2007年8月31日金曜日

IBMのブレードサーバ、Cellプロセッサを搭載

ITproの記事によると、米IBMは米国時間8月28日、「Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)」プロセッサ・ベースの新型ブレード・サーバー「IBM BladeCenter QS21」を発表、10月26日より利用可能とするようだ。 Cell/B.E.は,IBM,東芝,ソニー,ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が共同開発したプロセッサで、IBMの64ビットPowerプロセッサ・コアをベースとするCPUで、SCEの次世代ゲーム機、PS3にも搭載されている。

QS21は動作周波数3.2GHzのCell/B.E.を2個搭載するとのこと。同プロセサのレベル2(L2)キャッシュ・メモリーのサイズは512Kバイトで、さらに演算コアがそれぞれ256Kバイトのローカル・メモリーを持つという。メモリーはプロセサ1個当たり1Gバイトの合計2Gバイトを搭載し、Gigabit Ethernetポートを2基備えるとのこと。

記事: ITpro:IBM,3.2GHz版Cell/B.E.の2ウエイ・ブレード・サーバー「BladeCenter QS21」を発表

Cellといえば、やっぱり「PS3に搭載されているCPU」というイメージがありますね。Wikipediaで調べたところによると、物理演算やシミュレーション、動画、音声処理などに最適化されたプロセッサで、一つの個体に9つのコアを内蔵するマルチコアCPUとのこと。

ちょっと前に考えたのが、このCellをパソコンのグラフィックプロセッサ(GPU)として利用した場合、どれほどの映像・画像描写能力が得られるだろうかということです。映像・画像処理に最適化されているといえるだろうCellならば、良い結果が期待できるのではないでしょうか。


関連情報
Cell - Wikipedia
IBMニュースリリース(英語)
ブレードサーバにSSDの波、先着100台限定70円でIBMが提供

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