来たので、使用感について報告したいと思う。

 

USBメモリをパソコンに差し込むと、左のような表示が出る。一番上にある「Run MojoPac」をクリックすると起動させることができる。なお、"デバイスの自動再生"を無効にしている場合はこのようなが表示が出ないことがある。そのようなときは、マイコンピュータからデバイスを選択して中にあるファイルを起動すればよい。

右はMojoPacを起動したときの画面。デフォルトの壁画はMojoPacのオリジナル画像だが、使用しているOSをわかりやすくするために"Windows XP Pro"に変更した。動作については、軽快といえるほど快適に動いている。サブPCのスペックは、決して高いとはいえない。Celeron 766MHz、128MB SDRAM(PC-100)、VRAM 32MBというキワキワなスペックは、Windows XP Professionalを動かすことはできても、仮想PCソフト「Virtual PC」がまともに動かせない。しかし、MojoPacはきちんと動かすことができたのだった。

 

左の画面は、上部に表示されたバーをドラックした場面。マウスカーソルが消えているのは、スクリーンショットで撮影した画面だから。ちなみにドラッグで移動しても、バーは自動的に元の位置へ戻ってゆく。ついつい遊んでしまったのは言うまでもない。

右の画面はコントロールパネル。他のアカウントを設定しようと思ったところ、ユーザーアカウントに関する設定項目が消えていた。MojoPacではマルチアカウント機能が利用できないようだ。

一台のパソコンで2つのOSを動かしているのとは違い、2つのデスクトップの動作は快適だった。MojoPacはすばらしいソフトだ。少々問題を挙げるとすれば、MojoPacの設定はほとんど英語で行わないとならない点。しかし、英語と格闘しながらでも使う価値は充分にあるソフトだ。


関連情報
MojoPac Freedomのインストール方法
MojoPac Freedomを使用してみた
ポータブル仮想デスクトップ環境「MojoPac」、無償版が公開

MojoPac Freedomを使用してみた

前回の記事で、仮想デスクトップ環境ソフト「MojoPac Freedom」のインストールを行った。インストールを行ったパソコンの環境は、Core 2 Duo E6600、1GBメモリ、250GB HDD ×2、Windows XP Media Center Edition 2005(MCE 2005)だ。

「MojoPac」はその仕様上、使うためには32bit版Windows XPという環境が必須とのこと。ニュース記事を見た限りでは、32bit版であればHome EditionだろうとProfessionalだろうと大丈夫そうだった。しかし実際は、MCE2005では使用することができなかったのだった。

 

インストール後に一通りの設定があり、それを終わらせると左のような表示が出る。ここで「はい」を選択すると、Internet Explorer(IE)のお気に入りやMozilla Firefoxのブックマーク、マイドキュメントなどの個人設定を簡単にMojoPacに取り込むことができる。今回は特に取り込ませたい設定がなかったので、「いいえ」を選択。USBメモリからMojoPacを起動した。

MojoPacを起動すると、右の画面のようになる。上に挙げた個人設定以外にも、Windowsにはいろいろな設定がある。どうやらこれらは、ここで自動的に取り込まれるようだ。

 

左の画面になり、画面上部にメニューバーと呼べるいくつかの項目が表示された。中央のボタンを押すことで、仮想デスクトップと通常のデスクトップを切り替えて使用することができる。しかし、いくら経っても仮想デスクトップが立ち上がることはなかった。あまりにも遅いので、一度USBメモリを取り外した後、再度接続し直すことに。

ところが、ここで問題が発生したのだった。MojoPacを終了することができないのだ。仮想デスクトップが起動していないということは、つまりはMojoPacがきちんと起動していないということ。つまり、きちんと起動できないので、終了させることもできないのだ。仕方がないので、Windowsの設定を使用して、USBメモリであるドライブNを外すよう試みた。

ここで、いつものように画面右下のタスクトレイにある「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックした。しかし、通常起動・通常終了すらできないソフトが入ったUSBメモリはそう簡単に取り外せるはずもなく、やむを得ずそのまま抜いてしまうことにした。すると、右のようなエラー表示が出たのだった。

 

