2007年10月10日水曜日

Intel X38 チップセットを搭載したマザーボード、続々発売開始

 AKIBA PC Hotlineの記事によると、帯域幅5GT/sのPCI Express 2.0やDDR3 1333メモリなどをサポートしたIntel 3シリーズチップセットの最上位モデル「Intel X38 Express」を搭載したLGA775マザーボードが初登場、GIGABYTE製「GA-X38-DQ6」とASUS「P5E」が発売されたとのこと。実売価格は「GA-X38-DQ6」が約37,000円、「P5E」が約35,000円だという。

 Intel X38 ExpressはほかのIntel 3 シリーズと異なり、PCI Expressインターフェイスの新しい規格であるPCI Express 2.0をサポートしているとのこと。PCI Express 2.0では、帯域幅を従来のPCI Express 1.1の倍となる5GT/sに拡張。PCI Express x16スロット1基あたりの帯域幅は16GB/sで、Intel X38 Expressでは2基装備しているという。

 また、DDR3 1333メモリを正式にサポートしているのも特徴の一つだという。従来のIntel P35 Expressなどを搭載したマザーボードでもDDR3 1333をサポートしている製品はあるが、これらはオーバークロックによりマザーボードメーカーが独自に実現したものだったようだ。このほか、Intel X38 Express向けにIntel純正のオーバークロックツールが用意されるという点も注目と言えるだろう。対応CPUはCore 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duoなど。FSB 1,333/1,066/800MHzをサポートするのはIntel P35 Expressなどと同様のようだ。

 Intel X38 Express/ICH9Rチップセットを搭載したGA-X38-DQ6とP5Eは、独自にFSB 1,600MHzをサポートしているのが特徴といえる。チップセットなどの冷却には銅製のフィンとヒートパイプを使用、さらに基板裏面にも銅製ヒートシンクを装着し、高い冷却性能を発揮できるとしているようだ。ただし、メモリスロットはDDR3タイプではなくDDR2タイプを搭載している。

記事: AKIBA PC Hotline:PCIe 2.0対応のX38チップセット搭載マザー発売

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