2007年10月19日金曜日

あの「ネットランナー」とは違う、"悪用厳禁"の「ネトラン」

 ITmediaの記事によると、「株式会社にゅーあきば」なる出版社が11月8日、「ネトラン」という新雑誌を創刊することが判明したとのこと。第1号には「帰ってきた悪用『厳禁』」の文字。諸事情によりおとなしくなっていたネトランが、「自主規制なし」の悪ノリ全開で帰ってきたという。

「ネットランナー」は、Web2.0時代の使命が終わった」として11月号を最後に休刊したWeb情報誌。1999年9月にソフトバンクパブリッシング(現ソフトバンククリエイティブ)から創刊し、以来「WinMX」「Winny」といったP2Pソフトの活用法を「悪用厳禁」と紹介したり、「中華キャノン」のプラモデルなど無駄に豪華な付録をつけ話題となったようだ。2002年のピーク時には20万部を発行、直近でも8万部を発行していたとのこと。

 ここ数年は、「諸般の事情」で紙面から「悪用厳禁」や「ぶっこ抜き」といった文字が消え、以前よりもおとなしい内容になっていたという。「会社が目指す出版の方向性と、ネトランとしてやりたいこととのギャップが大きくなった」と武本佳久編集長は打ち明けているようだ。「メディアとしてやりたいことをやれないのは不幸」と、武本編集長はソフトバンククリエイティブを離れ、独自でネトランを発行することを決意。4月に新設したにゅーあきばに代表取締役として就任し、ネットランナーの編集部員も大半が移籍。「ネトラン」という誌名の月刊誌を新創刊するという。

 ネトランは「ソフトバンククリエイティブで発行されていた『ネットランナー』とは一切関係ないことになっているので注意!」とのこと。「ネトラン」という名前を使っても大丈夫なのかという問いには、「多分大丈夫。ダメなら『ネットラソナー』という第2候補もあるし」 というコメントもあるようだ。

記事: ITmedia News:帰ってきた「悪用厳禁」――「ネトラン」復活

関連情報
ネトラン公式サイト
「ネットランナー」休刊へ - ITmedia News

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