中途半端に起動した仮想デスクトップソフトの裏では、まるでブラクラのように、エクスプローラが多重起動していた。左の画面のように、三つ表示されたウィンドウには空っぽのマイドキュメントが空しくさらされていた。これはつまり、私にはMojoPacが使用できないということだろうか。

このようなトラブルが起きたときの基本として、「もう一度試してみる」という手段がある。しかし、二度目の挑戦も一回目と同じく、空しいブラクラもどきに終わってしまった。変わった点といえば、二度目に起動する際に右のような表示が出たこと。MojoPacが中途半端に起動したUSBメモリをそのまま引き抜いた代償として、わずか数秒のディスクチェックをすることになったのだった。

サブPCはWindows XP Professionalなので、こちらでも使えるかどうか試してみようと思う。これで使用できなかったら、MojoPacのサポートチームに英語のメールを送ることになるだろう。


関連情報
MojoPac Freedomのインストール方法
Windows XP Media Center Edition 2005 をインストール

MojoPac Freedomのインストール方法

米リング・キューブが10月2日に公開した仮想デスクトップ環境ソフト「MojoPac Freedom」。これは前回の記事に書いたように、「MojoPac」の無償版とのことで、MojoPacのWebサイトからダウンロードできる。Webサイトもソフトウェアの設定言語も英語だが、実際インストールしてみたところ、そんなに難しい設定はない印象だ。

インストールする前にしなければならないことは、あらかじめインストール先となるデバイス(外付けHDD、USBメモリなど)をパソコンに接続しておくこと。また、ソフトの仕様上Windows XP搭載PCでないとインストールを完了できない可能性がある。今回は2GBのUSBメモリをパソコンに接続することにした。

 

まず、使うためにはファイルをダウンロードし、インストールをしなければならない。7.6MBで、プログラムと同じ拡張子である「.exe」のファイル。起動すると左のようなウィンドウが出る。パソコンにインストールされてしまうのではないかと思っていたが、右のウィンドウのように、処理の途中にインストール先デバイスを選択する部分がある。USBメモリは「N: 2GB-USB」と表示されているデバイスだが、見ての通り内臓HDDである「D」や「E」のドライブが選択できる。サポート対象外かもしれないが、USBデバイス以外にもインストールできるのではないだろうか。

 

インストールが終了すると、左のような「MojoPac」の設定ウィンドウが表示される。ここからは「MojoPac」のアカウントを開設するための手続きで、ここでインターネット接続環境が必要になるようだ。必要事項としてメールアドレスを入力しなければならないが、姓名などはオプションとなっており、入力は強制ではない。

 

左のようなウィンドウでは、仮想デスクトップのユーザー名と所属、デバイス名、仮想デスクトップにログインする際のユーザー名およびパスワードを設定することになる。先ほどのユーザー名とパスワードはアカウント用で、こちらのユーザー名とパスワードはログイン用となっている。

そして、最後に右のウィンドウ。ここでアカウント用のユーザー名とパスワードを入力し、有料版を使用する際はプロダクトキーの入力を、無償版を使用する際は下の選択肢を選ぶ。ここまでで、インストールと使用を開始するための準備は完了。次回は使用してみた際の記事を書こうと思う。


関連情報
ポータブル仮想デスクトップ環境「MojoPac」、無償版が公開
Windows XP Media Center Edition 2005 をインストール

2007年10月4日木曜日

ポータブル仮想デスクトップ環境「MojoPac」、無償版が公開

@ITの記事によると、米リング・キューブは現地時間10月2日、仮想デスクトップ環境ソフト「MojoPac」に無償版の「MojoPac Freedom」を追加、ダウンロードによる提供を開始したと発表したとのこと。MojoPacはUSB 2.0のマスストレージクラスに対応するデバイスに、仮想的にデスクトップ環境をコピーして持ち歩けるソフトウェアだという。

このソフトを使用すると、USBドライブや外付けHDDをはじめ、iPodやデジタルカメラに、ふだん自分が使うアプリケーションやデータを入れて持ち歩くことができるとのこと。Windows XPを搭載したパソコンにMojoPacをインストールしたUSBデバイスを接続すると、ログイン画面が起動し、ユーザー名とパスワードを入れることでMojoPacのデスクトップ画面が現れるという。

