2007年8月28日火曜日

Windows Genuine Advantage、誤動作する

米MicrosoftのWebサイトからソフトウエア・アップデートをダウンロードしようとした数百万人ものWindowsユーザーが、悪名高い海賊版対策プログラム「Windows Genuine Advantage」(WGA)のバグのせいで正規版Windowsを海賊版と誤判定されたとのこと。

WGAの検証システムは、ユーザーの使用しているWindows XP/Vistaが正規版であることを確認・判定する機能を持ち、海賊版Windowsユーザーによるソフトウエア・アップデートの手動ダウンロードを阻止するというもの。誤った判定を受けた場合も普及ができるとのこと。

問題が起きたのは、米国時間で8月24日から25日までの間。問題発生中に Microsoftによる情報の提供はなかったようで、複数のユーザーが「Microsoftサポート・フォーラムにおける“汚名”」としたのもうなずける。

記事: ITpro:Microsoftの海賊版対策プログラムでトラブル,正規版Windowsを海賊版と誤判定


先日 Windows XP の再セットアップ作業をしたところ、Windows Update 経由で配布されていたはずのWGAが、更新ファイルのダウンロードリストから消えていました。Windows Update のサイトに行くと やはりインストールを求められてしまうのですが、タスクトレイに更新の通知を表示する設定にすることで、わざわざサイトに行かなくても更新ファイルのダウンロードができたりします。

海賊版対策機能と称するWindows Genuine Advantage。正規版を使っている者に言わせると、ただの鬱陶しい存在でしかないです。Microsoftにとって、多くのユーザーに海賊版を使用されることは死活問題なのでしょうが、そこばかりに着目しないでもらいたいです。


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