2007年10月11日木曜日

「IFX-14」発売、巨大なクーラーでCPUを裏からも冷やす

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、マザーボードの裏面からもCPUが冷却できるThermalright製LGA775/Socket AM2対応クーラー「IFX-14」が、サイズから発売されたとのこと。実売価格は9,800円だという。IFX-14はCPUクーラー本体と、補助クーラーの二つで構成される製品のようだ。CPUクーラーは、2個の大型フィンを太さ8mmのヒートパイプ8本で冷却ヘッドに接続。高さ161mm、重量790gと、ヘビー級の製品だ。ファンは付属しておらず、ユーザーが任意で120mmまたは140mmサイズのファンを取り付けるとのこと。

 ユニークなのは補助クーラーの存在のようだ。マザーボード裏面のCPUソケットの位置に取り付けて補助的にCPUの冷却を行なうもので、冷却ヘッドとフィンがL字型に曲がった長いヒートパイプで接続されているという。取り付けると、マザーボードの端からフィンだけが外に顔を覗かせるような格好になるとのこと。ただし、こうした大掛かりな構造のため、使用できるPCケースは限られそうだという。一般的なタワー型ケースの場合は、ケース内部の電源ユニットの手前あたりに補助クーラーのフィンが張り出す形になるとのこと。サイズの製品情報ページのほか、T-ZONE. PC DIY SHOPが行なったデモの記事でもその様子が確認できる。

 CPUクーラーはサイズが146.2×124×161mm、重量790g。補助クーラー(フィン部分のみ)はサイズが134.5×163.5×112.6mm、重量130g。主な付属品は、ファンの振動を抑えるラバー、グリス、固定用各種パーツ(バックプレート、クリップ、ネジなど)。なお、オプションとしてSocket 939に対応できるパーツ「939 Bolt-Thru-Kit」が用意されているようだ。

記事: AKIBA PC Hotline:CPUソケット裏面からも冷やすCPUクーラーが発売

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