対応するOSは、32ビット版のWindows XP ならばバージョンは問われないとのこと。MojoPacはユーザーの言語プロファイルも併せてUSBデバイスにインストールでき、ユーザーの言語に合わせたデスクトップ環境が持ち運べるという。操作性やパフォーマンスはネイティブのOSと同等といい、ゲームやマルチメディア関係のソフトウェアも利用できるようだ。iTunesをiPod上のMojoPacにインストールすれば、旅先のネットカフェで音楽をダウンロード購入するといった利用もできるという。

ハードウェアの機能自体は使用するパソコンと同等になるとのこと。また、パソコン本体のデスクトップ環境と、MojoPacによる仮想デスクトップ環境は切り離されており、ホストPCからUSBデバイスを抜いたときには、Webブラウザの履歴やアプリケーションのデータは残らないという。

記事: @IT:ポータブル仮想デスクトップ環境「MojoPac」が無償版を公開


と、いうことで早速ダウンロードしてみました。7.6MBのファイルで、拡張子は「.exe」。使用感などについては、これからセットアップして使ってみようと思うので少々お待ちください。


関連情報
MojoPacのデモンストレーション映像
MojoPac ダウンロードページ(英語)

指紋認証機能付きキューブ型自作キット、Shuttleから発売

AKIBA PC Hotlineの記事によると、Shuttleから指紋認証機能を備えたキューブPC自作キット「SP35P2 PRO」が近日発売される予定とのこと。Intel P35 Express/ICH9Rチップセット搭載のLGA775対応のベアボーンで、T-ZONE. PC DIY SHOPにてサンプルが展示中のようだ。製品版は10月中旬に入荷する予定で、予価は59,880円とのこと。

SP35P2 PROは、フロントパネル下部にUSBポート、サウンド端子などを覆う開閉式のカバーがあり、このカバーの裏面に指紋認証センサーを備えているとのこと。最近のノートPCはこの機能を持つ製品も多いが、キューブタイプPC自作キットでは珍しいとのこと。また、ヒートパイプを用いた冷却システムを備えるのも特徴で、チップセットに装着された2個のヒートシンクと、CPUソケット脇にあるフィンが、2本のヒートパイプで接続されているという。代理店のファストによれば、キューブタイプのPC自作キットでチップセットの冷却にヒートパイプを用いている製品はこれが初めてという。

対応CPUはCore 2 Quad、Core 2 Duo(FSB 1,066MHz/1,333MHz対応)。拡張スロットにPCI Express x16×1、PCI×1。Turbo Memory用Mini Cardが1スロット、DDR2 667/800に対応したDIMMが4つ(最大8GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet、Serial ATA(内部4/外部2)、Ultra ATA/100、IEEE 1394、7.1チャネルサウンドなど。本体サイズは幅210×高さ220×奥行き325mm。ドライブベイは5インチ、3.5インチ、3.5インチシャドウを各1基備えるとのこと。搭載されている電源ユニットの容量は400W。

記事: AKIBA PC Hotline:指紋認証機能付きキューブ系自作PCキット展示中


Intel P35 Express/ICH9Rチップセット搭載ということで、オンボードグラフィック機能はサポートされていません。したがって別途グラフィックカードを用意する必要があるわけですが、キューブ型のPCだと中に熱がこもりやすいので、グラフィックカードもできるだけ発熱量の少ない、あるいは冷却効率の良いものを選びたいですね。


関連情報
SP35P2 PRO 製品情報 - Shuttle ホームページ
SP35P2 PRO 製品情報 - 販売代理店 ファスト ホームページ

水冷キット一体型のPCケース「SwordM」、Thermaltakeから発売

AKIBA PC Hotlineの記事によると、水冷キット一体型のアルミ製タワーケース「SwordM(VD500LBNA)」がThermaltakeから近日発売される見込みとのこと。本体側面に大型ラジエータを搭載、跳ね上げて開けることができる天板を備えるのが特徴とのこと。現在T-ZONE. PC DIY SHOPがサンプルを展示中とのことで、製品版は5日(金)に入荷する予定のようだ。予価は79,800円で、電源は非搭載とのこと。

