「中国軍と関係があるとみられるハッカーが、独政府のシステムにトロイの木馬を感染させた」とする報道があり、これに対し中国外交部は声明文を発行、否定の姿勢をとったようだ。
記事によると、独雑誌Der Spiegelは8月25日、中国軍と関係があるとみられるハッカーが独政府のシステムにトロイの木馬を感染させたと報じたとのこと。また フィンランドのセキュリティ企業F-Secureによると、犯人は不正な細工を施したDOCファイルおよびPPTファイルを電子メールに添付、政府の主要な職員に送ったとのこと。その際、盗んだデータは中国のサーバを経由して送られていたという。
中国政府の声明文には、「ハッカーは国際問題であり、中国は常にハッカーの被害を受けてきた。中国は多くの国家と犯罪に立ち向かう協力体制を確立しており、この問題についてドイツとの協力を強化したい」との内容があるとのこと。
記事: ITmedia エンタープライズ:中国政府、独政府システムへの攻撃を否定
トロイの木馬は送りつけたほうも悪いですが、受け取ったファイルを実行してしまったほうにも問題があると考えています。そもそもの対策として、まずは電子メールに添付されたファイルの取り扱いに際し注意すべきでしょう。
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中国外交部の声明文
Der Spiegelの記事
F-Secure公式ブログ
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