2007年10月1日月曜日

SAPPHIREからRadeon HD 2900 PRO搭載GPU、価格は2900XTの7割弱

AKIBA PC Hotlineの記事によると、AMD(旧ATI)製の上位GPU「Radeon HD 2900 PRO」を搭載したビデオカード2種類が、SAPPHIREから発売されたとのこと。なお、現在「Radeon HD 2900 PRO」は、AMD製の最上位「Radeon HD 2900 XT」の次に位置する上位GPUのようだ。実売価格は1GBのGDDR4メモリ搭載版が46,980円で、512MBのGDDR3メモリ搭載版が38,980円とのこと。これらの価格は、「Radeon HD 2900 XT」搭載品の約7割弱、という価格水準とのこと。

Radeon HD 2900 PROは「Radeon HD 2900 XTの低クロック版」と言える仕様を持っているようだ。AMDからの公式発表はないが、SAPPHIREではコア600MHz/メモリ1,600MHzという動作クロックとシェーダ数などの仕様を公開しており、Radeon HD 2900 XT(コア740MHz/メモリ1,650MHz)とは動作クロックのみが異なることが示されているとのこと。512bitのメモリバス幅や320個のシェーダ数、80nmの製造プロセスなどは変わりないとわかる。

発売されたビデオカードもRadeon HD 2900 XT搭載品とほぼ同じく、隣接スロットを占有、6ピン+8ピンの電源コネクタを利用し、550W以上の電源ユニットを必要とするようだ。入出力コネクタはDVI×2 + ビデオ入出力で、HDMI出力アダプタが付属しているとのこと。上位となるRadeon HD 2900 XT搭載品の実売価格は、DDR4 1GBモデルで6万円台後半~7万円、DDR3 512MBで5万円台中盤あたり。今回のモデルはその約7割で買える計算で、コストパフォーマンスの点では注目できる存在と言えるだろう。

記事: AKIBA PC Hotline:Radeon HD 2900 PRO搭載ビデオカードが発売、1GBモデルで4万円台


グラフィックスメモリ容量が1GBというのは、実のところどの程度凄いのでしょうか。私の使っているグラフィックボードは玄人志向製の「GF7900GT-E256HW」で、GPUに「GeForce 7900GT」、DDR3メモリ 256MBを搭載しています。Windows Aeroのパフォーマンスは、Vista標準のベンチマーク機能で最高得点の5.9を記録、ゲーム用グラフィックスは5.8で、これだけでも高性能なGPUというレベルだと思っています。

Windows Vistaの規定では、モニタの大きさや解像度が大きくなればなるほど、Aero動作に必要なメモリ容量が大きくなっています。やはり、私が15インチのモニタを使っているからGF7900GT-E256HWで間に合っているということになるのでしょうか。

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