本体サイズは高さ650×幅240×奥行き770mmで、ドライブベイ数は7インチ×2、5インチ×6、3.5インチシャドウ×3で、7インチベイにはオプションの小型液晶モニタ「A2413-03」を取り付けることが可能なようだ。ケースファンは前面、背面、上面にそれぞれ120mmサイズ(回転数1,300rpm、ノイズレベル17dB)を2基備えているとのこと。

SwordMは、ポンプやラジエータ、チューブなどがあらかじめ組み込まれている水冷キット一体型のタワーケース。左側面パネルに装着されているラジエータは、サイズが高さ295×幅216×奥行き32mmという大型のもので、内側に大型の120mmファン(回転数1,300rpm)を2基備えているという。またケースの天板を跳ね上げて開けることができ、天板と左側面のパネルの根元に油圧式の開閉装置が取り付けられているとのこと。そのほか天板には、持ち運びに使えるハンドルが装備されているようだ。 付属品は、銅製水冷ヘッド(LGA775、Socket 478/AM2対応)、冷却液(500ml、2個)、キャスターが4個。サンプル品には電源とブルーのネオン管が搭載されているが、これは製品版に付属しないという。

記事: AKIBA PC Hotline:跳ね上げ式天板採用の水冷キット一体ケース発売


公式サイトの製品写真を見たところ、かなり大きい筐体となっております。キャスターが付属しているのは、もはや通常サイズの机に置いて使用するには大きすぎる本体を床置きにし、さらに移動する場合に運びやすくするためにあるのだなと納得させられます。また予価が8万円弱と、ケースとしてはかなり高い方です。8万円もあればある程度のスペックを持ったパソコンが作れますが、このケースを使って自作PCを組むような人はかなりのケースマニアと見れるでしょう。

なお、別売りのオプションである小型液晶モニタ「A2413-03」は、公式サイトを見る限りではタッチスクリーンとなっているようです。RGB接続で、最大解像度は1280x760。7インチモニタの表示能力としてはなかなか高いです。


関連情報
SwordM 製品情報 - Thermaltake Technology ホームページ
A2413-03 製品情報 - Thermaltake Technology ホームページ(英語)

2007年10月3日水曜日

Zune新モデル、フラッシュメモリ搭載版が登場

ITmediaの記事によると、米Microsoftは10月2日、音楽プレーヤー「Zune」の新モデルを発表したとのこと。11月発売予定とのことで、発売日は未定。また11月半ばには旧モデルにもソフトウェアアップデートで新機能が提供されるという。

新モデルは従来のHDD搭載モデルのほか、フラッシュメモリ搭載モデルを加えたようだ。新しい操作インタフェースとして、タッチパッド「Zune Pad」を採用し、また新たなワイヤレス同期機能を搭載。ACアダプタやドック、スピーカードックに接続している間、自動的に家庭内のWi-Fiネットワークに接続し、PCと楽曲、ポッドキャスト、ビデオを同期するという。Windows Media Centerを使ってWindows Vistaで録画したテレビ番組も同期できるようだ。

Wi-Fiを使ってほかのZuneユーザーと音楽を共有する機能に関して、これまでは「3日以内、3回まで」という制限があったとのこと。これが、今回から「3回まで」に緩和されたようだ。ほかのZuneユーザーに楽曲を転送することも可能になり、全モデルがロスレス再生に対応したとのこと。

新しいHDD搭載モデルは容量80Gバイトで、3.2インチディスプレイを搭載。サイズは旧モデルより小さくなり、重さは128グラムとなっているようだ。価格は249.99ドルで、最初のカラーバリエーションはブラックのみのようだ。またフラッシュメモリ搭載モデルは、8Gバイト版と4Gバイト版が用意されているようだ。こちらは1.8インチディスプレイ搭載で、サイズはHDD版の2/3程度と小さく、重さは48グラムとのこと。価格は8Gバイト版が199.99ドル、4Gバイト版が149.99ドルで、カラーバリエーションはピンク、グリーン、ブラック、グロッシーレッドとのこと。

