東芝が、2.5インチの大きさで320GBの容量を持つHDD「MK3252GSX」の商品化を発表したとのこと。2.5インチHDDとして業界最大容量となるこのモデルは、ハイエンドノートPCへの搭載を目処に11月頃から量産を開始するという。
磁気ヘッドとディスク磁気層の改善で記録密度を向上、容量拡張に成功したとのこと。2ディスク構成で、平均シーク時間は12ミリ秒。バッファは8Mバイトで、接続方式はSATAだという。
記事: ITmedia News:東芝、業界最大320Gバイトの2.5インチHDD
HDDに比べ消費電力が低く、また耐久性に優れることから注目を浴びているSSD。数年後にはHDDに取って代わる大容量記憶装置になるとの話もあります。しかし、いつぞやの記事でも似たようなことを書きましたが、HDDは高精度化・大容量化することによって、HDDもまだまだ後世に名を残すと思っています。
「MK3252GSX」は、転送方式やシークタイム、バッファなどの数字だけを見れば、一般的な3.5インチHDDの性能に追いついていることがわかります。3.5インチHDDが単体で1TBに達しましたが、2.5インチHDDの進化もすさまじいです。
また、最近のハイエンドノートPCは 2.5インチのHDDを2台~3台搭載できるモデルも増えてきましたので、320GBのHDDを複数台搭載するようなバケモノノートPCが登場する日もそう遠くはないかもしれません。
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