2007年7月23日月曜日

ソフトウエアから脆弱性が消える日

ソフトウエアからセキュリティ面のぜい弱性が消える--。そんな日が本当に来るとしたら、どう思うだろうか。
「安心してソフトウェアを使えるのでうれしい」と思うか、それとも,「仕事がなくなってしまう」「稼ぐ手段が減ってしまう」と思うか…
脆弱性を探す「Finder」と呼ばれる人たちは、ひょっとしたら後者なのかもしれない。

ソフトウエアから脆弱性がなくなる日は、恐らくやってこないだろう。米マイクロソフトをはじめ、ソフトウエアの開発者たちは脆弱性を残さない努力を重ねているようだが、何事にも100%ということはない、ソフトウエアを導入すれば、そこには必ず新たなぜい弱性が付いてきてしまうものだろう。

記事: ITpro:ソフトウエアからぜい弱性が消える日?


私は脆弱性を探す「Finder」ではなくただのパソコンユーザーですが、ソフトウエアからぜい弱性が消える日が来たとしたら少し残念です。

理由は、つまらないからです。

ソフトを開発する人がいて、ソフトの脆弱性を見つける人がいて、それに対応するソフトを開発する必要性が出てくる…

この繰り返しがあってこそ、ソフトウェア産業が発達するのではないでしょうか。
単純な考えかもしれませんが、私は「ソフトウエアからぜい弱性が消える日」が来てしまったら、ソフトウェア産業がいわゆる”枯れた技術”になってしまい、それ以上の発展が無く、つまらなくなると思います。


参考記事
2007年、脅威はさらに「見えない化」する(ITmeida)
脆弱性とは 【vulnerability】 - 意味・解説

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