Zuneソフトおよびオンライン音楽ストアZune Marketplaceも刷新され、提供楽曲は300万曲以上、DRMなしの楽曲を100万曲以上提供するとのこと。また、Microsoftは新モデル立ち上げに合わせ、新しいオンラインコミュニティー「Zune Social」のβ版を立ち上げたようだ。ユーザーは「Zune Card」という個人ページを作成でき、このページにはユーザーがZuneまたはPCのZuneソフトで聴いている曲が自動的に表示されるという。ほかのメンバーのZune Cardの楽曲を試聴したり、SNSのように友人のページにコメントを付けることなどができるようだ。今後は、Zune CardをほかのSNSにも置けるようにするという。

記事: ITmedia +D LifeStyle:MSがZune新モデル発表、フラッシュメモリ版も


一ヶ月ほど前に、AppleのポータブルメディアプレイヤーであるiPodシリーズのラインナップが一新されました。今度はそのライバル企業であるMicrosoftから、ポータブルメディアプレイヤーの新モデルが発売とのことです。オンラインコミュニティー「Zune Social」がβ版ながら立ち上げられ、なかなか熱が入っているのではないでしょうか。

ほかのMicrosoft製品と同じく、例によってWindows OS との連携機能などが強そうですが、8GB版のZuneと8GB版のiPod nanoを比較すると価格的には同等(23000円前後)となっていることがわかります。近々ニュースサイトなどで使用感比較なるものが出そうな気がするので、購入される方はそのような情報も参考にしてほしいです。


関連情報
Zune、50ドルの値下げ - ITmedia News
プレスリリース - Microsoft ホームページ
Zune公式ブログ - Zune Insider

Lobieを使って、耳をふさがないイヤホンに

ITmediaの記事によると、新興企業米Acousticlobeは10月2日、イヤホンを耳の中に挿入せず、かつ落下しないようにするためのアクセサリー「Lobie」を開発したと発表したとのこと。iPodなどの付属のイヤホンは、通常耳に入れて使用するため、周囲の音は聞こえにくくなる。Lobieは中央の穴にイヤホンを差込み、耳にかける形で使用するので、イヤホンと耳が完全に密着せず、周囲の音も聞こえるとのこと。ジョギングなどスポーツをする際にも、耳から落ちにくいという。出荷開始は11月1日の予定で、MyLobie.comのみで販売するという。全8色が現在予約受付中で、価格は12ドルとのこと。

記事: ITmedia News:耳をふさがないイヤフォンアクセサリー「Lobie」


「Lobie」を購入する際に、気をつけなければならないのはイヤホンは別売りである点です。記事を見たとき、12ドルで落ちにくいイヤホンが手に入るなら欲しいと思ったのですが、よく見たら落ちにくくするためのイヤホンアクセサリーだったわけです。ただ、好きなイヤホンを継続して使うことができるのは良いことですね。


関連情報
Lobie ホームページ(英語)
Lobie 直販ページ(英語)
プレスリリース(英語)

IT・マルチメディア関連サイト - 10月の更新について

さて、今まで当サイトは一日三回の更新率を維持してきましたが、10月の更新頻度は減少してしまうかもしれません。というのは、管理人の緋池のスケジュールが多忙に多忙が重なっている状態で、更新にかけられる時間がだいぶ削られてしまうからです。

記事の作成にもあまり時間がかけられそうにないので、内容もかなり薄くなると思います。現時点でもだいぶぺらぺらな記事内容ですが、場合によっては注目の記事集程度で終わってしまうかもしれません。それでも毎日必ず更新はしていくつもりなので、よろしくお願いします。

管理人:緋池悠三

2007年10月2日火曜日

CEATEC JAPAN 2007、幕張メッセにてスタート

ITmediaの記事によると、10月2日に国内最大級の情報通信・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN」が、千葉県幕張メッセにて開幕したとのこと。“ミリ単位の競演”となる次世代薄型テレビをはじめとした最先端技術・製品の展示が行われているようだ。

