2007年10月3日水曜日

Zune新モデル、フラッシュメモリ搭載版が登場

ITmediaの記事によると、米Microsoftは10月2日、音楽プレーヤー「Zune」の新モデルを発表したとのこと。11月発売予定とのことで、発売日は未定。また11月半ばには旧モデルにもソフトウェアアップデートで新機能が提供されるという。

新モデルは従来のHDD搭載モデルのほか、フラッシュメモリ搭載モデルを加えたようだ。新しい操作インタフェースとして、タッチパッド「Zune Pad」を採用し、また新たなワイヤレス同期機能を搭載。ACアダプタやドック、スピーカードックに接続している間、自動的に家庭内のWi-Fiネットワークに接続し、PCと楽曲、ポッドキャスト、ビデオを同期するという。Windows Media Centerを使ってWindows Vistaで録画したテレビ番組も同期できるようだ。

Wi-Fiを使ってほかのZuneユーザーと音楽を共有する機能に関して、これまでは「3日以内、3回まで」という制限があったとのこと。これが、今回から「3回まで」に緩和されたようだ。ほかのZuneユーザーに楽曲を転送することも可能になり、全モデルがロスレス再生に対応したとのこと。

新しいHDD搭載モデルは容量80Gバイトで、3.2インチディスプレイを搭載。サイズは旧モデルより小さくなり、重さは128グラムとなっているようだ。価格は249.99ドルで、最初のカラーバリエーションはブラックのみのようだ。またフラッシュメモリ搭載モデルは、8Gバイト版と4Gバイト版が用意されているようだ。こちらは1.8インチディスプレイ搭載で、サイズはHDD版の2/3程度と小さく、重さは48グラムとのこと。価格は8Gバイト版が199.99ドル、4Gバイト版が149.99ドルで、カラーバリエーションはピンク、グリーン、ブラック、グロッシーレッドとのこと。

Zuneソフトおよびオンライン音楽ストアZune Marketplaceも刷新され、提供楽曲は300万曲以上、DRMなしの楽曲を100万曲以上提供するとのこと。また、Microsoftは新モデル立ち上げに合わせ、新しいオンラインコミュニティー「Zune Social」のβ版を立ち上げたようだ。ユーザーは「Zune Card」という個人ページを作成でき、このページにはユーザーがZuneまたはPCのZuneソフトで聴いている曲が自動的に表示されるという。ほかのメンバーのZune Cardの楽曲を試聴したり、SNSのように友人のページにコメントを付けることなどができるようだ。今後は、Zune CardをほかのSNSにも置けるようにするという。

記事: ITmedia +D LifeStyle:MSがZune新モデル発表、フラッシュメモリ版も


一ヶ月ほど前に、AppleのポータブルメディアプレイヤーであるiPodシリーズのラインナップが一新されました。今度はそのライバル企業であるMicrosoftから、ポータブルメディアプレイヤーの新モデルが発売とのことです。オンラインコミュニティー「Zune Social」がβ版ながら立ち上げられ、なかなか熱が入っているのではないでしょうか。

ほかのMicrosoft製品と同じく、例によってWindows OS との連携機能などが強そうですが、8GB版のZuneと8GB版のiPod nanoを比較すると価格的には同等(23000円前後)となっていることがわかります。近々ニュースサイトなどで使用感比較なるものが出そうな気がするので、購入される方はそのような情報も参考にしてほしいです。


関連情報
Zune、50ドルの値下げ - ITmedia News
プレスリリース - Microsoft ホームページ
Zune公式ブログ - Zune Insider

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