マイクロソフトの発表によると、Windows XPの正規OEMライセンス提供を08年1月末で終了するとのこと。それにともない、メーカーによるXP搭載PCの生産も終了するようだ。また、PCパーツ店などで購入できるDSP版の販売については09年1月31日まで提供するとのこと。
Windows Vistaの世界シェアは3%強に過ぎないのに対し、XPは87%と依然として圧倒的に差があるとのこと。安価なPCでも軽快に動作するXPへのニーズは未だ根強いようだ。
なお、XPのセキュリティ修正プログラムを無償入手できるサポート期間は2014年4月までということで、XP搭載パソコンの販売終了後もサポートは続けられる。
記事: ITmedia News:Windows XPマシンは08年1月31日に生産終了
現在新規にPCを買う場合、OSは Windows XP か Vista というように二つの選択肢から考えることができますが、08年1月末以降は Vista しか選択できなくなってしまいます。したがって、パソコンにWindows XP を搭載したい場合は中古のパソコンを買うか、あるいはOSを別途購入して自分でインストールする必要が出てきます。
さて、半年後に Windows Vista がどの程度普及しているのでしょうか。もともと性能の高いパソコン向けに作られている Vista 、ほとんどの場合、使用するためには新規にパソコンを買う必要が出てくるでしょう。私の個人的な意見を言わせてもらうと、「新規にパソコンを買い換えてまで Windows Vistaを使用するメリットはない」といったところです。Vista は確かに優秀なOSだとは思いますが、動かすのに必要なスペックを満たすのに費用や時間がかかる方には購入・使用を推奨しません。
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