記事: ITmedia +D LifeStyle:CEATEC JAPAN、開幕


各ニュースサイトでは、開幕した今日一日だけでも興味深い記事がたくさん出ているようです。残念ながら、全部読む時間がないので興味深いものだけを取り上げてみたいと思います。

東芝のブースでは、「Cell」応用エンジンを組み込んだQosmioが展示(ITmedia)されている模様です。また、福井県で木工製品や漆器製品を生産する「山口工芸」が企画する「Hacoa」ブランドの自作キーボード製品(ITmedia)など、ユニークなのは電化製品ばかりではありません。ITmedia +D LifeStyleでは、このほかCEATEC JAPAN 2007 特集というものを組んでいるようです。


関連情報
CEATEC JAPAN 2007 ホームページ
Hacoa ホームページ

iPhoneのロック解除版、アップデート後は使用不可能に

ITmediaの記事によると、米Appleが9月27日に公開したソフトウェアアップデート「iPhone 1.1.1」により、「不正にロック解除」したiPhoneが使用不可になっていることが分かったとのこと。また、これに対し、ソフトを再度「ダウングレード」する手法も公開されているという。

アップデートに先立ちAppleは、AT&T以外の通信サービスも利用できるようロック解除したiPhoneでアップデートをインストールすると、そのiPhoneが使用不可になる場合があると警告していた。セキュリティ企業F-Secureによると、ロック解除したiPhoneでアップデートを行うと、アクティベーション画面は表示されるが、再アクティベーションは不可能だという。

F-Secureでは、Appleが「ロック解除」に対する防御の姿勢を強めることで、注目度などの点から、iPhoneが逆にハッカーにとっての格好のターゲットになり得ると指摘。iPhoneシステムに関する技術情報が広まるに連れ、iPhone向けマルウェアも登場するとみている。

記事: ITmedia News:iPhone、アップデートでロック解除版が「予告通り」使用不可に


著名ハッカー「DVDヨン」ことヨン・ヨハンセン氏は自身のブログで、iPhone 1.1.1はiPhoneを「再ロック」するものではなく、そもそも使えなくするものだとしてAppleを批判。また、ロック解除プログラムを提供しているiPhone Dev Teamから、iPhoneソフトを「1.0.2」にダウングレードする方法が発表されていると紹介しているとのことです。


関連情報
F-Secure 公式ブログ
ヨン・ヨハンセン氏のブログ
「不正変更」を加えたiPhoneは保証対象外――Appleが声明 - ITmedia News
米Apple、iPhoneの脆弱性修正アップデート公開 - ITmedia News
DVDヨン、「AppleのFUD」を批判 - ITmedia News

ニセiPod touchが登場、Onda製ポータブルメディアプレイヤー

AKIBA PC Hotlineの記事によると、iPod touchにそっくりなOnda製ポータブルメディアプレイヤー「VX878」「VX858」のサンプル品が登場したようだ。VX878は2.4インチパネルを、VX858は2.8インチパネルを搭載した製品で、ブラックカラーの本体にシルバーカラーのフレームを備えるVX878とVX858のルックスは、まさにiPod touchに瓜二つだという。

対応メディア形式はMP3、WMA、MPEG-4(AVI)、JPEG。メディアプレイヤーのほか、FMラジオや音声録音(マイクを内蔵)などの機能を備えているという。PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0。また、VX878はmicroSDカードを、VX858はminiSDカードを差し込むことで増設メモリとして使うことができるとのこと。iPod touchと同じく本体表面にはタッチスクリーン式のカラー液晶パネル(320×240ドット)を備えており、画面に表示されるアイコンを押したりしてプレイヤーの操作を行えるようだ。もっとも、本体背面はiPod Touchが鏡面仕上げの金属なのに対して、こちらはつや消し黒のプラスチックとなっているとのこと。

画面に触れての操作は付属のスタイラスを使って行なうのが前提となっており、記事によると指で操作するのはやや難しく感じられたとのこと。操作を行なってからのレスポンスは、iPod touchに比べるとかなりゆっくりとした印象があるという。なお、今回サンプルを入荷したのはPCパーツショップでおなじみの「スリートップ」だという。同ショップは、10月中にそれぞれの4GBモデルを入荷する予定のようだ。予価は各2万円以下とのこと。

