2007年8月27日月曜日

Acer、Gatewayを買収へ向かう―

台湾のPCメーカーAcerは8月27日、米PCメーカーGatewayを買収することで合意したと発表したようだ。

AcerはGatewayの株式を1株1.90ドルで買収し、買収額の合計は約7億1000万ドルになるとのこと。この買収は両社の取締役会の承認を得ており、今後は規制当局などの承認を諮るようだ。買収完了は2007年12月の見込みという。

Gatewayは米国第3位のPCメーカーで、Acerは世界第4位。合併後の企業は年間売上高150億ドル、PC出荷台数2000万台を超える見通みで、世界PC市場で第3位に付ける見込みとのこと。

記事: ITmedia News:Acer、Gatewayを買収へ


私のイメージでは、Gatewayといえば、低価格でコストパフォーマンスの高いPCブランドeMachinesを傘下に持つ米国の企業。Acerといえば、低価格でコストパフォーマンスの高い液晶モニターを製造している台湾の企業、といった感じです。

どちらかというと、Acerと比べてGatewayの製品のほうが高級なイメージがあったので、もし両企業が合併するというならばGatewayがAcerを買収するような形になると思っていました。その点、今回のGateway買収は意外でした。

どちらの企業もそこそこ好きなので、今回の合併が良い方向に進むことを祈ります。なおAcerは、買収後も引き続き「Gateway」のブランド名を使用するとのことです。


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