2007年10月5日金曜日

MojoPac Freedomを使用してみた

前回の記事で、仮想デスクトップ環境ソフト「MojoPac Freedom」のインストールを行った。インストールを行ったパソコンの環境は、Core 2 Duo E6600、1GBメモリ、250GB HDD ×2、Windows XP Media Center Edition 2005(MCE 2005)だ。

「MojoPac」はその仕様上、使うためには32bit版Windows XPという環境が必須とのこと。ニュース記事を見た限りでは、32bit版であればHome EditionだろうとProfessionalだろうと大丈夫そうだった。しかし実際は、MCE2005では使用することができなかったのだった。

 

インストール後に一通りの設定があり、それを終わらせると左のような表示が出る。ここで「はい」を選択すると、Internet Explorer(IE)のお気に入りやMozilla Firefoxのブックマーク、マイドキュメントなどの個人設定を簡単にMojoPacに取り込むことができる。今回は特に取り込ませたい設定がなかったので、「いいえ」を選択。USBメモリからMojoPacを起動した。

MojoPacを起動すると、右の画面のようになる。上に挙げた個人設定以外にも、Windowsにはいろいろな設定がある。どうやらこれらは、ここで自動的に取り込まれるようだ。

 

左の画面になり、画面上部にメニューバーと呼べるいくつかの項目が表示された。中央のボタンを押すことで、仮想デスクトップと通常のデスクトップを切り替えて使用することができる。しかし、いくら経っても仮想デスクトップが立ち上がることはなかった。あまりにも遅いので、一度USBメモリを取り外した後、再度接続し直すことに。

ところが、ここで問題が発生したのだった。MojoPacを終了することができないのだ。仮想デスクトップが起動していないということは、つまりはMojoPacがきちんと起動していないということ。つまり、きちんと起動できないので、終了させることもできないのだ。仕方がないので、Windowsの設定を使用して、USBメモリであるドライブNを外すよう試みた。

ここで、いつものように画面右下のタスクトレイにある「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックした。しかし、通常起動・通常終了すらできないソフトが入ったUSBメモリはそう簡単に取り外せるはずもなく、やむを得ずそのまま抜いてしまうことにした。すると、右のようなエラー表示が出たのだった。

 

中途半端に起動した仮想デスクトップソフトの裏では、まるでブラクラのように、エクスプローラが多重起動していた。左の画面のように、三つ表示されたウィンドウには空っぽのマイドキュメントが空しくさらされていた。これはつまり、私にはMojoPacが使用できないということだろうか。

このようなトラブルが起きたときの基本として、「もう一度試してみる」という手段がある。しかし、二度目の挑戦も一回目と同じく、空しいブラクラもどきに終わってしまった。変わった点といえば、二度目に起動する際に右のような表示が出たこと。MojoPacが中途半端に起動したUSBメモリをそのまま引き抜いた代償として、わずか数秒のディスクチェックをすることになったのだった。

サブPCはWindows XP Professionalなので、こちらでも使えるかどうか試してみようと思う。これで使用できなかったら、MojoPacのサポートチームに英語のメールを送ることになるだろう。


関連情報
MojoPac Freedomのインストール方法
Windows XP Media Center Edition 2005 をインストール

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