記事: AKIBA PC Hotline:iPod Touchソックリのメディアプレイヤー近日入荷


さしずめ、"偽iPod touch"といったところでしょうか。そういえば、以前某週刊誌で見たiPod nanoの偽モノというのは今も健在でしょうか。何でもこちらは、iPodとそっくりな本体SONYロゴマークが付いていて、価格は数千円と通常のiPod nanoと比べると激安仕様となっていました。


関連情報
「VX878」製品情報 - Onda Technology ホームページ
「VX858」製品情報 - Onda Technology ホームページ
中華偽造列伝・ソニー製iPodの巻 - Engadget Japanese
ニセ iPod - Google 検索

2007年10月1日月曜日

SAPPHIREからRadeon HD 2900 PRO搭載GPU、価格は2900XTの7割弱

AKIBA PC Hotlineの記事によると、AMD(旧ATI)製の上位GPU「Radeon HD 2900 PRO」を搭載したビデオカード2種類が、SAPPHIREから発売されたとのこと。なお、現在「Radeon HD 2900 PRO」は、AMD製の最上位「Radeon HD 2900 XT」の次に位置する上位GPUのようだ。実売価格は1GBのGDDR4メモリ搭載版が46,980円で、512MBのGDDR3メモリ搭載版が38,980円とのこと。これらの価格は、「Radeon HD 2900 XT」搭載品の約7割弱、という価格水準とのこと。

Radeon HD 2900 PROは「Radeon HD 2900 XTの低クロック版」と言える仕様を持っているようだ。AMDからの公式発表はないが、SAPPHIREではコア600MHz/メモリ1,600MHzという動作クロックとシェーダ数などの仕様を公開しており、Radeon HD 2900 XT(コア740MHz/メモリ1,650MHz)とは動作クロックのみが異なることが示されているとのこと。512bitのメモリバス幅や320個のシェーダ数、80nmの製造プロセスなどは変わりないとわかる。

発売されたビデオカードもRadeon HD 2900 XT搭載品とほぼ同じく、隣接スロットを占有、6ピン+8ピンの電源コネクタを利用し、550W以上の電源ユニットを必要とするようだ。入出力コネクタはDVI×2 + ビデオ入出力で、HDMI出力アダプタが付属しているとのこと。上位となるRadeon HD 2900 XT搭載品の実売価格は、DDR4 1GBモデルで6万円台後半~7万円、DDR3 512MBで5万円台中盤あたり。今回のモデルはその約7割で買える計算で、コストパフォーマンスの点では注目できる存在と言えるだろう。

記事: AKIBA PC Hotline:Radeon HD 2900 PRO搭載ビデオカードが発売、1GBモデルで4万円台


グラフィックスメモリ容量が1GBというのは、実のところどの程度凄いのでしょうか。私の使っているグラフィックボードは玄人志向製の「GF7900GT-E256HW」で、GPUに「GeForce 7900GT」、DDR3メモリ 256MBを搭載しています。Windows Aeroのパフォーマンスは、Vista標準のベンチマーク機能で最高得点の5.9を記録、ゲーム用グラフィックスは5.8で、これだけでも高性能なGPUというレベルだと思っています。

Windows Vistaの規定では、モニタの大きさや解像度が大きくなればなるほど、Aero動作に必要なメモリ容量が大きくなっています。やはり、私が15インチのモニタを使っているからGF7900GT-E256HWで間に合っているということになるのでしょうか。

ソニー、世界初の有機ELパネルTVを発売

@ITの記事によると、ソニーは10月1日、表示パネルに有機ELを用いた11型テレビ「XEL-1」を12月1日に発売する発表をしたとのこと。価格は税込み20万円で、月産2000台の予定のようだ。有機LEはデジカメやケータイの小型パネルに使われることはあっただが、テレビで採用した製品はこれが世界初となるようだ。ソニーの関係者によれば、本製品では「これまでのディスプレイにない、まったく新しい映像表現」を実現したという。

パネルに蒸着した有機素材に電流を流すことで、有機分子が自体がホタルのように光るとのこと。自発光方式の有機ELには、液晶ディスプレイのようなバックライトやプラズマディスプレイのような放電管が不要だという。このため大幅な薄型化が可能で、XEL-1では表示パネルは最薄部が約3mmという。エネルギー効率も良く、一般的な映像を表示した場合、液晶パネルに比べて40%程度の消費比電力削減効果があるとのこと。ただし、パネルの寿命は、一般的な液晶パネルの半分程度で、1日8時間の使用で10年程度(約3万時間)だという。

記事: @IT:ソニー、世界初の有機ELテレビ12月発売へ


有機LEは、消費電力が低い上に液晶と違ってバックライトが不要なので、通常の液晶ディスプレイ搭載デバイスを軽量化できますね。


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GA-X38-DQ6の持つパフォーマンス、DDR2とIntel X38 Expressの組み合わせ

ITmediaの記事によると、GIGABYTEのIntel X38 Express チップセット搭載マザーボード「GA-X38-DQ6」の性能評価版を入手、パフォーマンスチェックを交えて紹介するとのこと。前回は写真で見る機能の紹介だったが、今回はDDR2メモリとIntel X38 Expressチップセットの組み合わせについての記事だ。

Intel 3シリーズの最上位モデルとなるIntel X38 Expressチップセットは、当初DDR3メモリのみに対応するといわれていたが、COMPUTEX TAIPEI 2007でDDR2に対応するサンプルが多数展示され、DDR2とDDR3に対応する路線へ変更されたようだ。これは、DDR2と組み合わせても深刻なデメリットがないのなら、予算に合わせてメモリを選ぶことができるのでユーザーには好都合といえるだろう。しかし、DDR3対応を前提として設計されていたとすれば"DDR2で無理が生じてしまう可能性"も否定はできない。

GA-X38-DQ6は多彩なオンボード機能を搭載し、オーバークロック機能も充実させたハイエンドモデルに位置づけできる。CPUソケットやチップセットの裏側にも銅製ヒートシンクを配し、強力な冷却性能を備えている。これはオーバークロックへの耐性はもちろん、高負荷での長期運用における安定動作の向上に期待できそうだ。

実装されているオンボード機能は、ギガビットLANが2系統、IEEE 1394a、7.1+2チャネル対応のALC889Aオーディオコントローラなどがあるようだ。Serial ATAはICH9RとGIGABYTE SATA2コントローラの併用により基板上に8ポートが用意されているとのこと。拡張スロットにPCI Express x16スロットが2本用意され、AMD(旧ATI)のマルチGPU技術「CrossFire」をサポートするとのこと。従来のIntel製チップセットでCrossFire構成を使用する場合は、PCI Expressのレーンはx16+x4となっていたが、Intel X38 Expressではx16+x16で利用できるとのことだ。そのほか、PCI Express x1が3本、PCIスロットが2本用意されるなど、高い拡張性を持っているといえる。

記事には、「DDR3とDDR2とでIntel X38 Expressマザーのパフォーマンスにどの程度の違いがでるのか」について実験を行った結果が書いてある。これを見た限り、現時点でDDR2メモリが使えるIntel X38 Express搭載マザーボードのパフォーマンスは、DDR3メモリ対応モデルと遜色ないといえる。Intel X38 Expressに導入されたオーバークロック機能を利用してシステムをフルチューニングしたい場合、高クロック動作に耐えることができるDDR3メモリの使用が適しているかもしれない。しかし、コストパフォーマンスを意識したうえでIntel X38 Expressを導入する場合、GA-X38-DQ6のような、DDR2対応のマザーボードを選択するのが、現時点における適切な選択ともいえるのではないだろうか。

記事: ITmedia +D PC USER:DDR2でIntel X38 Expressを使う──GIGABYTE「GA-X38-DQ6」


今のところ、高価なDDR3メモリよりもDDR2メモリを使用するほうが懸命なな選択といえそうです。しかし、Intel 3 シリーズのハイエンドチップセットにあたるX38とDDR3の"ハイエンド仕様"というのには憧れますね。DDR3のオーバークロック耐性というのが、どの程度のレベルなのかも気になります。


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GA-X38-DQ6 価格情報 - ASCII.jp